ラーメン好きか？春木屋

濡れそぼって芯まで冷えた体に何故か傘を忘れた報いの雨まで降り注ぐのに甘んじて、
やってきたのは荻窪です。
駅から徒歩一分のスーパー銭湯『なごみの湯』に行くためですがそれよりもまずはお腹が減った！

ならば、『春木屋』！
学生時代に名前を知ったものの、食べ歩きの性もなく、社会人になってラーメンの系譜位には興味を持ち、10年前には店の前まできたものの、大行列の後尾につくほどのマニアではなかったため、かれこれ30年は憧れのラーメン屋さんとして、頭の中にあったお店でした。

時は２時前、待ち人数も７人ほど、これで念願が叶います。



10分ほどで店内に入り私はワンタン麺、彼女は中華そばをいただきました。
大鍋に麺５玉ほどを一気に入れて、悠々と泳がせたところを直径25センチほどの網で救い、リズムよくチャッチャと湯切りをして丼へ流し込むオヤジの立ち姿に見惚れます。
店員さん、みんな背筋が伸びて凛々しい。老舗の矜持というものでしょうか、店の中もいたって清潔です。

澄んだ魚介の出しが荒ぶる深い味のスープは、旨味油の回しかけでいつまでも熱々。北海道で親しんでいた技が、今日の私たちには特にありがたいものとなりました。
やや縮れた中太麺と馴染み、程よく味のしみたチャーシューも口でポロリとくずれ心地よし。
私よりも彼女の方が先に完食して、満足のうちに店をでたのでした。

調布10K

起きたら曇り、大丈夫かなとのかすかな願いも空しく、
武蔵境から西武多摩線に乗り換え、多摩駅で降りた頃には、小雨が頬に当たり始めました。

武蔵野の森公園は、調布飛行場を伴いながら、なお広々とのどかですが、雨では風景を楽しむ余裕も半減です。

それでも元気な主催者の声、コース整理の女の子たちにも励まされ、
山登りようのヤッケと帽子で雨対策をしながら、ずっと彼女と二人で、
飛行場を横に見ながらのコースを走りきりました。
ボンバルディアの着陸や、今年初めての雲雀の声と空舞う姿を楽しめたのはめっけもんでした。

余裕の前半。頭には皿を隠す、ゴアテックスの山帽子。ゼッケンをつけた参加賞Ｔシャツの下には

赤いゴアテックスジャケット。



ツラい残り一キロ。後続をぐっと引き離し・・・



予定タイムを10秒縮め、1時間04分50秒でのゴールでした。

女子５０歳以上クラスの２２位。万歳！

ちなみに私は、全く同タイムで男子５０歳以上クラスの９９位。

二人でぞろ目を揃えました。