風土記の丘だよりinかい

やまなしの考古博物館やmaibunCの活動のこと
そして周辺の甲斐風土記の丘の四季折々のようすをご紹介します

穀雨とは違う感じの4月の雨

2010年04月22日 | お天気は・・・


 4月20日より暦の上での二十四節気の1つ、「穀雨(こくう)」となっています。
穀雨とは、「田んぼや畑の準備が整い、それに合わせるように、
柔らかな春の雨が降る頃」(『こよみのページ』による)なのだそうです。
 ということは、今日のような冷たい雨は、穀雨という感じではない・・・、
田や畑、そこの作物たちも縮み上がってしまいそうな、そう酷雨・・・という感じです。
 そんな冷たい雨に濡れた 今日の考古博物館の正面玄関です。
ふと淡い赤白の花が目に入ってきました。
ハナミズキです。



 こちらは、白いハナミズキ。



 雨に濡れそぼって、少し寂しげです。



 こちらは、ピンクのハナミズキです。
木全体に、花の数が少なめ。天候不順のためかなぁ・・・。



 ピンクも冷たい雨に濡れそぼり、ちょっぴり震えているみたいです。

 あっ、そうそう、これまでハナミズキの「花」としてきましたが、
実は「花」ではなく「総苞」というものだそうです。
花は、真ん中の黄緑色してるぶつぶつしたやつです。

(撮影:2010.4.22)
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タチイヌノフグリの花

2010年04月21日 | 草や木そして花・実


 よく知られているオオイヌノフグリとともに、明治時代初めに渡来した植物で、
全国的に広まったため、在来のイヌノフグリはすっかり影を潜めてしまったのだそうです。



 ゴマノハグサ科クワガタソウ属の越年性草本で、
茎が下から立ち上がるのが特徴となっていて、そこからタチイヌノフグリの名があります。
 花は、葉に隠れるように咲き、花の大きさも3.5~4ミリと、
オオイヌノフグリが1cmほどなのに比べ、とても地味な存在です。
小さな花シリーズ第3弾は、タチイヌノフグリでありました。



 参考としてオオイヌノフグリものせたいと思います。
1点目の写真とほぼ同じ倍率でのせています。
比べてみると大きさなど、違いがわかりますね。

(撮影:2010.4.21)
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タネツケバナの花

2010年04月20日 | 草や木そして花・実


 少し前まで、バラ科の花木、すなわちサクラやナシなどの花を多く
追っかけてきましたが、前回から少し趣向を変えて、小さな花のシリーズとなりました。
この花も、前回のキュウリグサほどではないですが、小さな白い花です。



 花を真上から見ました。
白い4つの花弁が十字形に開く、アブラナ科によく見られる花ですが、
雌しべの筒型の花柱が大きめで目立ちます。



 そう、このタネツケバナは、アブラナ科タネツケバナ属の
越年性(2年性)の草本です。
横から見てみてもアブラナの仲間の雰囲気が漂っています。



 タネツケバナ、たくさんの種がつくので種付花かな、と思いこんでいましたが、
どうやら種漬花が正解のようです。
昔から田植えの準備作業の中で、苗床にまく種籾は一晩水に漬けますが、
そうした作業をするころに花を咲かせることからその名があるのだそうです。
 ところで、タネツケバナは、水田や湿地に多く分布するようですが、
ここに取り上げたのは、風土記の丘の公園の園路脇の草むら。
周囲は、すこし湿り気が多い場所のようですが、湿地というほどではなさそう。
そうなると、山の乾地に生え、小葉が小さいというタチタネツケバナかもしれません。
難しいです。

(撮影:2010.4.19)
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キュウリグサの小さな花

2010年04月19日 | 草や木そして花・実


 桜(とくにソメイヨシノ)の花が散って、葉桜になるころ、
地上を見ると、種々の草が草丈を伸ばし、それぞれに花をつけるようになります。
このキュウリグサも そうした春の草花の1つです。
 ムラサキ科キュウリグサ属の多年草で、葉をもむと
キュウリのような香りがすることから この名があるそうです。
それからこの花の特徴の1つともされていることですが、
花がつく茎の先の方が くるくるっと丸まっているのがわかりますね。



