TASTING CUBE

Wine by your side…我が家は毎晩がワインサロン。最近のマイブームはBOX WINEです。

アボカドとサーモンの春マリネ

2006-04-09 22:57:03 | 簡単レシピ
お店をのぞくと目に入るのは、ピンクとグリーン。おしゃれなインテリアショップも、スーパーのお野菜売り場も、それぞれのさまざまなトーンでこのカラーがディスプレーされている。

この春色を美味しく楽しめる一品がこれ。
スモークの効いたサーモン+トマト+ケイパー+黒胡椒をあわせてマリネして、アボカドのスライスとしっかり水切りした木綿豆腐のスライスの上にトッピング。わさびをすこーし効かせて頂くと、アボカドとスモークサーモンの素材の凸凹がぴったりマッチ。爽やかなテーブルワイン、ボルドーBRANCとのマリアージュはぴったり。

両親と一日中桜を廻って胸いっぱい、帰りの車中で思いついたレシピでした。

ウチのシャンパーニュいかがですか?

2006-04-05 23:48:08 | ワイン育
シャンパーニュには、造り手の分類がいくつかある。日本で流通しているものの多くがNM=ネゴシアン・マニピュラン。他社の畑からブドウを買い付けて自社ブランドを醸造・販売する生産者のこと。NMは多くの人が耳にしたことのあるシャンパーニュメーカーで、大手らしい巨大な生産規模を持ち、安定した製品をリリースする。生産者共同組合が組合の銘柄としてつくるCM=コーペラティヴ・マニピュランは、ほとんど日本で見る機会がないシャンパーニュ。そして、大手メゾンにブドウを出荷する栽培農家が、自社畑のブドウだけでつくるシャンパーニュがRM=レコルタン・マニュピュランだ。そのRMの集まる試飲会に参加した。

RMは、小規模だけに生産量は少ないものの、優れた作り手によるRMのシャンパーニュには、大手メゾンを越える味わいを持つ銘柄も多く、日本では最近人気が高まっている。今回も、それぞれに個性があり、単に好みというとりは、どれもどんな時に飲みたいかをイメージさせる。そして造り手の方々の熱心な説明がココロに響く。
シャンパーニュを造る地方の中でも、エペルネ、ランスからの造り手ばかりだったのだが、どれも、ブラン・ド・ブラン=シャルドネ100%で造られるモノをアピールしていて、パンチが効いていて印象に残った。日本人の趣向?に合わせてのことなのかしら?

先日ロゼを楽しんだせいか、積極的に試飲してみたのだが、これがまた、ドライで美味しい。よいインポーターと組んで、早く日本で購入できますようにと期待が高まってしまう。

夜桜@ベトナミーズ with ロゼ

2006-04-05 12:36:05 | ワイン育
美しい夜桜とともにベトナミーズを食べようと企画があがった。
持ち寄ったワイン8本のうち、3本がロゼワイン。個性のあるものが集まった。

AOC Saint-Chinian (AOC サンシニアン)
今回一番のお気に入りはこれ。南仏のロゼは品がある、大好きだ。造り手は、ラングドック地方はサン=シニアン村生まれのギィ・ムリニエ氏。栽培 極力農薬を使わない“リュット・レゾネ”を実践している。1980年に、当時まだ岩だらけの斜面だった土地を購入。1992年まではつくったぶどうを農協に納めていたが、1993年からワイン造りを始めたそう。まだまだ新しいドメーヌなのだ。
 造り手に直接会った方によると、「彼の作るワインはどれも収穫量を低く抑えて高品質。その年でできるいいワインしか造らない」とのこと。まろやかながら、凝縮度も感じる素敵なロゼ。セパージュはグルナッシュ50% サンソー50%。




DOMAINE PATRICE MARC ROSE BRUT (パトリス マルク ロゼ ブリュット)
またまた直接訪問した方からのお話を聞いたので感動してしまう。パトリス マルクはエペルネの小さな生産者。シャンパンといえば大手ネゴシアンによるブランドものが有名である。が、大量に作ることを目的とせず、自分達のこだわりにそぐったぬくもりあるシャンパーニュを提供している。



