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日々ふさおまき

走って跳んで歩いてます。

初滑りの富良野

2019-01-04 18:16:12 | 旅行記
初滑りが最終滑りになる程度の昨今ですが、
今年もまずは富良野に参ります。



朝8時台の便なので、朝ごはんは空港で空弁を。
テリー伊藤がやっている玉子焼き屋さんの、サンドイッチで、厚焼き玉子とチキンカツを挟んでいます。

スムーズなフライトで旭川空港は着くと、
45分ほどでリゾートライナーに。
国際線ロビーが新しくなった空港は、ついでにバスの発着場が出口すぐに移り、
これまで雪道を時にすってんコロリンとなりそうになりながら、バスの駐車場まで歩いていたのに比べると、
随分快適になりました。



例年より10日ほど来道が早くなったからか、
雪の量がまだ少なく、路面の轍にも黒いアスファルトが見えています。だから、バスのスピードもアップ、
予定時間より30分早い、11時10分には、新富良野プリンスホテルに到着できたのでした。
アーリーチェックインもできたので、着替えも楽々、二重三重に防寒着を身につけていると、汗が出てきます。
北海道では、部屋の中が暑いのを思い出しました。こんなに着ていいのか?と疑問が頭にわくほどなのですが、ここで防寒を怠ると後悔するかもしれません。

そんな意味でも北海道に来たことを実感しながら外へ。



3日間のオトモは、アトミックの板にしました。楽に曲がれる形、楽に運べる軽さが魅力でした。
ロープウェーが主力の富良野ゲレンデでは、
板を外して持ち歩く時間が長いので、上半身筋肉の弱い私には、軽いことが結構大切な事です。



滑りはご機嫌。富良野市街を広く見渡すロングクルージング!
と、カッコよく行きたくても太腿がもちません。
滑っては休み、また滑っては休むを繰り返し、
てっぺんから2回降りると既に3時過ぎ。
東京よりはずっと日の入りも早いので、
そろそろロープウェーも終了時間という時まで遊んで、
ナイター照明の下でも一本滑って、今日のスキーは満喫終了です。

温泉に入って、もう一つ大切な行事が予定されています。



ル・ゴロワ フラノへの道。



ゲレンデから離れた静かな森に灯る明かり。
かつて、外苑前に店を構え、
野菜とお肉のコラボを皿の上に賑やかに描いてくれたビストロ『ル・ゴロワ』さんが、
昨年5月28日に、富良野で新たな船出をしていました。
表参道にあった時代から、
年に数えるほどではありますが、私たちも誕生日や、友人のお祝いや後輩の旅立ちに通わせて頂いていました。
北海道に店を持つため、とだけ言いのこして外苑前の店を閉めてから2年、ずっと心待ちにしていた再会でした。

窓の外からマダムの顔が見えた途端、
懐かしい気持ちが湧き上がります。
重い木の扉をあけると、良い匂い、暖かい光に包まれます。
出迎えてくれたマダムも、少し瞳が大きくなり、
記憶をたぐってくれて気がついて下さったようです。
テーブルに案内していただき、改めてご挨拶。
高い天井に広々とした一枚板のテーブルにゆったりした気分になり、すぐに店に溶け込み落ち着きました。

富良野での開業にあたってイタリアンの香りも加えつつ、変わらないメニューがあります。
というより、同じメニューが素材を北海道の産地に力を得て、さらに味わいを深めています。



ことに、ルゴロワ風サラダは、肉や魚介と野菜の数々が、
焼いたり揚げたり煮たり、色も食感もバラエティ溢れて華やかです。
お野菜の味が深く、シャキシャキとして、
口の中で渾然一体。楽しい楽しい一皿です。



坊ちゃんカボチャのスープ。吸い込まれるように甘い。



仔羊のローストは、骨までしゃぶりました。



デザートは4種類から選ぶのですが、
マダムのスペシャリテ、懐かしいグレープフルーツのオレンジをいただきました。


お腹も胸もいっぱいになって、
今度はアスパラの季節に来ると誓うのでありました!








