今年大活躍したキッチンツールは先日紹介したアルコールスプレーとこれ。ゴムベラの小さいタイプ。たとえば、マヨネーズ系のソースでサラダを作ったりするとき、混ぜるのに使う食器って和えたソースがふちに付いたりしてきたなくなりがち。このヘラで混ぜれば、付いたソースもきっちり拭き取りが可能だから、手間が省ける。小さい分小回り?も利いてサクサクっと使えて便利。さあ、明日は大晦日。キッチンに立つ時間もうまく配分して手際よく年明けの準備をせねば。このヘラもきっと活躍納めかしら。
我が家は例年,大晦日の夜におせちを食べる。というのも、伊勢丹からおせちを31日に配達してもらい、それで晩餐をするのが恒例になっただけ。元旦と次の日は実家訪問でそれぞれのおせち料理を頂くので、フレンチやイタリアンのおせちをオーダーする。一年分の自分達への御褒美みたいなもので、毎年どれにするか選ぶのが楽しみだった。去年は私が7年勤めた会社を退職した日と重なり、花束に囲まれて、よりゴージャスな時間を過ごした。今年は、自分で御褒美をつくろう・・と思っている。
皆様お仕事納めの時期ですね。今年もお疲れ様でした。飲食に関わる方もまだまだ大変でしょうが、美味しく頂いた数々のお皿、ご馳走様でした。私の友人も島根でフレンチレストランをしている。タイトルのお店だ。暖炉の前の一皿もお店のお料理。シェフオーナーのマダムの彼女が、忙しい中クリスマスカードを贈ってくれた。「今、毎日大忙し~」と最後に一言。シェフが作るお料理とデザートは本当に美味しい。お店は萩・石見空港の近くにあって、私も何回も行っている。食べたくないものを告げて、ソムリエの彼女にワインをお任せしてくつろいでるだけだが・・これが幸せなのだ。秋にリオープンして益々素敵になったって。次はいついけるかなあ。
島根市益田高津町持石口485-18 ℡0856230041
島根市益田高津町持石口485-18 ℡0856230041
迷った挙句、デザートはモンブラン。なんと、白花豆煮で作りました。大ヒットでした。レシピも簡単。市販の白花豆煮を牛乳で煮て、生クリームを少し加える。ココで柔らかすぎるようならコーンスターチで調整を。あら熱がとれたら、ダークラムを混ぜ、冷蔵庫で冷やす。皮をむいたサツマイモを柔らかく煮てマッシュし、バター、塩を加える。これに黒ゴマを炒って混ぜ、冷やす。スポンジやパイ生地などにボール状に丸めたサツマイモをのせ、固く泡立てた生クリームをのせ、白花豆クリームをモンブランのように絞りあげ、白花豆を飾る。なぜか、マロンのモンブランに似た美味しさ・・・。
スペインのペスケラ1997、リゼルバ。友人が贈ってくれた一品。97年はその友人と同期として入社した年。色々な思い出の詰まった思い出深い年なのだ。結婚したのも同年、式もスペインで。さてこのワイン、ロバート・パーカーいわく「スペインのペトリュス」。さすがにミシェル・ローランは介入していないようで、ほっ。スペインのリベラ・デル・デュエロで造られている。この地方にはもうひとつ、ベガ・シシリア・ウニコというグレートなワインがある。以前ウニコを飲んだとき、スペインの大地の情熱的なふくよかさを感じたが、今回のペスケラにもそんな抱擁力がある。美味しく頂けてうれしい、ありがとう。鶏のレバーも合ったけど、コテコテのジビエがマッチするワインかしら。
