怒れる中年

あなたは怒ることを忘れていませんか?  ①なんで借金しなければ勉強できないの! ②働きたいのに預ける保育園が無い、えっ!

ようやくお袋の見舞いに ・・・ 「危ない」のに10日ぶりくらい?

2011年03月28日 | 東日本大震災…山形から

何回ならんだことか。前の日も3時間ならんで、ようやく13リットル買えた。これでも改善されたほうだ。

何とかガソリンが30リットルくらいは貯まったので(お客さんの大きな事故や、お袋の万一に備えてタンクの半分くらいは取っておきたい)、26日の土曜日、妻と二人でお袋のところへ走った。

   

顔の色は前よりも良くなっていたし、酸素マスクで聞き取りにくいが話もできた。だが、しかし、手も足も、膨らんでいた。おしっこが出にくいためにむくんできたらしい。

済生館病院からの転院の時と同じく、肺の水は抜けないままらしい。

慰める言葉もなく、手や足、指をさすり、マッサージして、一緒に写真を撮って帰ってきた。

お袋は、何度も「おれは幸せだあ」「遅くなると危ないから早く帰れ」と言っていた。

今が恩返しをする時なのに、何もできていない!

医者からは「いつ、何があってもおかしくない」と言われている。

なのに、ガソリンが買えないばかりに、行くこともままならない。

「無念!」とは、こういう時に言うものかもしれない。

  ・・・・・

20110326

これは、ベッドに仰向けになりながら、お袋が書いたものです。

「何か、書いて」と頼んだら、「東海林タミ」と、自分の名前を書いてくれた。

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オオボケ! 小学校の卒業式を中学の入学式と勘違いして、お祝いのメールを送信

2011年03月28日 | 東日本大震災…山形から

東京の息子には長男の賢吾君がいる。今年は小学から中学へ。

3月25日が中学の入学式と思って、次のようなメールを送った。

前の日の朝、妻が「明日は賢吾の入学式だって・・・」と言ってるように聞いたから。実際は「卒業式と言ったんだ」ということだったが…。

「入学式? ちょっと早くない? 普通は4月だろ、」とは思ったんだが、いつも地震や原発のことなどを考えてるから、「今は、何があってもおかしくないからな 」と、変に納得してしまった。

   ・・・・・

「賢吾、中学入学おめでとう。

もう半分、大人の仲間入りだよ。

自分の時は、カバンがランドセルから肩掛けに変わること、帽子が被れること、昔は下駄だったが、中学生は高下駄をはいたんで、それも嬉しかった。

今思うと、それらは子どもから巣立つことへの喜びだったんだな、多分。

大人になっていくことへの武者震いのようなものだったね。

賢吾はどうだい?

何を思うかい?

大人に近づいて行くって、いいこともあるよ。例えば、お年玉が増えるとか? いやいや、もっともっといいことが。

でも、大変なことも多いかもしれない。ましてや、原発の不安など、今の大人たちが(自分を含めて)だらしないばっかりに、次の世代に重荷を背負わせてしまっているから。

でも、明日(の入学式)は、自分の一生の大切な1ページだから、有意義なものにするといいよ。

本当は、何か買ってやるといいんだが、自分は、今、お金が無い。被災地への募金を集め始めたんで、まず自分が有り金はたいてしまったんだ。

ごめんよ。

でも賢吾はいいよね、パパもママも、兄弟も、みんな元気だし、ご飯も食べれてるしね。

被災地の子どもたちを見ると涙が出てきちゃうよ。

みんなで力を合わせて、みんなが幸せに暮せるようにしたいね。正弘も、がんばるからね。

   2011/03/24    masahiro

     

追伸、今、入院中のお袋が、今日90歳になったんだ。病院で酸素ボンベを離せずに誕生日を迎えたんだ。

でも、ガソリンが無くて行けない。往復50キロもあるんだ。

隠れた被災者かな? 」

       

   ・・・・・      

このトンチンカンなメールに、息子から返事があった。

「 お父さん

ありがとう。

賢吾に伝えておきます。

賢吾は、サッカークラブでも学校でも、リーダーシップを発揮しています。友達や家族のことも思いやれるすばらしい子供です。

よろしくお願いいたします。」

    

(親父より、息子のほうができてるかな?)

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