垢は落ちたか 東下り

2018-12-31 17:23:22 | 旅行記
上京二泊三日は瞬く間に過ぎて行きます。

鴨川でのランニング納めをして、朝ごはんと荷物整理をしたら既にチェックアウト時間を5分超過していましたが、
和かな笑顔で送り出され、四条あたりでお買い物。
林万昌堂の甘栗を300グラムと、村上重で千枚漬けほかのお漬物を一式買うと、
幾らでも時間を過ごせる気がしてしまいます。



さらに京阪四条から特急で一駅、七条に移動しました。



今年東京の国立博物館から帰った像で1000体の千手観音が並んだ、三十三間堂です。



慶派仏師が総出で、平安時代の創建時に100数十体が作られ、その後鎌倉時代に制作が続き、千まで達したと言います。
御本尊を含めると1001の御仏が、千手千眼にして頭上に十二面を掲げる姿で居並ぶお堂は、
いつ見ても荘厳さに包まれるとともに、
仏教への強い思いに気圧されるのでありました。

歴史の気配に電磁波を浴びたように体細胞が温められたとは言え、
外に出ると気温は5度くらいでしょうか、すぐに冷えます。
東山沿いを再び北上すると、智積院の長い塀に長谷川等伯の絵があると書かれています。
拝観受付に行くと、残念ながら年末の閉館中だったので、等伯のきらびやかな花の図は見られませんでしたが、
この真言宗智山派の境内を逍遥すれば、
一足早い紅梅花が枯れ枝に色を付けているのでした。





後は六波羅で馴染みの力餅屋さんで丸もち9個500グラムを買い、
宮川町から祇園に入って14時半、遅い昼を末廣寿司さんで頂き、
旅の終わりといたしました。



2018年も、多くの皆さんに守り支えて頂き、
楽しいこと嬉しい思いに耽ることができました。
深く感謝するばかりのフサオマキのペアは、
張子の虎のように繰り返し頭を振り下げて居る様子を描いて頂ければこれ幸いと、
勝手に思いを馳せながら、今年を終わりにしようと考えております。


走り納めは鴨川で

2018-12-31 09:55:25 | 旅行記
昨日の夕ご飯は、御所南の「はふう」さんでステーキをいただき、肉納め。



サーロインのミディアムで、しっかりした肉質のかめば甘い肉汁のステーキをペロリといただきました。



食後は京都コーヒー界のレジェンドと勝手に呼ばせてもらっている「王田珈琲」さんへ。コーヒーのエキスだけをドリップに入れ込む、濃くも澄んだ味わいは、口の中で熱帯の森が広がるようなのであります。

栄養満点の翌朝は、少し寝坊の7時30分から走り納めです。
今回ソラリア西鉄ホテルを選んだのが、鴨川まで30秒の地の利。冷え込む朝でも、鴨川のコースに出ればランニングの気持ちが湧いてくるからです。



