TASTING CUBE

Wine by your side…我が家は毎晩がワインサロン。最近のマイブームはBOX WINEです。

ウチのシャンパーニュいかがですか?

2006-04-05 23:48:08 | ワイン育
シャンパーニュには、造り手の分類がいくつかある。日本で流通しているものの多くがNM=ネゴシアン・マニピュラン。他社の畑からブドウを買い付けて自社ブランドを醸造・販売する生産者のこと。NMは多くの人が耳にしたことのあるシャンパーニュメーカーで、大手らしい巨大な生産規模を持ち、安定した製品をリリースする。生産者共同組合が組合の銘柄としてつくるCM=コーペラティヴ・マニピュランは、ほとんど日本で見る機会がないシャンパーニュ。そして、大手メゾンにブドウを出荷する栽培農家が、自社畑のブドウだけでつくるシャンパーニュがRM=レコルタン・マニュピュランだ。そのRMの集まる試飲会に参加した。

RMは、小規模だけに生産量は少ないものの、優れた作り手によるRMのシャンパーニュには、大手メゾンを越える味わいを持つ銘柄も多く、日本では最近人気が高まっている。今回も、それぞれに個性があり、単に好みというとりは、どれもどんな時に飲みたいかをイメージさせる。そして造り手の方々の熱心な説明がココロに響く。
シャンパーニュを造る地方の中でも、エペルネ、ランスからの造り手ばかりだったのだが、どれも、ブラン・ド・ブラン=シャルドネ100%で造られるモノをアピールしていて、パンチが効いていて印象に残った。日本人の趣向?に合わせてのことなのかしら?

先日ロゼを楽しんだせいか、積極的に試飲してみたのだが、これがまた、ドライで美味しい。よいインポーターと組んで、早く日本で購入できますようにと期待が高まってしまう。

夜桜@ベトナミーズ with ロゼ

2006-04-05 12:36:05 | ワイン育
美しい夜桜とともにベトナミーズを食べようと企画があがった。
持ち寄ったワイン8本のうち、3本がロゼワイン。個性のあるものが集まった。

AOC Saint-Chinian (AOC サンシニアン)
今回一番のお気に入りはこれ。南仏のロゼは品がある、大好きだ。造り手は、ラングドック地方はサン=シニアン村生まれのギィ・ムリニエ氏。栽培 極力農薬を使わない“リュット・レゾネ”を実践している。1980年に、当時まだ岩だらけの斜面だった土地を購入。1992年まではつくったぶどうを農協に納めていたが、1993年からワイン造りを始めたそう。まだまだ新しいドメーヌなのだ。
 造り手に直接会った方によると、「彼の作るワインはどれも収穫量を低く抑えて高品質。その年でできるいいワインしか造らない」とのこと。まろやかながら、凝縮度も感じる素敵なロゼ。セパージュはグルナッシュ50% サンソー50%。




DOMAINE PATRICE MARC ROSE BRUT (パトリス マルク ロゼ ブリュット)
またまた直接訪問した方からのお話を聞いたので感動してしまう。パトリス マルクはエペルネの小さな生産者。シャンパンといえば大手ネゴシアンによるブランドものが有名である。が、大量に作ることを目的とせず、自分達のこだわりにそぐったぬくもりあるシャンパーニュを提供している。



CHATEAU DE LAVAGNAC ROSE( シャトー・ド・ラヴァニャック・ロゼ 2004)
造り手はシャトー・ド・ラヴァニャック。ボルドーはサンテミリオンの外れに位置するサント・テールという村にあるシャトー。サンテミリオンのロゼなんてはじめて。使用品種はメルロー、カベルネソーヴィニョン、カベルネフランと定番なのに、フレッシュ&フルーティ、バランスの取れた味わい。