先日、光文社の『鉄人28号』単行本について取り上げたが、最近、同じ光文社から1960年に出版された、手塚治虫の『西遊記』全3巻をゲットすることに成功した。これは、手塚治虫漫画全集として、『鉄腕アトム』全8巻、『ジャングル大帝』全4巻、『西遊記』全3巻、『黄金のトランク』全2巻からなるシリーズだ。今回ゲットしたのは、このオリジナルの『西遊記』全3巻である。
光文社とは、当時月刊少年漫画誌『少年』を出版していた雑誌社。この手塚治虫漫画全集は、今でもコレクターの間では人気が高いシリーズだ。『西遊記』はまさに孫悟空の物語。『ぼくのそんごくう』というタイトルで児童向け漫画として1952年から1959年に『漫画王』に連載されていたものを1960年に単行本化されたものである。
今回入手した全3巻は1960年の初版本で、カバー付きでもありかなり希少価値が高い。
カバーには修復の跡や若干欠けなどがあるが、60年も前の単行本なので、ある程度は仕方ない。カバー欠になっているものが実に多い中、カバーが比較的完全な状態で残っているだけでも貴重だ。中身は想像以上にきれいな状態。
カラーページなども多く、当時の単行本漫画の味わいがひしひしと伝わってくるし、今見ていてもワクワク感がある。
これでまた貴重でレアな手塚治虫作品をコレクションに加えることに成功した。