ブラジルはでかい。大国です。
国もでかけりゃゴキブリもでかい。路上につぶれたゴキブリがいましたが,体長5センチを越えていました。
ナスもでかい。ピーマンもでかい。
スーパーに行ってびっくり仰天したのが野菜の大きさ。化け物のようです。韓国に赴任したとき,韓国のナスが長いことに驚きましたが,ブラジルのナスは日本のナスをそのままの形で5倍ぐらいに大きくしたと思えばいいでしょう。
そして果物が豊富。マンゴ,パイナップル,椰子…。名前もわからないさまざまな果物が大きな山のように積まれています。
そして山は崩れる。
商品が床にゴロゴロしていても,店員が拾う気配もない。客も気にしない。きっと,心も大らかなのでしょう。
大きい店内を,ローラースケートをはいた店員が走り回る…。
肉も大きい。部位別に牛肉の大きなかたまりがずらりと並んでいます。
味も大きい(らしい)。つまり大味なのだそうです。
確かにポルキロでさまざまな料理をとって食べましたが,どれも似たような味でした。かなり濃い塩味。でもスパイスの効いたものは少ない。ブラジル人は辛さに弱いようです。
そして大喰い。そんなに食べきれるのかと思うほどてんこ盛りにとりわける人が多い。それをすべて平らげます。
必然的に体も大きくなる。もともとラテン系(ポルトガル)ですから上背はそんなに高くない。そのかわり,横に大きい。びっくりするような巨漢(男女とも)を見かけます。特に女性のお尻が大きい。
ところで,朝,朝食をとりにホテルのレストランに行ったとき,おやっと思いました。
ビュッフェ形式で自由にとるのですが,生ジュース,牛乳,コーヒーなど飲み物の隣に果物(種付きマンゴ,スイカ,パイナップル)。そしてハム,ウインナ,チーズ。さらに各種のパン(トースト,ロールパン,パンケーキなど)…。
何か足りない…。
そうなのです。
野菜がない!
ブラジル人に聞くと,
「野菜サラダは朝の食べ物ではない」
とのこと。
サンパウロに来て以来,時差のせいと肉料理が多いせいで,ここしばらく便秘気味。朝食に野菜をたっぷり食べたかったのですが…。
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