TASTING CUBE

Wine by your side…我が家は毎晩がワインサロン。最近のマイブームはBOX WINEです。

2007 今年のツール大賞

2007-12-26 11:19:55 | お料理のツール
ずばりお魚の「骨抜き」。骨抜きには大まかに二つ種類があって、先が尖っているタイプと、先が平行でそろっているタイプ。本当に魚の骨抜きをするときは後者のほうが実は使いやすいのだが、私のお気に入りは前者のモノ。なにせ使いまわしが利くから。よく使うのは、茹でたお野菜などの皮むき。熱々のジャガイモなども直接触らなくてよいから楽チン。お魚をボイルして皮をあらかじめ剥ぐようなときも同様。それからサラミをカットする際に手間のかかるうすーいビニール、これも手を汚さずうまく剥けます。あとは食材の盛り付けにピンセットのように使うと便利。なにせ小さくって収納に場所をとらないのが魅力。

ノンアルコールなクリスマスパーティ

2007-12-25 12:00:36 | ワイン育
久しぶりにワイン仲間が集まったクリスマス会。またしてもなぜか今年ベイビーを産んだ3人×ベイビー3人。サロンを持つご自宅に集まった。テーブルもクリスマスの雰囲気いっぱいにセッティングしてもらって、ワクワク。



ワインを飲めなかった妊娠中にも手を出さなかったノンアルコールワインが登場。いくつか試して美味しかったからと、持ってきてくれた一本。今回初めて頂いてみた。

素性はドイツのスパークリングワイン。品種はリースリング、シルヴァーナ、リヴァーナ。なるほど、ノンアルコールドリンクによくあるオモチャのような甘さはない。のど越しにアルコール感を感じないのを除けばすっきりした軽いスパークリングワインとして楽しめる。ワインの苦手なヒトもこれならテーブルを共にしても引けをとらないありがたい一本かも。


まだ間に合うクリスマスチキン

2007-12-24 12:29:22 | 簡単レシピ
今年焼き上げたのはローストチキン。
ローストチキンといえどレシピは世界各国さまざま。中に詰めるモノの工夫でバリエーションは豊富。今回詰めたのはコチラ。

そう、レモン♪チキンの中にレモンを丸ごと入れてグリルしただけ。これが簡単でとても美味。レモンの爽やかな酸味+チキンの柔らかなお肉がクレマン・ド・ブルゴーニュにピッタリ。目からウロコな発見でした。

レシピは簡単。チキンを水でよく洗って、しっかり水気を拭いたら、塩と胡椒をチキンの内側と外側にしっかり刷り込んで一時間以上放置。レモンをよく洗って、汁が出やすいよう、皮の上からフォークでグサグサっと穴を開け、ローズマリーなどハーブとともにチキンの中にいれ、楊枝でとめる。あとはお好きなお野菜をざくざく切ってチキンとともにグリルするだけ。200度くらいで40分程。


合わせるワインは赤ワインならACブルゴーニュなどがオススメ。白ワインでも十分楽しめるからワインを選ぶのも頼もしい一品かも。


このローストチキン、たっぷり堪能したあとのオーブンパンに残ったチキンや焦げたお野菜はくれぐれも捨てないで。翌日はご飯を炊くときに一緒に全部投入して、お塩を加えて炊けばゴージャスなチキンパエリアに。



クリスマスには何を・・・

2007-12-19 11:26:36 | ワイン育
毎年楽しみにしているのはクリスマスのイルミネーション。以前は都内のアチコチで展開されるそれが好きだったけど、いつのまにか気になるようになっていたのはご近所。「あのオウチ、今年も点灯したよ」、家族に報告。毎年期待を裏切らないから、これも立派なクリスマスプレゼント。

さて、今年も何を食べてクリスマスを過ごそうか。ベイビー連れの外食は気遣いが倍でかえって疲れちゃう。オウチでゆっくり楽しもう。毎年この時期になるとめくる雑誌やレシピはそれだけで気分が盛り上がる。


