日々ふさおまき

走って跳んで歩いてます。

退院祝い二分の一

2013-02-09 05:43:37 | お菓子

CONCENTで待つ。

メールで届いた彼女からの指令です。

無事検査から「退院した」ので、帰りに幡ヶ谷で会うことにしました。

一日とはいえ、離れていた妻と再会するのは、胸の高鳴り度がアップします。

18時台だと京王新線の普通列車も、少しはにぎわいというものがありました。

昨日の強烈な寒さもものともしない、かしましいと言われる女の子3人組が

地下ホームを歩いていくのに続きつつ、甲州街道の出口からすぐに

飲食店のあふれる幡ヶ谷の街へと降り立ちました。

 

ザルに野菜の載った八百屋さんや、ストレッチセンター、鳥料理のおかずやさん、

目を転じると刀剣屋も見つかる、目が回りそうに楽しい六号商店街を抜けて

水道道路を右に50mほど行ったところに見つかるのが、指定されたCONCENTさんでした。

コートを着て、口をへの字にした彼女が手を挙げています。

久しぶりに会うというのにその顔かよ、とは思いません。

寒さに耐えて全身の筋肉を強ばらせ、幡ヶ谷に慣れない私を待っていてくれたのですから。

ありがたいありがたい、と私。

寒い寒い、と彼女。

すぐにお店の中へ入ります。

入ってすぐ、右は焼き菓子、正面にケーキのショーケース。

引っ張りましたが、CONCENTさんはパティスリーです。

それも、かなり色合いきれいな。

白に黒の水玉模様を大胆にカラーリングしたチーズケーキ、

赤味が端に光るダークなチョコレートケーキ、

形と色、そして値段も可愛いのがコンセプトだそうです。

「どれにする」「うーん」悩むのはケーキ屋さんで毎度のことです。

ケースの向こうに立つ、パテシイェらしく白い肌に火傷のあとも見えるお姉さんを待たせてしまいながら

2つ選びました。

 

ピスタチオのクリームは大好物です。

 

 

ミルフィーユはクリームがはみださんばかり。

退院祝い、だそうです。

彼女は確かにそういいました。

嬉しい気遣いです。でも、なぜかお姉さんを前に彼女は一歩下がります。

どうやら財布を出すのは私の役目のようです。

お祝いの気持ちはあるけれど、それとこれは別。

というより、自分の健康に感謝して、お祝いしなさい、というご託宣ということなのでしょう。

勉強させていただきました、ごちそうさせていただきます。

 

家に帰って紅茶と共にいただいたケーキは、しっかり甘く、クリームはしっとり、

パイはキャラメリーゼでカリッカリ、可愛いと言いながらエッジがきいた味わいでした。

 

 


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