TASTING CUBE

Wine by your side…我が家は毎晩がワインサロン。最近のマイブームはBOX WINEです。

お食い初め

2007-10-21 11:20:18 | ワインの脇役
産まれて100日前後の赤ちゃんが、この先一生食べ物に困らないよう願いを込めて用意されるお膳。それを赤ちゃんに食べさせる(マネをする)。これが「お食い初め」。お膳の内容は一汁三菜のようなもので、それぞれに意味がある。お魚は、鯛やいしもちなど、頭でっかちなモノが好まれる。これは、「人の前に立つ頭(カシラ)としてリーダーっぷりを発揮できますように」という願い。ご飯はお赤飯。あずきの赤は、厄払いの意があるそう。お膳には「福石」といって、歯固めのための石も用意される。京都あたりだと、どこそこの川の石って決まってるらしい。我が家は神聖なお石のかわりに、大きなお豆を。このお豆、世界一大きなお豆なんだって。お守りとして頂いたのだけど、ごっつり硬くってこんなときには縁起モノ。そしてもちろん清いお酒、シャンパーニュもそえて♪本当に彼女と乾杯できるのは、あと20年後・・・楽しみ楽しみ。

このお食い初めのお膳、由緒正しく漆器などを使うのが本当なのだけど、イマドキそんなセットが揃っている家は珍しい。皆様どうしているのか、最近の「お食い初め」事情を覗いてみると、なんともバラエティ豊か。ホテルでは親族が集まって個室を貸しきるプランまである。ケータリングを頼んで一式を自宅に調達してもらうことも出来るし、鯛の姿焼きだけをネットで注文することもOK。器だけ「お食い初めセット」として購入することもできる。これはその後、離乳食が進んでも使えるようにプラスチック製だったりして便利みたい。

我が家はアレンジしてお膳をこしらえたけど、鯛の姿焼きとはコレが初体験。串打ちや焼き方など、以前日本料理を習っていたから用意できたが、確かに素人がやったら面倒かも。焼きあがった鯛は身がホワホワ。ベイビーにご馳走様♪

二代目

2007-10-17 15:08:45 | お料理のツール
「ガマンできない、買います」とばかりに再購入したのはガーリックマッシャー。
以前の記事にもあるとおり、お料理の手間を素敵に省略できる優れモノ。たまたま使わない期間があって、いざ使おうと思ったら出てこない。どこに収納したかしら。モヤモヤと思い出される光景はイヤな予感・・・。ことの発端は家族が突然言い出したこのセリフ。「にんにくってあまり得意じゃないかも・・。」にんにくを使ったお料理は、ワイン好きなら必須。だってにんにくがアクセントになる一皿はおいしいモノばかり。突然のカミングアウトにどーゆー状況だったのか、ガーリックマッシャーを思い余ってゴミ箱に捨ててしまったのだ。多分あとでゴミの日にでも拾いあげるつもりが、そのまま捨てられてしまったのだ。後にも先にも、逆上して大好きなキッチンツールを捨てたのはこれだけ。

最近ガーリックマッシャーを使いたい機会が多く、探し続けても出てこないから、先日河童橋商店街にて購入。意外に見つけるのに手間がかった。だって私が欲しいのは先代と同じモノって決まってるから。他にいくつも手にしたけど、しっくりこない。値は倍位したかもしれないが、捨ててしまった自分に反省+なんだか可愛い、に免じてよしとしよう。今回は箱つきで購入。トリセツには新たな使い道があるじゃない♪思わぬ発見。くるみなどを砕くのにも重宝するみたい。ふふん、オカエリ2代目。



ガーリックマッシャー

キモチを込めて

2007-10-16 10:21:53 | ワインの脇役
「お誕生日おめでとう」。10月半ば、彼の誕生日を祝うのに何を作ろうか考えた。彼の好きなもの、以前作って喜ばれたお料理を思い返して、どんな風にテーブルに出そうか考えるのはとても楽しい。好きなヒトと美味しい食べ物、美味しいワインを分かち合うのは本当にシアワセ♪

「赤ピーマンのムースとグリル野菜、タプナードソース添え」。
苦手な野菜も、調理方法やソースによって美味しく感じてしまうから不思議。「タプナード」とはオリーブのペーストのこと。オリーブとアンチョビやにんにくなどを合わせてミキサーにかけるだけ。プロヴァンスのお料理教室で教えてもらって以来の大好物。バケットに塗ったり、野菜につけて食べる。お肉やお魚の上に乗せてグリルするのも美味しい。とにかく楽しみが如何様にもあって万能ペーストなのだ。久しぶりに作ったのはラジオからこのレシピが聞こえてきたから。「ラジオレシピ」って作ったことあります?私ははじめて。ラジオからシェフの声が聞こえてくる。分量をメモ。材料や作り方の説明を聞いてると、アタマのなかで味や香りが思い浮かび、想像力がかき立てられる。この間、すんごい集中力♪楽しい♪シェフのお店は、素材を活かした美味しいお料理を提供してくれるフレンチ。その優しい声のウラに料理の愛情まで伝わってくる感じ。今回は彼のレシピでタプナードを作った。ピクルスが入っているせいか、マイルドな味わい。

