最近、さまざまなトレーニングに手を出している。ほとんど、ダイエットと同義語になっているかもしれないほど。
一冊の本が新聞に出ていた。「誰でも速く走れる 骨ストレッチ」(松村 卓著 講談社)
走り本には、ハウツーから小説まで幅広く目がないが、骨ストレッチには驚いた。
普通、走るためにストレッチするのは筋肉だ。なのに件の著書は骨を伸ばすという。
うーん?首長族か。想像はその程度にしか及ばない。
さっそくAMAZONで購入。
薄くて写真が豊富、行間も1メートルは空いているので、読み通すのに30分。
実技をしながらプラス1時間。
それが、すっかりはまりました。書いてあることは相当に強引で、
経験と理屈と想像をごちゃ混ぜにして説得する、あまたあるハウツー本と同じ書き方なのですが、
”骨”を支点にストレッチをすると、”筋肉”がよく伸びる、というお経が足にも首にも肩にも腰にも腕にさえも
実感できるのです。
そう、読む本ではなく実行する本、というわけ。
そして、私にはフィットした、ということ。
体が悪い意味で鋼と言われるほど柔軟性に乏しい私の、
いつもハムが張って腰まで突っ張ってしまう私の、
固い筋肉を骨という視点を作って強引に引き延ばしてくれるのでした。
渋谷の小さなビルの階段踊り場で、くるぶしの骨をつかみ前屈をしている男がいたら
それは”ふさおまき”です。
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