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緑滴る賀茂街道-5月15日は葵祭

2011-05-07 13:27:42 | まち歩き

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図1 5月4日、京都の葵祭に向け、斎王代が身を清める「御禊の儀」が京都市左京区の下鴨神社で行われた。十二単に身を包んだ第56代斎王代の同志社大4年、金井志帆さん(23)が女官ら約50人と参道を進み、境内を流れる手洗川で、両手の指先を水面に浸した。神事を終えた金井さんは「十二単の重さに伝統と責任を感じました」と話した由

(読売新聞5/5)。

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 葵祭は別名、賀茂祭とも呼ばれ、平安の昔より人気があった。この祭の前後、賀茂街道の新緑が最も色鮮やかである。別名萌黄色とも呼ばれ平安の昔から好まれて染色されたほどである。葵祭(あおいまつり)は、京都市の賀茂御祖神社(下鴨神社)と賀茂別雷神社(上賀茂神社)で、5月15日(陰暦四月の中の酉の日)に行なわれる例祭。石清水八幡宮の南祭に対し北祭ともいう。平安時代、「祭」といえば賀茂祭のことをさした。

 行列が賀茂街道の新緑の下を静々と通る姿が何とも雅やかである。この行列の前、5月4日、「御禊の儀」がおこなわれた。新緑のもと、十二単が眩いばかりにひきたった。

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図2 賀茂街道のケヤキ並木(クリックで拡大)。

この緑のトンネルの中を行列が通る。15日が待ち遠しい。詳しくは「ちょっといっぷく9」:2008年5月16日)を参照して戴きたい。葵祭は6世紀から現代まで1500年の歴史があるので、それなりの面白い伝説もたくさん蓄積されている。特に有名なのは源氏物語に登場する物語で、光源氏の昔の妻:六条御息所と、正室:葵上の牛車による場所取り争いである。その他、「徒然草」、「枕草子」にも出てくる。