最近はお祝い事が多く、泡を飲むことが多い。手軽に飲めるCAVAや、ヴァン・ムスーをよく購入する。今回はヴァン・ムスー。

仏産なのに輸入を意識してか、キャップには英語で「SPARKLINGWINE」と表示してある。ボディーのしっかりした、意外に美味しい泡・・。産地の記入も無いが、お値打ちワイン♪


お魚屋さんで大きさを選んで入手したサザエ。レンジで少し加熱して、ガーリックパセリバターとともにいただけばブルゴーニュのエスカルゴ料理のよう。

サザエのコリコリ感ってたまらない。余ったソースが、これまた大ぶりで肉厚の椎茸のグリルとも相性バツグン。


誕生を祝う・・人間が産まれることって偉大。


サンクゼールワイナリー

2007-10-10 08:09:33 | ワイン育
連休の続く九月末に訪れたのは長野県飯綱町。サンクゼールワイナリー。以前から訪問してみたかった。山中を進んでいくと到着。現れたのは、ナパヴァレーさながらのワイナリーのエントランス。あいにくの小雨だけど、中庭はしっとりとした静けさ。美しい。




そもそも「サンクゼール」との出会いは数年前、都内にて。ジャムやドレッシングやソース、バターを綺麗にディスプレーしているお店が目に入り、立ち寄った。店の名は「サンクゼール」。その商品の種類は豊富で、いろんな味をテイスティングすることもできた。ワインもある。「これだけの数の商品をすべて自社ブランドで提供しているのってすごい、何なんだろう。長野産ということだが、ご当地アンテナショップかしら」というイメージ。
その次にこのお店と再開したのは軽井沢だった。お店に入ると、今度はワインのラインナップがたっぷり。ワイナリーだったのだ。


そして今回、軽井沢から足を伸ばして訪れた。ゲートをくぐると左手にセラードア。ワインやジャム、バターがたっくさん。ふんだんに試食をして購入できる。ワインの試飲ツアーは時間が決まっていて、残念、今回は参加できず。


こんなレッドなホールも。伺ったときは商談に使われていたみたい。打ち合わせもこんな素敵な雰囲気でできるなんて、いい気分。



前身は斑尾高原牧場という。りんごの産地とあって、ジャム製造が出発点とのこと。食べてみると、それぞれ美味しい。日本人好みの糖度の低いジャムは個人的に好きじゃない。コチラのジャムはわりとこっくりした仕上がり。ラインナップも季節感たっぷり。栗やサツマイモのペーストなんて、それだけで立派なデザート。

ワインはシャルドネに力をいれている感じ。創業時に植え付けをスタートさせたシャルドネやカベルネ、メルローといった欧州系のぶどうを、しっかり育てている。ワインは都内でも手に入るという安心感が嬉しい。時間がないので足早にココをあとにして、向かったのは直営のレストラン。

戸外でお食事とワインを楽しんだ人々が楽しくおしゃべりしていた。レストランは高台にあり、そこから見下ろすブドウ畑は最高♪以前訪れたシドニー郊外のハンターヴァレーのよう。となりにはチャペルもある。ココでのウェデイングはさぞかし素敵なんだろう。



ブドウはよく実っているみたい。

あいにくの天気が続いてる。今年の収穫は大変なんだろうな・・・。ここまで育ったブドウたち、なんとかワインに成り遂げて欲しい。

あの味をもう一度・・・

2007-10-06 14:25:59 | 簡単レシピ
印象にのこる一皿ってありませんか?美味しかったと思うと、つい自分でも作ってみたくなる。レストランのお料理や、知人宅で頂いたときによく思う。でも今回は珍しくこんなものに夢中になった。

先日軽井沢へ行った際、パーキングエリアでお土産に購入した「割り干し大根野沢菜漬け」ってゆーのが我が家で大ヒット。内容は、切り干し大根+野沢菜漬け+めかぶ、を和えて、一晩置いておくだけだけ。どうしても作ってみたくなって、数回試してみてやっと理想の「あの味」に近づいてきた。食卓にのぼるたびに味を確かめる。なんだかワインのブラインドテイスティングみたい。

ちなみにこれ、めかぶがトロッと浅漬けにからんで、とても美味しい。秋の副菜にオススメです。

My birthday beyond

2007-10-01 11:34:03 | Weblog
ここ3ヶ月間、たくさんの贈り物を頂き続けている。先日誕生日を迎えたのは私。こんなにプレゼントをもらったのは私の人生のなかでもはじめて。とはいっても私に、ではなく誕生した子供に対して。皆様の暖かい気持ちが心底嬉しい。自分がこんなに色々な方々に支えられているんだと改めて気づく。ありがとう。

どんなキモチで選んでくれたのか、ワクワクしながらプレゼントの包みを開ける楽しみったら、たまらない。包装もいろんなセンスが光って、勉強になる。リボンとのカラーリング、リボンの飾り方、ラッピングペーパーの素材、箱のサイズ選び・・・。

頂いた素敵なリボンもちゃんと取っておいて、大切に使いまわそう。


どの贈り物も本当に嬉しくて、感謝感激なのだが、彼が上司から頂いたものにはあたたかなエピソードがあったりして頼もしい。奥様が選んだのではなく、「自分でベビー用品売り場へ出向いて決めたんだ」とか、「以前からこれを贈ろうと決めていた」ですって。中高年の男性のセレクトしたベビーグッズは、経験によるのかしら、アイデアが詰まってとても有難いプレゼント♪