日々ふさおまき

走って跳んで歩いてます。

東京生涯スポーツ大会陸上に四年ぶりのこんにちは

2018-08-26 19:57:04 | マスターズ陸上(オス)
東京に住んだり、東京で働くおじさんおばさんが、色んなスポーツで市区町村対抗形式によって勝敗を競うのが『東京都生涯スポーツ大会』。
参加選手は、個人ではなく○○区代表、ともなるので、タイム以外に動機が生まれて燃えるのです。



この3年間はイベントの仕事が重なって参加出来ませんでした。久しぶりの渋谷陸協ユニフォームに袖を通します。

一種目目は100メートル。すでに35度を越えています。スタートゾーンには水を張ったバケツが置いてあって、手と膝に水をつけるように指示がありました。そう、クラウチングスタートのポジションを取った時、トラックの表面が強い熱源になっているからです。
その熱さに配慮したのか、オンユアマークから号砲が鳴るまでの時間が幾分短かったような気もしますが、私はそちらの方が得意。
スタートダッシュは、右隣6レーンを走るこの10年来殆ど背中を見ている、短距離のオールマイティ選手Tさんにそれほど遅れをとりませんでした。
しかし中盤のトップスピードへ持っていく力強さに大きな差がありました。一時にグッと引き離され、2メートルほど後を拝したままゴールへ。
13秒04、向かい風0.8メートルで、組2位、50〜54歳全体3位でした。

2種目目は走り幅跳び。11時15分に終わった100メートルから45分後の開始なので、アップをしなくても済み、疲れも抜けている丁度いいスケジュールです。
今年初の幅に、1回目の助走は全く合わず踏み切り板を大きく超えてファール。不安を感じて振り返ったらグラウンドに突然のつむじ風が吹き荒れました。
テントが飛び、大きな日傘が転げ回り、記録用紙が舞い散り、審判員の1人に怪我をした方も出ました。波乱の出だし。

しかし二回目、スタート位置を少し変えてみると足が合いました。
5メートル17センチ。目標の5メートルを越えて、喜びというか、随分ホッと安堵したのが正直なところでしょうか。
まだこの距離を跳躍するバネと巧緻性が自分の身に備わっていることを確認できるからです。

三本目は、踏み切り板を気にせず視線を上に向けて飛び出し、着地も私には珍しく前に脚を伸ばして距離を稼いだのですが、記録は変わらず5メートル17センチ。少し残念な心持ちでもありますが、もう少し練習を積んでみようという意欲も湧いて、年代一位も頂きました。

最後の種目は、大会全体も締めくくる4×100メートルリレーです。
冬からバトン練習を重ねてきた渋谷区シニアショートスプリンターズの仲間で挑みます。
午後3時50分のスタート時間になっても緩まない熱暑の中、揺らぐ空気の向こうで一走のN野さんが、直前の400メートル走の疲れも見せず、ダイナミックなフォームで走りだします。
二走のN村さんもスムーズに走りだしよくスピードが乗ったところでバトンが渡り減速はありません。直線の見せ場を力強く駆け、三走のM留さんへ。体幹の強さで1レーンの深い曲線でも内傾の姿勢を安定させたまま、滑るようなコーナリングを見せてアンカーの私に近づいてきました。
17足長と決めたマークを越えたところで全速ダッシュ。数歩で間近に迫るM留さんの気配を感じ、走りだしのタイミングも良かったことに安心します。ハイッ、の声で振り下ろした左腕を止めるとスッとバトンが手の中に入りました。
そこからはもう無我夢中。前を走る杉並区の韋駄天に追いすがるも、距離を離されないようにするのが精一杯でしたが2位でゴール。全体でも2位に入り、50秒61で、私の参加した生涯スポーツ大会では渋谷区の最高記録を出すことができました。

メンバーとの握手も嬉しい大会のフィニッシュに、喜びも一入となりました。
渋谷チームに、そして大会関係者に深く感謝。
明日からも、体を鍛えて参ります。



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