CHATEAU DE LAVAGNAC ROSE( シャトー・ド・ラヴァニャック・ロゼ 2004)
造り手はシャトー・ド・ラヴァニャック。ボルドーはサンテミリオンの外れに位置するサント・テールという村にあるシャトー。サンテミリオンのロゼなんてはじめて。使用品種はメルロー、カベルネソーヴィニョン、カベルネフランと定番なのに、フレッシュ&フルーティ、バランスの取れた味わい。
 


ソラマメ 2006

2006-04-03 00:13:26 | ワイン育
空豆がお野菜売り場に登場しはじめました。
春野菜の嬉しい季節。

日本はマメ大国だと思う。大豆の国だから当たり前だ。
でも他にもいろんなお豆があって、とても美味しいのだから、それぞれがもっと活躍してもいいように思う。

好きなお豆はこのソラマメ。空に向かってサヤがりりしく伸びるから「ソラマメ」という。サヤひとつひとつは決して軽くない。

好きな食し方は、ただサヤごとオーブンでグリルするだけ。
サヤの中で自然に蒸され、いい塩梅にほくほくに仕上がる。
お豆が熱せられることによってかもし出す独特の甘みは素晴しい。
サヤは購入して数日ですぐに変色してしまうから、お薦めの調理法だ。

そらまめの中央は実に深い緑色。まさにお抹茶。
岩塩などで頂くのもよいが、何もつけず、そのまま楽しむのが最高の贅沢。


白ワインでも、蒸されたマメ、炭水化物の香りを放つものがある。
一度合わせてみたいものだ。


「Life is flat without Bubbles.」

2006-04-01 22:30:03 | ワイン育
と、詠うのはハンターヴァレーのスパークリングワインの造り手、「Petersons Champagne House」。エッジの効いたコメントである。
こちらはシャンパーニュと同じ、ビン内二次発酵で作り上げるスパークリングを生産している。オーストラリアはハンターヴァレーのワイナリーなので、ココで出来る品種のブドウからスパークリングワインが出来上がる。この国の産物のひとつ、赤のスパークリングワインには、シラーズ、そしてカベルネ・ソーヴィニヨンと明記されるものまである。あの赤ワインが発砲してるなんて・・と思う方も多いと思うが、是非飲んでみて欲しい。今回あちこちで赤スパークリングをテイスティングしたが、それぞれカラーがある。渋みを残した重厚間のあるもの、フルーティなもの、様々。好みのモノを探してたのしむワインとして、お薦めである。
本場フランスシャンパーニュでは、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエという2種の黒ブドウ、シャルドネという白ブドウ=計3種から造られるモノがシャンパーニュとして認められている。

他にリリースしているのはこんなラインナップ。テイスティングルームは、次々とコルクを抜栓する音が耐えない。

① Peterson House Gateway 
 なんて素敵なネーミング。フルーティーで食前酒に最適。
②NEW RELEASE 2002 Chardonnay Pinot Noir
 シャンパーニュで認可されている、ピノ・ノワール&シャルドネで造られている。
③2001 Semillon Pinot Noir
 フレッシュだがボディもある一品。丸みがあり酸と果実感のバランスがよい。
④ Pink Blush
 ラベルもカジュアル。ロゼのスパークリング。ライトですっきり。味と同じ、若い人々にクーっと飲んでほしい一品。
⑤ 2000 Pinot Noir / Chardonnay / Pinot Meunie 
 本場シャンパーニュと同じセパージュ。決して寒冷地とはいえないこの土地で、演出される味はエレガント。泡の質も楽めたら・・。
⑥Rouge Ambrosia
 赤のスパークリング。赤い果実の甘さを感じる。
⑦ N/V Sparkling Shiraz
 深いけれど、シラー種独特の渋み、酸味を残している。
⑧ N/V Sparkling Cabernet Sauvignon
 カベルネの勢いを、泡がまろやかにまとめているている感じ。