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weezer @STUDIO COAST, Tokyo 12/22/05

2005-12-23 | performance


あの夏の日から約4ヶ月。こんなに早くまた彼らの生のステージが観れるとは予想もしていなかった。
“weezer Japan Tour 2005” の最終日、東京ディズニーランドの手前の湾岸地区、新木場にあるSTUDIO COASTに行ってきた。

 海外のクラブのようなビルボード

鹿児島でも大雪だった今日はとっても風が強くて寒かったが、幸いにも東京は雪も雨も降らなかった。
STUDIO COASTのロッカーは、リキッドルームなんかとは違って外にあり、開場前に荷物とコートをロッカーに入れておかねばならなかった。
北風吹きすさぶ中、長T+半袖Tの私と半袖Tの友は、半分凍えそうになりながら開場を待った。
“これで雪なんか降ってたら死んじゃうよ” なんて言いながら、若い番号だったので我慢の限界まで達する前にクラブの中に入れた。
“今日は暴れる” と宣言していた友は迷わず前へ、全体をちゃんと観たい私はPA卓の横の階段に場所をキープ。こういう段差があるのは、背の低い私にとっては救いの場だ。
PA卓の前方に、ステージらしきものがあった。もしや?前回みたいにRiversがそこで歌う?
おぉ~近いぞ~とワクワク。

20分ほど押して客電が落ちた。
会場に響き渡るオーケストレーションの 「When You Wish Upon A Star / 星に願いを」、大好きなディズニーのナンバーが流れる。クリスマスに向けての憎い演出だ。
オーディエンスはみんな両手を高くかざしてweezerの “=w=” のサインを作っている。
メンバーが登場するやいなや、もの凄い歓声に包まれる。
ギターが刻む3連のメロディ。オープニングは 「My name is Jonas」。
しょっぱなからこの曲を持ってこられて、ほんのり涙ぐんでしまった・・・。もうテンション上がらずにいられない。
息つく間もなく 「Perfect Situation」 に突入。イントロのヘヴィなギターの音にゾクッとする。
もちろん “singin'!” の掛け声で、Riversと一緒に両手をかざして “WOW~WOW~” の大合唱。
Riversの日本語は、ますます流暢になっていて、“コンバンハ~” “ダイスキ” “アリガトウ” と連発。
とても外人が喋っているとは思えないような、見事なイントネーション。やっぱりハーヴァード出の頭のいい人は違うな~とまたもや感心。(笑)
そしてその後Riversはギターを置き、ステージの下手に行って生声で “ゲンキデスカ~” と叫ぶ。
大好きなドライヴィン・ポップ 「Don't Let Go」 が始まる。
Riversはハンド・マイクでステージの端から端まで移動して、前列の人々とタッチしながら・・・、でも歩いている時はちょっと恥ずかしそうに俯き加減で歌う。
その姿がとっても可愛くって、照れくさそうにやるパフォーマンスぶりが愛しくてたまらない。
続いてScottのVo.による 「Dope Nose」。Scottを見ていると、どうしてもElvis Costelloに見えて仕方がない。(笑)
彼のVo.もなかなかだ。伸び伸びとしているし、ヘタするとRiversよりも声量あるかも・・・。
続く 「across the sea」 のイントロで、Riversのギターのチューニングが合ってなくて、“チョットマッテ” と言い、チューニングを合わせるも、すぐに思うように行かず、“ムカツク” と言うRivers。
彼の日本語のヴァリエーションが、かなり幅広くなっているのにビックリ。場内から笑いを誘う。
Jesus Christ Superstarから・・・と言って曲紹介したのは、「I Don't Know How to Love Her」 という曲だった。
(調べてみたところ、Jesus Christ Superstarでは、“Her” ではなく “Him” になっていた)
「Hash Pipe」 のギターは、やはり “ズンズンドッコズンズンドッコ” と聴こえてしまう。(笑)
Riversがキーボードを弾き、BrianがVo.をとった 「why bother?」 も、「el Scorcho」 のアップ・テンポになるところも、もうこれでもか!というくらいに盛り上がった。
「We Are All On Drugs」 では、メタルばりのギターを披露。
「The Good Life」 の前だったかな・・・、Scottが 「もろびとごぞりて」 をベース・ソロで1コーラス奏で、“メリー・クリスマス!”。
ん~、なんだかとってもステキなクリスマス・プレゼントをもらった気分になった。
ベース音が重~く響き、手を高々に挙げ、ハンド・クラッピングを誘う 「Beverly Hills」。Patのドラムもズシンとお腹の奥まで響く。
そして、RiversとPatが交代。前回と同じシチュエーション。「Photograph」 だ。
ドラム・セットに佇むRiversは、両手を挙げてアピール。そしていきなり何を言い出すかと思えば “セブン・イレブン、イイキブン”。そんな日本語どこで覚えたのだろう?(笑)
Patは、“俺様のワンマンショー” って感じで早弾きは披露するわで、他の3人そっちのけで陶酔しきって歌っていた。
ハンド・クラッピングしながら “Oh Baby~” と大合唱。あ~楽しい!!
そして、噂に聞いていたblurの 「Song2」 のカヴァーへと続き、最後の最後にScottも上に行き、Riversの右隣りでタムを叩く。スティックは緑色。
続いて “しょうがないな~、ま、行くか・・・” 的な雰囲気で、BrianもRiversの左側に行ってシンバルを叩く。スティックは赤色。ほほぉ~、Scottと二人でクリスマス・カラーというわけだ!
埋もれていたRiversも立ち上がり、スネアを叩く叩く。ギンギンに盛り上がって本編終了。

