日々ふさおまき

走って跳んで歩いてます。

2011年2月3日 立春大吉 大塚の夜はお料理 乃村で友人と

2011-02-03 23:01:38 | ふさおまき(オス)日記
恵方巻きをかぶるべきこの日、
20年来の友人と、このところ年に一度となっている
おいしいものをいただく会。
なぜか一見の店でも美味嗅覚のきくこの友人は、
渋くも大塚から今日の一軒を見つけてきました。

池袋を越えてさらに北へ。
先日のブラタモリで池袋にはなかなか来ないよね、と言ってましたが、
大塚はその先です。
私自身、何年ぶりかとも数えるに思いつかない年数がたっています。
その南口を出て都電を超え、ゆるい坂を1分あるくと、少し段を上がった
先に、目的のお料理 乃村さんがあります。

店内は明るい無垢材のカウンターがL字に6席、
そして奥には4人の個室があります。
出迎えてくれたのは主人の野村さんで、料理をするのもずっとお一人。
料理人にしてオーナーにしてサービス担当、つまりすべてを一人で
切り盛りする、最大人員10人のお店ということです。

さてとと、心地よい椅子に腰を下ろし、
まずはお飲み物、せっかくだから日本酒を見繕ってもらいました。
薦められたのは福岡のうぐいす、とろりとした綺麗に甘い、清らかな華やぎのあるお酒です。

気持ちよくなり出てきた先付けは
甘く煮含めた福豆と卵豆腐。これまたすいたおなかを心地よく刺激する
ふくよかさです。
こうしてスタートした立春大吉の懐石は、数々の季節と
各地の恵みをもたらしてくれました。
あまりに気持ちよくて、順番や皿をすべては思い出せません。

でも、楽しい八寸が続き、
鹿児島のはしり竹の子と若布のしんじょ。
舞鶴マグロとやりイカ、ホウボウの昆布締め。
江戸風の味を導くタップリ汁が嬉しいネギマ鍋。
氷見のブリは西京漬けで少しだけ方向をかえ、あしらいには梅と蜂蜜で味付けしたしょうが。
ストレートに若竹煮。
羅臼からやってきた白子。
食事はにしんそば。
水菓子は目を見張る大きさのイチゴと黒豆にぜりー。

そんな記憶が蘇ります。

以上で、料理一式9000円。
彼女も連れて行きたいし、友人だってたくさんご一緒したい、
そんな人に輪を広げたくなる、自慢がしたくなるお店でありました。

ご馳走様です。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする