大阪のオフィスでの仕事始めは4月1日。この日は奇しくも私の54歳の誕生日でした。
新居は決まっていましたが、引っ越し荷物が届くのは週末なので、それまではホテル暮らし。
そのホテルの予約が出遅れた。普段なら、一週間ぐらい前にネット予約すれば余裕なのですが、この時期、ホテルはどこも一杯。
一泊何万円もする高級ホテルか、逆に1500円ぐらいのカプセルホテルしかありません。4泊を同じホテルで、というのは難しいと判断し、一日ごとにホテルを変わってもいいので、とりあえずとれるホテルを一日ずつ予約しました。
それでも最後の一日だけは、どうしても予算内のホテルがとれず、一泊2万円ぐらいのホテルになりました。人事部に電話して、なんとか全額会社から出してくれるように頼んだのですが、
「支度金が出ますので、その中から自己負担してください」
とつれない返事。
「キャンセルが出る可能性もあるので、しつこく検索してみたらいかがですか」
それで、毎日会社に来ると最初にホテルのキャンセルがないか、検索しました。
この4月の第一週、ホテルがなんで混んでいるかというと、私のような転勤族のほかに、この四月に親元から離れて新生活を始める大学生の束の間の宿、そしてもっとも多いのが、会社の新入社員の研修、ということでした。大阪の場合、これに甲子園春の選抜の応援団が加わっているのでしょう。
というのは、ある朝、楽天で検索してみると、前日まだ空きのまったくなかったビジネスホテルに、突然、10室の空きが出た。おそらく、勝ち進んでいたチームが負け、予約していたホテル(選手か応援団)をキャンセルしたのでしょう。
おかげで、馬鹿高いホテルを自己負担することは免れました。
結局、4泊するために3つのホテルを渡り歩くはめになりました。
泊まってみて気づいたのは、宿泊客に外国人が多いこと。欧米系も、アジア系も多い。
ニュースを見ていて、その理由がわかりました。
今年、日本の政府の肝入りで、ハナミツアーが外国で宣伝され、外国人がサクラの咲くこの時期に大挙して日本に押し寄せていたのですね。
大阪にも花見の名所があるのかないのか知りませんが、大阪のホテルのとり辛さの一因は、ここにもあったようです。
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私は入社して配属されたのが大阪支店でした。
東京育ちで大阪は初めてでしたが、その衝撃は、良くも悪しくも初めての海外駐在以上でした。
「犬鍋の大阪漫談」を楽しみにしています。
帰京する時はご一報を。
珍味の続きを楽しみましょう!
大阪漫談の雰囲気を出すために、語尾を加えてみました。