期待どおり、RiversがPA卓前方ステージにスタンバる。近い!近すぎる!!
今回もまた眼鏡なしのRiversだったので、キラキラした目がハッキリと見える。
アコギ一本で 「Island In The Sun」 の弾き語り。“Hip Hip” と恥ずかし気に歌う。
バンド・サウンドの時とは違って、Riversのゾクッとする程の色気のあるVo.が響き渡る。
囁くように歌い終え、ステージを降りたRiversの移動の早いこと早いこと。
階段を駆け上がり、スタッフが懐中電灯で足元を照らして後を追うが、追いついていなかった。(笑)
「Haunt You Every Day」 のイントロが流れ、Riversが合流。“=W=” の電飾が上から降りてきて、キラキラ瞬く。
“今夜が最後の夜だよ” と何度も繰り返し言い、大阪・福岡・名古屋そして東京とライヴをやってきたこと、クリエイティブマンのスタッフ、weezerのスタッフ、クラブのスタッフ、そして私たちに “Thank You!” と言って、「Buddy Holly」 で終った。
曲が終わっても、ギュイ~ンギュイ~ンとディストーションを効かせたギターの歪んだ音を響かせ、余韻を残す。
そして、最後の最後に4人が肩を組んでおじぎをして、去って行った。
ダブル・アンコールの声も虚しく客電が点き、1時間20分ほどのライヴが終った。
短いと感じたのは友も同じで、個人的には 「No one else」 をやらなかったことと、またまた 「Pardon Me」 がなかったことがちょっと物足りなかった。
夏の単独ライヴよりも長くやってくれるかなと期待していたのだが、最近のライヴはこのくらいの時間が普通なのかな・・・。
でも、変わらずにグイグイと惹きつけてくれたし、とっても楽しませてくれたので、満足の行くステージだった。
冷え切った体を熱くしてくれたし、とっても楽しかったのは言うまでもない。

 全てが終ったあとのステージ


【Today's Complete Setlist】

My name is Jonas
Perfect Situation
Don't Let Go
Dope Nose
across the sea
I Don't Know How to Love Her
Hash Pipe
why bother?
el Scorcho
Say it ain't so
We Are All On Drugs
Surf Wax
The Good Life
Beverly Hills
Photograph ~ Song2

~encore~
Island In The Sun
Haunt You Every Day
Buddy Holly


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6 Comments(10/1 コメント投稿終了予定)

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熱い!!! (creem-soda)
2005-12-23 08:10:40
なんか照れながらやってるリヴァースが目に浮かぶようです。それにしてもSong2やったんですか!聞きたかったなあ~

セットリスト見ると新作から特別にって感じでもないですねえ。もうベスト的なセレクトになってるんでしょうね。
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今年の締め (zuma)
2005-12-23 17:45:59
のライブ、お疲れ様でした!やはり「Song2」のカバーやったのですね!聴きたかったです。

やはり最近のライブは1時間半ぐらいみたいですね。今年言ったライブは結構1時間未満のものもイッパイありました。もっとやって欲しいですよね!

「Dope Nose」はちょっと羨ましいですね。

「el Scorcho」、「Surf Wax」、「Island In The Sun」とか、良いセットリストかなって私は思います。「Photograph」の時の楽しげな感じ、想像できるような気がします。私もこの曲思い出してちょっとウキウキしてしまいました(笑)。
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creem-sodaさんへ (bloom)
2005-12-23 23:29:52
そうですね。メニュー的には、夏のZeppとあまり変わっていないような変わったような・・・微妙な感じでした。

海外でのセット・リストも同じような感じなので、このツアーはこういう感じなんでしょうね。

照れるRivers、本当に可愛かったです☆
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zumaさんへ (bloom)
2005-12-23 23:39:31
存分に楽しんで参りましたぁ。

「Song2」の盛り上がりは凄かったですね~。

私はご存知と思いますがblurには詳しくないので、友達に教えてもらって知りました。

個人的に聴きたい曲はもっともっとありましたが、全体的にはとてもいい選曲のステージだったと思います。

一年の締めくくりにふさわしい、楽しいライヴでした。

zumaさんにも楽しさが伝わって良かったデス。
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あの感動が・・・ (サニー)
2005-12-26 13:48:49
bloomさんの記事を読んでたら、あの興奮を思い出して感動してしまいました。

「Pardon Me」聴きたかったですね~。個人的には「Other Way」も・・・。新譜からの曲が思ったより少なかったです。

それでも、すっごく楽しいライブでしたね♪
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サニーさんへ (bloom)
2005-12-27 00:04:09
聴きたい曲はまだまだいっぱいあるけど、贅沢言ったらキリがないし、このライヴが本当に楽しかったので満足感でいっぱいです。

ある意味、新作からの曲に偏らなくってベスト的選曲で良かったですよね。

また次のライヴにも絶対行きましょうね~!
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