 このキュウリグサの花、淡い色、パステル調の空色をしています。
花の大きさは、2ミリくらい、小さなちいさな春の花です。



 ときどき、花をマクロ撮影していくと、撮影中は気付かなかったけど、
あとでPCに取り込んでから確認する段階で、小さな昆虫が写り込んでいることがあります。
この写真には、キリギリスの赤ちゃんみたいなのが、花の下の方に
そっと潜んでいるのが確認できました。

(撮影:2010.4.19)
 
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ソメイヨシノの蜜を求めて メジロたち

2010年04月18日 | 鳥やけもの


 銚子塚古墳の前方部の東側には、まだ花が楽しめるヤマザクラ系の木が見られます。



 しかしながら、ソメイヨシノの木の方は、もうこんなです。
そのソメイヨシノの木を見上げていると、枝々を揺らす影が見られました。
おや、なんだろう・・・。



 目が慣れてくると、わかりました、わかりました。あれです、あれです。



 そうです、そうです。メジロです。



 メジロたちは、まだ名残惜しそうに咲いてるソメイヨシノの遅い花や・・・、



 すでに散ってしまった花にも、細いくちばしを差し込んで、
盛んに蜜を求めているのでした。
サクラの蜜でお腹をいっぱいにするのは、たいへんでしょうけど、がんばってね。

(撮影:2010.4.17)

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朝雪がうっすら そして晴れました

2010年04月17日 | お天気は・・・


 風土記の丘の公園のある場所を、少し西側から見ました。
朝方目を覚まし、辺りが真っ白になっているのに気付いた人も多かったかと思われます。



 当地では、地上に積もる雪はなかったようですが、
屋根の上は、ほら ご覧のとおり。



 でも、お昼近くには晴れ上がり、雪の銚子塚古墳でもと思って出かけたのですが、
ほら ご覧のとおり。
芝が伸び始めて、春の芝色の前方後円墳の姿が見られたのでした。



 そしてこちらは丸山塚古墳。
こちらは、より澄んだ青空を背景にして、よい春の日となっていました。



 丸山塚古墳から南の方に視線をふると、大丸山古墳(遠景の一番高いところにある)の乗る
お山のまわりを初めとして、あちこちで木々に芽吹きが進み、
本格的に「山笑う」という感じになってきていました。

(撮影:2010.4.17)
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ナシの花

2010年04月16日 | 草や木そして花・実


 風土記の丘の歴史植物園の中にあるナシの木に花が咲いています。



 同じ場所に、モモの木も植えられていますが、そちらはもう花はほとんど終わっています。



 甲府盆地では、モモの花が終わると、追いかけるようにナシの花が咲きます。



 ナシの花は、今が盛り。
サクラやモモの花のような華やかさはないのですが、きれいに咲いています。
農家のナシの樹園では、最近はほとんどブドウだなような棚をつくって
それに枝を固定していく棚作りが多く見られますが、ここでは昔ながらの樹形でいます。



 そのナシの木につけられているネームプレートです。

(撮影:2010.4.14)
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カキの木の若葉

2010年04月15日 | 草や木そして花・実


 カキの木にも 若葉の季節がやってきました。



 こちらでも、若葉の色は、やさしいです。
このカキの木も、この前のイチョウの木も、風土記の丘の中の歴史植物園での観察でした。

(撮影:2010.4.14)
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イチョウの芽吹き

2010年04月15日 | 草や木そして花・実


 イチョウの木にも 若葉の季節がやってきました。



 若葉の色は、やさしい色をしています。

(撮影:2010.4.14)
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おしゃべりな・・・ムラサキケマンの花

2010年04月14日 | 草や木そして花・実


 サクラの花に見とれて過ごしていて、ふと気付くと
大地のそこかしこに新たな春の花々が・・・。
それにしても、正面から見るとすごいですね。
紫色したドナルドダックが口をいっぱいに開けて、大きな声だしてるみたい・・・。



 ドナルドダックに見えたのは、ムラサキケマンの花でした。
真横から見ると・・・やはり大きな口を開けて、盛んに
おしゃべりしてるように見えてしまいます。



 これがムラサキケマンのおよその姿です。
下の方に見える葉っぱはニンジンのそれに似ています。



 ムラサキケマンは、どちらかというと、日影や半日陰の場所に、集まって見られます。
このときは、お昼休みの時間で、よく太陽の光を受けていました。

(撮影:2010.4.14)
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