クリスマスにローストチキンは定番。チキンまるごとは近所のお肉屋さんで手に入り、我が家ではサムゲタンで頻出する。今回は、鶏肝をウスターソース、醤油、ブルーべリージャムで一晩つけ込んでおいたもの(万が一と思い、昨晩思い立って用意しておいて正解っ)と、しいたけ、たけのこを詰めて焼いて見た。こんなに簡単で、美味しくて、ワインに合って、うれしい限りだ。ワインは候補が二つあった、スペインかイタリア。セラーを開けて、閉めてを2,3回繰り返した後、前者に決定。ペスケラの97年。友人が贈ってくれた意味ある一品。あーとてもよい香り。テンプラニーニョが熟成したとき、この満足感が味わえる。若いテンプラニーニョのハツラツとしたアタックはなく、凝縮感ある果実味がたっぷり。ドライプルーン、バニラ、ビターチョコの香りが口中にゆっくりひろがる。今日が飲み頃なのか?内臓を詰めたチキンのグリルにも合う。メインのあとでもこっくりと楽しんだ。デザートは続く・・・。
クリスマス休暇の過ごしかたにいくつか候補があった。①仕事、②友人宅に押しかけてパーティ、③温泉旅行。結局どれでもなく、自宅で過ごすことに。ジムで汗を流しながらも今夜のメニューで頭がいっぱい。フル回転させて出来た前菜はこれ。キャヴィアタワー、生ハムとキュウリのグリッシーニスパイラル、とんぶりとカッテージチーズのディップ。キャヴィア(白状します、今回はニセモノのランプフィッシュです)にはいろいろな食し方があるが、今回はこの取り合わせ。サワークリーム、卵の黄身のマッシュ、極細パセリ、極細ミョウガ、レモン、にそば粉のブリニを焼いてあわせた。ミニグラスに盛ったが、豪快に掻き出して、まぜてブリニにつけて頂く。わりとパワーのあるシャンパーニュを開けてしまい、キャヴィアには合わないかも・・・と心配したが、そうでもない、合う。味のしっかりした日本パセリを使ったからか?レモンを多くかけなくても、ボディーがありスモーキーなシャンパーニュと美味しく頂けた。ブリニはそば粉を牛乳でといてフライパンで焼いただけ。不思議とキャヴィアと合う。生ハムは、私はキュウリと合わせるのが一番好きだ。シンプルで合う。とんぶりのディップは定番。カッテージチーズ、とんぶり、かつをぶしを少量のマヨネーズと醤油でまぜる。畑のキャヴィア、とんぶりのプチプチ感は絶品。メインに続く・・・。
先日は忘年会の追い込み日だった。都内のタクシーは一時間待ってももつかまらない。でもよしとしましょう、西日本の皆様のご苦労に比べれば、我慢我慢。そんな楽しげなサラリーマンを横目に、今年最後のワイン販売の仕事を収め、駅へ向かう私。お疲れの乾杯をお目当てに急ぎ足でね。シャンパーニュの奥の深さに酔いしれた半月であった。私の中では、DEMI SECのものが今後も頻繁に登場しそうな予感。RM(レコルタン・マニピュランン)のものも個性があるし、種類が多い分、まだブームは続くと思う。最後に感じたのは、シャンパーニュも、最高に美味しく飲む準備をしっかりすること。かなり冷やすべきものと、そうでないものを区別するだけでかなり美味しさが違う。あと、スマートな開け方をして下さい。シャンパーニュを開栓するときは両方の手で底とコルクをしっかり持ち、右手と左手で逆方向に少しづつひねるだけで、そっと開きます。コルクを上に押し上げる必要はなし。くれぐれも音を立てたりして、大切な泡を逃さないように。ビンの中そっと熟成を重ね、開けれれるこの瞬間を何年もずっと待っていたんですから。では、皆様も素敵なクリスマスをお過ごし下さい。
自宅で燻製にチャレンジ。ホノルルのスーパーで購入していたスモークチップを使う時がきた。今夏に、これを見つけたときはうれしかった。パッケージを見ると、どうやらジャックダニエルを仕込むときに使用した樽材を利用して作られているらしい、なんだか聞くだけでワクワク。いざ指示通りに使って見ると、・・・・・・。・・・・。全く燻されてない、匂いもない。燻製にされるのを心待ちにして処理された、鮭、鶏肉、鶉の卵、ソーセージの面々は、ただの焼き物として食されたのであった。このカタキ?は必ずとってみせるからね。