プラネタリズム

ども、遊星です。世の中のもろもろを風景にして書き連ねる

写真~黎明期

2007-01-17 22:24:28 | 美術・カメラ
さてそれでは、肖像画から肖像写真へと移り変わったのはいつのことなのだろうか。

写真の黎明期、フランスのダゲールはダゲレオタイプという方式を1839年に発表、その後の肖像写真ブームの引き金となった。
このダゲレオタイプ(銀板写真)は複製を作ることができない一枚限りのものであったが、その後も写真技術に関する発明が相次ぎ、扱いやすいものになると、写真は世界に広がり、また大衆化していった。

日本ではそのころ幕末から開国へ向かう時期であったが、そのころの肖像写真としては、第十五代征夷大将軍徳川慶喜や、坂本龍馬の写真が思い起こされる。

坂本龍馬を写した有名な写真は、上野彦馬という、日本初の写真家として知られている人物が写したものである。

ちなみに、銅像にもなっている西郷隆盛の写真は残っておらず、本当の西郷の顔は、今となっては定かではない。