徒然なるままに、一旅客の戯言(たわごと)
*** reminiscences ***
PAXのひとりごと
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やはり Boeing747 Freighter って凄い

 お牛様が Ramp Pass も持たず、RJAA の Cargo Area を彷徨ったことも事件ではありますが、この記事で籠機: Cargo Ship、Freighter の凄さを再認識させられました。

国内線仕様の High Density CNFG でも、ジャンボに搭乗できるお客様は約550人です。
満席便にご搭乗の経験がある方は「ジャンボがこれだけの人を飲み込むのか」とか「こんなにギッチリ詰め込むのか」とか、その人口密度に驚くと共に、多少なりとも窮屈感を味わったことと思います。

人間、十人十色、老若男女、体型も様々。
FAA AC 120-27C では大人の平均重量(持ち込み手荷物1個を含む)を175 pounds、約79kgと定めていましたが、最近は肥満化等で約9kgの増加した値を推奨しています。

日本人はそれよりは若干少ないとしても、70~80kgと言ったところでしょう。

※小型機で厳密な Weight and Balance が要求されるときは、個々人が秤にかけられます。

お相撲さんでも、日本相撲協会のホームページ を辿って検索したら、横綱朝青龍関が 146.0kg、新大関の白鵬関が 152.0kg といったオーダーです。

それを、Boeing747 Freighter は1頭約180kgのお牛さまを約500頭も運べるのですから、やはり貨物機の面目躍如たるものがありますね。

勿論、貨物を積めるだけ積むのが役目の Freighter ですから、ニュージーランドから直行ということはあり得ず、途中、何度も Technical Landing をして燃料補給しながらの来日だったのでしょう。

狭い機内?(専用の木枠の中)、長時間窮屈だったことでしょう。

逃げ出して広々としたランプを走り回ってストレス発散したい気分も解らなくありませんが、残念ながら取り押さえられちゃいましたね。

立入制限区域内ですから、勘弁して下さい、お牛様。


成田空港で子牛3頭逃走 ジャンボ機で輸入 (共同通信) - goo ニュース
 4日午前9時半ごろ、ニュージーランドから成田空港に航空貨物便で輸入した子牛3頭が、貨物地区の駐機場でトラックに移される際に逃げ出した。2頭はすぐに捕まったが、1頭は約300メートル離れた貨物の荷さばき場まで約20分間逃げ回って“御用”となった。

航空機の運航に影響はなかったが、現場の駐機場は多くの航空機が行き来する上、滑走路まで約600メートル。成田国際空港会社は「滑走路に迷い込めば大騒動になっていた」として、業者に厳重注意する。

空港会社などによると、子牛は肥育用肉牛で、体重約180キロ。ジャンボ機で約500頭が運ばれてきた。専用の木枠に入れられていたが、機体から降ろした際に、業者が誤って木枠の扉を開けてしまったという。

2006年 4月 4日 (火) 19:09
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