今年は素敵なクリスマスカードが届いた。

宛名はムスメへ。封筒はとってもかわいらしくて、なんと送り元はフィンランドから。開封してみると、彼女へサンタクロースからのメッセージが・・。なんて素敵。こんな粋なプレゼントをしてくれたのは私の友人。高校生のころ、私も自分でサンタにエアメールを書いたことがある。待っているとクリスマスにカードが届くのだ。あの時も嬉しかったけど、誰かにその喜びを分け与えるなんてもっと幸せ♪ありがとう、ムスメに変わって御礼申し上げます。

メキシカン クッキング

2007-12-18 12:53:01 | ワインのまわり
メキシコ人のマダムがメキシコ料理を教えてくれる料理教室に参加。会場ではスペイン語と日本語を話すイケメンなキッズが通訳+ヘルプ♪女性をさりげなくサポートする血がこんなに小さいころからどくどくと流れているらしい、グレート♪

さて、紹介される食材にはサボテンの葉肉、白いコーン、ドライハイビスカス・・・・。本場の食材を取り寄せてくれたとのこと。ファヒータやサラダを連想していた私が甘かった・・何が出来るのか、ワクワク。

レシピは2種類。「CACTUS SALAD」=サボテンのサラダと「POZOLE」=ポゾレ、豚肉の煮込み料理。

以前メキシコ料理に興味があって購入したコチラの本のページをめくってみると・・・。


あるある、POZOLE。

あちらの家庭料理のようだ。ニンニクとタマネギを大きなお鍋で煮立て、ローリエとともに豚のヒレ肉のぶつ切りを煮込む。火が通ったらお肉を取り出して小さく裂く。お野菜とお肉のだしが出たスープのみを使い、白いコーンとお肉を戻しいれて出来上がり。レタスやみじん切りにしたタマネギ、スライスしたラディッシュをお好みで盛って、オレガノやChile Piquin(チリ・ピキン)をかけて、揚げたトルティ-ヤとともに頂く。チリ・ピキンとは、チリパウダーにもう少しスパイスを合わせたもの。写真にあるとおり小瓶で、よくお肉やお魚にかけて頂くそう。辛いというより、風味が増して美味しい。で、白いとうもろこしっていうのはアレアレ。ビールのおつまみによく出るジャイアントコーンのこと。揚げてないそれは、白くてモコっとしておもしろい。そして、ヒレ肉の美味しいこと♪調味もなく、煮込み時間は少ないのに、お野菜のエキスが染み込んでいてびっくり。

サボテンのサラダは、サボテンの缶詰を利用。食用サボテンってゆーのがあるんだって。種類はうちわの形の似た「ウチワサボテン」。サボテンを塩茹でして缶詰めにして売っているこのこと。それにタマネギとトマトのみじん切りを合わせ、オリーブオイル+ビネガー+塩+胡椒+コリアンダーで味を整える。サルサソースのような仕上がり。

自宅では、サーモンとお豆腐にこのサラダをたっぷり載せて最後まで堪能。相性のよいこと♪キリっと冷やした白ワインにも合う。サボテンってすぐれモノらしい。整腸作用があり、血圧の安定、コレステロール値の低下作用、免疫力の向上などに効果があるとのこと。


最後にマダムが作ってくれたのが「ハイビスカスドリンク」。乾燥したハイビスカスをたっぷりのお湯で煮出してくみ上げ、お砂糖を加えてできるもの。レシピといい、色、味もまるで日本の紫蘇ドリンクのよう、おいしい。

メキシコ人は古くからハイビスカスを食用ハーブとして使ってきたんだって。今日頂いたのはメキシコの庶民的飲み物で「Agua de jamaica(アグア デ ハマイカ)」。ハイビスカスってJAMAICAと書くのね、びっくり。


