韓国人の日本研修旅行に同行することがときどきあります。
市内での自由行動が終ったとき,引率の韓国人が
「みなさん,おみやげは買いましたか? スメキリ買いましたか?」
「スメキリ」とは,今では数少ない日帝残滓,韓国に定着した日本語です。「つめ切り」のことですが,韓国人は「ツ」が発音できないので「スメキリ」になる。「トンカツ」が「トンカス」になるのと同類です。
「ソントプカッキ」という固有語もあるものの,年配の人を中心に,いまも「スメキリ」が使われています。
ところで,なんで日本土産につめ切りなんか?
「日本のつめ切り,最高ですよ。韓国製はだめです。切れ味がぜんぜん違う。それにかさばらないし,値段も手頃だし,お土産にちょうどいいんです」
そういえば10年近く前,取引先の重役が日本に出張したとき,帰りの空港で大きな包みを二つ抱えているので何かと聞くと,
かき氷けずり器(正式名称は知りませんが)
これまた日本製が定評があり,知り合いに頼まれたということです。そのときも,「なんでこんなものを」と思ったものでした。
今や韓国製造業は世界的水準にあります。
半導体,携帯電話,大型テレビ…。
すばらしいハイテク製品を作る技術があるのに,かえってかき氷器やつめ切りなどのローテク製品がまともに作れない。
やはり私が赴任した当時のことですが,飲み屋で出てくるオープノ(栓抜き)のほとんどがひしゃげていて,使いにくくてしかたがなかった。「テコの原理」で,「支点」にあたる付け根の部分に力がかかるので,丈夫に作らなければならないのは小学生でもわかる道理なのに。どうも,たんに鉄の薄板を「栓抜きの形」に切り取って一丁上がりというのが多かったようです。
掃除機なども,いちばん負荷がかかる柄と吸入口のつなぎ目部分や,車輪の耐久性が悪くてすぐに壊れる。韓国製を3台だめにしたあと,ちょっと高いけれどもHITACHI製に買い換えました。
こういう基礎的な技術をおろそかにしたままだと,韓国の製造業も前途多難です。
市内での自由行動が終ったとき,引率の韓国人が
「みなさん,おみやげは買いましたか? スメキリ買いましたか?」
「スメキリ」とは,今では数少ない日帝残滓,韓国に定着した日本語です。「つめ切り」のことですが,韓国人は「ツ」が発音できないので「スメキリ」になる。「トンカツ」が「トンカス」になるのと同類です。
「ソントプカッキ」という固有語もあるものの,年配の人を中心に,いまも「スメキリ」が使われています。
ところで,なんで日本土産につめ切りなんか?
「日本のつめ切り,最高ですよ。韓国製はだめです。切れ味がぜんぜん違う。それにかさばらないし,値段も手頃だし,お土産にちょうどいいんです」
そういえば10年近く前,取引先の重役が日本に出張したとき,帰りの空港で大きな包みを二つ抱えているので何かと聞くと,
かき氷けずり器(正式名称は知りませんが)
これまた日本製が定評があり,知り合いに頼まれたということです。そのときも,「なんでこんなものを」と思ったものでした。
今や韓国製造業は世界的水準にあります。
半導体,携帯電話,大型テレビ…。
すばらしいハイテク製品を作る技術があるのに,かえってかき氷器やつめ切りなどのローテク製品がまともに作れない。
やはり私が赴任した当時のことですが,飲み屋で出てくるオープノ(栓抜き)のほとんどがひしゃげていて,使いにくくてしかたがなかった。「テコの原理」で,「支点」にあたる付け根の部分に力がかかるので,丈夫に作らなければならないのは小学生でもわかる道理なのに。どうも,たんに鉄の薄板を「栓抜きの形」に切り取って一丁上がりというのが多かったようです。
掃除機なども,いちばん負荷がかかる柄と吸入口のつなぎ目部分や,車輪の耐久性が悪くてすぐに壊れる。韓国製を3台だめにしたあと,ちょっと高いけれどもHITACHI製に買い換えました。
こういう基礎的な技術をおろそかにしたままだと,韓国の製造業も前途多難です。
ソウルのスーパーで売られている小物類は、多くが日本製ですね。帰国した時は100円ショップによく行きます。小物でも日本製はよく出来ています。会議で一緒だったアジアの子会社の社員たちも、100円ショップで大量買いしてました。
掃除機は本当に日本製が良いです。台湾製、韓国製、ホースやヘッドが壊れすぎ。
日本製だけなのかわかりませんが、爪切りは爪が飛ばないようにするカバーがついていたりとちょっと工夫がしてあって、韓国ではなかなかそういうのが見当たらないような気がします。
いずれにせよおかげさまで、韓国人へのお土産何にするか迷わなくなりました。
韓国製は見栄え重視。
耳の部分が絶対にふくらまない、ミッキーマウスの形のゴム風船なんていうのがあったな。