賀茂川と高野川の合流点の三角州は、
石飛のお楽しみをば。



土手を上がるとすぐに下鴨神社の参道に入ります。



玉砂利を踏む音も心地よく、糺の森に身も心も清められて行きます。
境内はもう新年を迎える準備が整っていました。



フランスでイベントをした時に書いたという記念の幕も舞台のぐるりに張られていました。



文字のカラーがトリコロールでしょ。

参拝とランニングの2018納めも終了。
昨日登った大文字山にも別れを告げて、
1時間弱の大晦日の朝行でした。




京都トレイル 大文字山山頂です

2018-12-30 11:15:35 | 旅行記
2日目の朝



規則正しく生活しようと、7時には起きて朝ごはん。

西鉄のホテルらしい、明太子お茶漬けなども頂き、京都トレイルに向かいました。


蹴上のインクライン上あたりを入り口にして、
京都トレイル東山エリアに入ります。





登ってすぐの日向神社に参拝すると、山道らしくなってきます。



秋の台風でやられた倒木が、まだ切り口も生々しく累々です。



青空は抜けるようですが、手が届きそうなところに、湿り気の高い雲が浮かんでいます。



標高400メートル余りでも、大文字山山頂では、吹き流れる雪が頬にあたるのでした。





大展望の山頂を少し下ると、大文字焼きの火床が斜面に広がります。
近くにいると文字は見えませんが、
等高線に沿っているのが大の字の一画目、手前の下に向かう曲線が二画目三画目と当てをつけて、
あとはスタコラサッサと小走りに階段を降りたのでした。


ちなみに、大文字焼きの資材を運ぶだろうケーブルが、ありました。



山麓では、雪が雨に変わり、これはこれで濡れると寒く、何か温かい物を食べようと、銀閣寺のあの店へ。



10人ほどの列に、30分ほど並んで、チャーシュー麺をいただきました。



豚骨醤油に背脂チャッチャ、細いストレート麺にガッツリまみえて、体の芯も温度が上がるのでした。





和食納めに 和ごころ 泉

2018-12-30 08:20:30 | 旅行記
奈良のカフェで冷えた体を温めていたら、思いの他に時間が経ち、慌てて駅に向かったので、
行きたかった元興寺は門前の小道から、曲線の美しい瓦屋根を拝んだだけになって、
16時30分発の近鉄特急に乗り、
京都に戻ったのは35分後となりました。

帰り道を急いだのは、18時に夕ご飯の予約が入れてあったからです。
コインロッカーの荷物を走りながらピックアップして、
地下鉄を御池で乗り換え市役所前へ。
地上に出て、御池通りの鴨川南西角に立つ、ソラリア西鉄ホテルにチェックイン。
2人とも少しゆったりした服に着替えたらもう17時50分です。
通りに出て、暮れなずむ街に実車、予約車の札を掲げた車を何台も見送り、ようやく捕まえたタクシーで四条烏丸、一本南へとお願いした彼女に、
姉小路通やな、といたずらっぽく口にする運転手さんに京都らしさを雰囲気に感じながら、
ほぼジャストタイムで、
懐石料理「和ごころ 泉」さんに伺うことができました。



今日はここまで。
写真を撮るのは忘れて、美味しいお料理と、色合いと姿に見とれる器を楽しむ時間に埋もれさせていただくことにします。


奈良へ

2018-12-29 15:08:19 | 旅行記
京都駅には荷物だけロッカーに預けて、近鉄特急へ。


奈良駅ではセントくんとシカのお出迎え。



興福寺の中金堂が再建されたと聞いていたからです。



釈迦如来像もお化粧直し済みです。



お堂の中には他にも四天王像や薬王・薬上菩薩も安置されて、ありがたく祈りながら、それぞれ国宝と重要文化財に指定されているありがたさにも鑑賞の目を向けるのでしたが、
彼女のお気に入りはといえばこちらでした。



大黒天立像。よく見るふっくらした笑顔の姿とは違う凛々しい立ち姿に一目惚れということだそうです。



飛火野の森を歩き、春日大社は初詣に向けて準備中のため、
回廊までは入れません。



それでも神域のそぞろ歩きは、凛と背が伸び心も洗われます。
寒くてキーンともしますが。

還俗は下禰宜道を抜け、志賀直哉が暗夜行路を執筆した宅に近いカフェにて。
「空気ケーキ」というスイーツの名前がそのまま店の名前になっています。






そうだ京都行こうの季節

2018-12-29 10:18:13 | 旅行記
年末に京都へ向かう旅も、恒例と言えるほどに数を重ねてまいりました。
この習慣のおかげで、大掃除と年賀状書きを早めかつ計画的に済ませるようになったのは、
師走の慌ただしさを少し緩ませる効用も生み出しました。