自分が食べて育った家庭料理を、本場の材料で用意してくれたマダム。ほっとしてハッとするレッスンをありがとう。





ワインなしのフレンチ

2007-12-17 16:14:21 | ワイン育
年末にかけて、様々な人と会う機会が増してくる。
今回集まったのは、職場を通してワイン仲間だった3人。今となっては皆妊娠+育児の真っ最中で、ワインをがぶ飲みする機会はない。今回はウチひとりの海外転勤+出産祝いで集合。もうしばらくは会えなくなるのに、そんなことより「自分たちの欲求を満たすには如何に」がもっぱらのテーマ。子育てをしているとつい視界が狭くなる。そうならないようにしても、そうなってしまうのだ。私は普段ワインや食に関してブラッシュアップすることで、独りよがりな世界感にならないようにしている。でもやはりこんな会合で自分たちの将来について話が盛り上がると、お食事が終わったあとにはソフトに脱力感さえ感じてしまう。

で、集まったのは横浜に近い住宅街のフレンチでのランチ。
前菜にマッシュルームのスープ。

普段スープに興味がない私にも楽しめる一品。スープって、冬の寒い時などに頂くと体が暖まったり、はらペコな胃を優しく満たしてくれて、コースの中では素敵な演出をしてくれると思うんだけど、何せワインが遊んじゃう。早く頂かないと冷めちゃうし、お腹がいっぱいになるのが苦手な理由。クリームのスープはやたらこってりさせてゴージャス感を出してるお店が多いから余計苦手だが、今回は美味しく感じた。多分お芋も使ってるのかな、マッタリしてるんだけど、優しい。きのこの独特の香りもたっぷり、全体量も少なめがうれしい。

一緒にサービスされるパンは「炭のパン」。珍しい。ダークグレーのむっちりした生地にパリパリ皮・・・焼きたてがうれしい。もちろんスープをすくって頂いた。
メインにはタイトルの写真のお魚のポワレ。ふっくらした身とかりっとしたハリのある皮が美味。お魚好きなので食卓にもお魚がのることが多いが、鯛などの身のやわらかいお魚って家庭では素材を活かすのにスキルが要るから、あまり料理しないのが日常。シェフにおまかせして食べるのがシアワセ。

デザートは透明でスクエアなプレートが印象的。

温かな煮りんごをクッキー生地などで重ねて、アイスをのせ、クレーム・アングレーズが添えてある。大好物のオンパレード♪りんごのタルトを、使ってる素材ごとに分解してまとめた感じ。カフェも、日本人には濃い目の演出がうれしい。


ランチはいつも満席で、友人が1330時からの2クール目にやっと予約を入れてくれた。でも1400時前にスタートしても1530時には追い出されちゃう、もっとゆっくりしたかったかしら。なにせワインもオーダーせず話に夢中な我々、ただでさえ時間が足りない。それに美味しいお料理はいそいそと頂いてしまってはいけません♪

お店を後にする前共有化した意見はやはりワインのこと。「やっぱり、自分を持ってる女性が素敵。そして飲めるママ友がイチバンだよね」。

バーニャカウダ

2007-12-02 22:36:33 | ワインの脇役
ココのとこあちこちで流行っているバーニャカウダ。イタリアはピエモンテ州のお料理で「温かいお風呂」って意味なんだって。久しぶりに訪れたイタリアンのメニューにあったので、即オーダー。アンチョビ+ガーリック+生クリーム+オリーブオイルなどを合わせた感じのソースを、チーズフォンデュのように陶器を下火であたためて頂いた。お野菜をソースにくぐらせながら楽しむのだが、その他にバケットや鶉の卵、素揚げしたきのこなどがあってへえーって感じ。どれもとてもおいしい。最後、陶器に焦げ付いたソースがもったいなくって、他に頼んだサラダやパンにもたっぷり応用して堪能した。
シチリアの白ワインに合わせたのだが、私の好きなシチリアワインとは印象が異なり、ボリュームが足りない感じ。やっぱりたっぷり感のあるワインが合うと思う。

自宅ではマヨネーズ+アンチョビ+西洋わさびなどをあわせてペーストを作って、生野菜とともに合わせてアレンジしてみた。

このソースは酸味があるから、そっけないフレッシュなお野菜がばっちり。来客時に、セロリやにんじん、きゅうりをフラワーアレンジメントさながら華やかに飾ったら、テーブルを明るく彩る素敵な一品として大活躍♪誰でも素手で手に取ってパクパク楽しめる。ホスト側もお野菜の補充もささっとできるし、これからのパーティシーズンには是非オススメ。