写真:新大阪「のびる屋」の平飼い地鶏のたまご
土曜日の夜、昔よく行っていた、お寿司屋さんに行きました。
実は、10か月前の出張のときにも行こうとしたのですが、「しばらく休業します」の張り紙がありました。
今回、出張前にラインでメッセージを送ってみました。板前は、昨年、病気で倒れたそう。それがなんとクモ膜下出血だというのです。
「うちの妻も、5年前にやったんですよ! 後遺症はないですか」
「大丈夫です。店でお待ちしています」
夕方、早い時間に行ってみると、板前さん、以前と変わらず、ピンピンしてました。
クモ膜下出血で倒れたのは昨年4月。私が大阪に出張した10日ほど前でした。
「お店で倒れたんですか」
「はい、急に頭に衝撃が走って、『こりゃ脳の血管が切れたな』って直感したんで、すぐに救急車を呼びました」
「自分で呼んだんですか」
「はい」
昔からいる女性店員に、
「びっくりしたでしょう?」
というと、
「私はいなかったんです」
「一人で仕込み中でした。このまま起き上がれなくなって、気づいてもらえないといけないから、外に出て救急車を待ったんですよ。『おーい、こっちだ、こっちだ』って」
「そんなことができるなら、ずいぶん軽かったんですね。リハビリは何か月ぐらい?」
「2週間でした。5月の連休明けには、店、開けましたから」
「それは早い! うちの妻は3か月ぐらいかかりました」
「カテーテル手術ですか」
「はい。2回やりました。別の血管から」
「後遺症はないんですね。うちの場合、最初の手術で血栓ができて、少し後遺症が残りましたが」
「大丈夫でした。手術してくれた先生がうまかったのかも。いろんな意味でラッキーでした」
刺身、揚げ物、握りと、日本酒三種飲み比べなどをいただき、店が混み始めたので、席を立ちました。
二軒目は、バンニデーロ。ここは10か月前にも顔を出しました。メインのママさんはそのままですが、アルバイトが新しい女子大生でした。
「前にいた〇〇ちゃんは、結婚して、最近子どもを産みました。ほかのアルバイトさんも入れ替わっちゃって」
「景気はどう?」
「コロナ前と同じってわけにはいきませんね。うちは、宴会の二次会に来てくれるお客さんが多かったんだけど、新年会も忘年会も、やらないところが増えたみたいで」
コロナ禍の後遺症は続いているようで。
これで終わりにしようと思ったのですが、きのうに続き、新しい店を見つけたので、ふらふらと入ってしまいました。
「タコ焼き、お好み焼き」という幟がありましたが、店先に出ていたメニューにはたくさんの料理が並んでいました。卵を売りにしたみせのようです。
のびる屋〜卵かけJr.のお店〜
子ども連れの10人以上の団体がいて忙しそうでしたが、カウンター席からマスターに話しかけてみました。
「おすすめは何ですか?」
「そうですね、卵かけごはんとか。亀岡のほうで農園をやっていて、そこでとれた野菜や卵をつかっています」
お腹は一杯だったので、おでん5種盛りと地酒を頼みました。
関西のおでんですから、牛すじが入っているのは当然として、ひとつ見慣れないものが…。
「これ何ですか?」
「ああ、うちのオリジナルで、たこがんもです」
「タコ焼きみたいですね」
「まあ、似たようなものです」
あとで調べると、この店、あるサイトで「おすすめのたこ焼き店ランキング」の第一位に輝いていました。(リンク)
自慢の平飼い鶏の卵を使っているということですが、タコ焼き激戦区の新大阪で一位とはたいしたものです。
おでんの中に入っていた「たこがんも」も、ふわトロで絶品でした。
次回の出張時には、ぜひタコ焼きを食べようと思います。
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