東京駅発8時20分発ののぞみに乗れば、10時35分には京都に着きます。
ただし、今日は強烈な寒波が大陸から日本海を越えて来襲していますから、
東海道は太平洋側とはいえ、日本海まで伊吹山1つ以外には遮る物のない、名古屋から京都にかけての一帯には、
寒波がそのまま出張ってきます。



座席が進行方向左手のABなので、伊吹山は見えませんが、まあこんな感じでホワイトアウトに近く、
新幹線も減速運転を余儀なくされ、
到着は30分ほど遅れるかもしれません。

面白きお土産

2018-11-25 19:32:05 | 旅行記
湯谷温泉で23時間羽を伸ばして、
橋を渡り返して現世へ戻ります。





十月桜にはクッキリ青空が似合います。
天高い温泉街の花と鷹


無人駅から特急伊那路で豊橋へ。



昼御飯は彼女が探したパスタ、というかスパゲティ屋さんです。



「チャオ」さん。



駅前ですが、少し商店街の間をゴソゴソ歩いて到着、店内は懐かしい喫茶店の装いです。



全く見えませんが、洋食のトッピングの下には炒めたスパゲティと薄い卵焼きか潜んでいます。



豊橋に停車する新幹線ひかり号はあまり多くありません。
乗り逃すとこだまでヨッコラセ、になるので限定2時間の間に、お店回りをいたします。
豊橋と言えば、竹輪に菓子パンと言うのが定番です。
ヤマサさん、そしてパンは地元スーパーで手に入れて、
新幹線に飛び乗りました。





豊川も近いので、甘く炊いたおいなりさんは、壺屋さんです。



お菓子もこの通り。



ボンとらやさんのフランス菓子ピレーネと、どら焼きでピレーネを挟んだ贅沢マロンクリーム入りのお菓子、


さらにはマルサンパンのデセールはクリームを挟んだ甘食ですか。



たっぷり甘く楽しい東三河の旅でした。


巨大な岩盤に包まれたような宿へ HAZU

2018-11-25 09:52:53 | 旅行記
川の名を板敷と言うそうです。



赤い吊り橋から上流を見ると、たゆたう水が鏡のようです。



手を振る私たちの影が映ります。
大きな甕にたたえられた川の水です、が、



落ち葉に隠れた階段を、下流に降ります。



巨大な岩に一本の裂け目、そこを一気に水が走り始めます。
岩は時に甕となり、水路にもなるのです。
怖いくらいの流れは、走る滝。



板のように岩が並び、連なりごとに滑滝が現れるこの渓谷を見渡す場所に、
きょうのお宿「湯の風 HAZU」さんがあります。
彼女が随分昔から、訪ねてみたい温泉リストに書き入れていたので、
今シーズンの区切りの旅に出かけて見ることにしたのです。
一番の特徴はチェックインもチェックアウトも12時という、他にはない24時間滞在をさせてもらえる事でしょうか。

紅葉の渓谷風景を眺め、温泉に入り本を読む。
そして、座るだけで並ぶ食事。
ありがたく、時間をゆっくり使わせてもらいます。



メインは牛のタタキと炙り、産地の違う食べ比べだす。



ほう、と唸ったのは



肉団子の佇まいですが、栗餡に鳥のひき肉という一口惣菜は、秋豊年の喜びの歌といった趣です。
口を動かしながら、頬が緩みました。



デザートの朱塗りに入った玉子プリンは、
弾力も高い、玉子の滋味を感じるスイーツでした。

おまけ。



お宿の営業部長と名乗る、アフリカから来た8歳のコノハズクです。




初めての湯谷温泉

2018-11-24 11:30:44 | 旅行記
久々の無人駅は紅葉で迎えてくれました。



天気も上々、自然に包まれる駅前通りの風景です。



早速のお昼ご飯は、ここしかない!線路向こうの茶屋に参ります。



五平餅、豆味噌が香ばしい、餅はモチモチ。



ご飯を茶碗一杯に 、味噌汁つけたカロリーは入ってます。

甘く美味しく懐かしく、頂きました。