甲府の大会を心地よい疲労と共に終えた私は家路を急ぎます。
でも雨。外食するのも面倒ですし、家に帰ってご飯を食べたい。
でも、ちょっと旅行気分のお裾分けを彼女にしたい。
というわけで、甲斐の国の駅弁を、甲府駅で悩んでチョイスしました。
いずこの駅もそうですが、最近は工夫を凝らしたご当地ものの駅弁が増えて、
選ぶのに時間がかかります。
一つめは、王道の「元気甲斐」。
きっともう知る人も少ないだろう”愛川欽也の探検レストラン”という
番組が、小淵沢の駅弁屋さんに出向いていって、新駅弁の開発過程をドキュメントしながら
一緒に作るというストーリーで仕上げた弁当です。
今では当たり前になった地産地消を早くから取り上げ、一つ一つの調理にも一工夫をほどこした具材が
細かい升の中に並びます。そしてお重にしているのは、運動会やお正月といった華やぎを、旅に持ち込むため。
一の重の主なものは、
・胡桃ご飯
・山女の甲州煮
・ゼンマイと揚げの胡麻酢合え
二の重の主なものは、
・栗とシメジのおこわ
・鶏の柚子味噌合え
・公魚の南蛮漬け
・アスパラの豚肉巻き
1300円也
ああ、満腹。
そしてもう一つ買ったのが、「甲府駅のお弁当」といういたくシンプルなネーミング。
これも時流の一つでしょう。ほっとさせて、もちろんご当地のモンですよとはっきりした主張があります。
こちらは900円也
一番目を引くカップ入りのグラタン、上にカボチャが一切れ載っているのが見えますか。
つまりほうとうグラタン。2回転ひねりです。
ホワイトソースが冷えても美味しいというのが発見でした。
そのほかは、そうですね、シンプルでした。
あ、でも甘ものが一つ。
寒天の餡包みは初体験ですね。
目を引きます。
旅の余韻も味わって、まだ19時。やはり甲府は近いと実感しました。
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