日々ふさおまき

走って跳んで歩いてます。

2011年2月5・6日 裏磐梯~会津若松 歩くスキーとホテリ アアルト

2011-02-07 00:59:51 | 旅行記


久しぶりにクロスカントリースキーで白銀の世界を平面に
感じたい、と企画した2月の(ふさおまき)旅行は、
クロカンツアーで2度ほど行ったことのある裏磐梯を目指しました。
当初は行ったことのあるペンションの滞在を考えましたが、
調べてみるとスキーの大会で、選手の宿泊に限るとの説明があり、
ではと探したのが、ホテリ アアルトさんでした。




日本有数のリゾートとしてブルータスに掲載されていたのを彼女が
思い出したからなのですが、実は最近発行の東京カレンダーの温泉主義特集にも
のっていました。
かつての企業保養施設を大きくリニューアルして、
いけてる内装、やさしいサービス、心配りの食べ物を目指した宿でありますが、





今回気持ちよかったのは、飲み物が滞在中フリーというシステムです。
感覚的には、これだけでオールインクルーズに感じます。
いや、水分がこれほど自由に飲めると、人間の行動に戸惑いがなくなることを
実感しました。
夕方から夜まで、ロビーではワインもビールも日本酒も、コーヒーも
好きなようにオーダーできます。部屋の冷蔵庫にはカールスバーグとペリエに
地元会津の発泡水、お茶もあるうえ、ネスプレッソに似たUCC製、コーヒー・紅茶の
抽出マシーンもあり、全部フリー。特筆すべきは、お風呂の脱衣所前に、
氷を張ったたらいがあり、牛乳、飲むヨーグルト、会津サイダーが入っているのです。
つまりお風呂上りのぐびぐびが、心置きなく、小銭の準備なく手を伸ばすだけで
楽しめるのです。



まあ、それは面白かったシステムの説明ですが、
お料理のよさはまた格別でした。



ぼたんエビのビスクや鴨フォアグラのクリームブリュレといった
初お目見えの、旨みの創出は口の驚きが大変なものでした。





メインのホウボウ蒸しと和牛ポワレは、素材の上質さに
目を見張ります。肉でいえば、軽やかな歯ざわりで決め細やかな肉質は
手際よい加熱の技があるからでもあるのでしょう。



飲めないはずのワインも、この料理ならすっきりと絡み合い、
生まれて初めてグラスいっぱい流し込んでしまいました。


お宿の話が先になりましたが、
雪遊びもタップリと時間をかけました。
一日目は国民休暇村に直行して、歩くスキーをレンタル。




広大な施設内に切られたコースを、クラシカルスタイルで
がんがん滑る私たちでありました。
夏は林間コテージになる森や、湿地の回りはやや起伏があるのも
運動感を増し、ついつい一生懸命ハムに力を加え、
雪面を強く押しにかかってしまいます。

雪を押すといえば、2日目のホテル裏でのスノーシュー歩きも
パワフルにいきました。



こちらはほとんど人も歩かぬ様子で、沼の周りがこんもりとした森になっています。




たくさん見えるのはウサギの足跡。
私たちは、ウサギを追うように、盛り上がった雪山を駆け上がるのです。
もちろん斜面ですから後ろに強く押しますし、
ころころと転げるように走り回る際、食い込んだ雪から足を抜くためには
大腿四等筋をグワシと引き上げる必要があります。





すっかり、筋肉痛です。汗だくだし。



そんあ、ノンビリぽっこりのホテルステイとスノーリゾートでしたが、
帰りには会津若松によって、年に1度の塗り物買いにいそしみました。



あれ、これが持ち帰った会津土産ですが、いつの間にかお菓子もずいぶん
買ってますね!
ほんに楽しい2日でした。