怒れる中年

あなたは怒ることを忘れていませんか?  ①なんで借金しなければ勉強できないの! ②働きたいのに預ける保育園が無い、えっ!

「3.11甲状腺がん子ども基金」・・・②

2017年01月22日 | 生活のあんしん

子ども基金代表理事、崎山比早子さんの次のような訴え(「原子力資料情報室通信509号」掲載)には驚かされました。

子どもの甲状腺がんが福島県周辺で増えているとして福島の実情が述べられています。

「通常では100万人に多くても3人程度」と言われる小児甲状腺がんが、「福島県で、事故当時18歳以下の子どもに対し行われた一巡目の甲状腺検診では約30万人が受診し、116人が悪性ないしは悪性疑いとされ、これまで102人が手術を受け、101人ががんと確定されました」というのです。

さらに、その後の「2巡目の調査では約27万人が受診し、悪性ないし悪性疑いと診断された人は59人で、これまでに34人が手術を受け、全員ががんと確定されました」と。

甲状腺がんひとつとっても、福島のこどもたちの実情はマスコミなどでほとんど取り上げられず、逆に原発被災地の復興推進が煽られていますが、実際はこんなにも多い?!

 

もっと驚いたのは、国と行政、東京電力などの原発推進の加害者たちが、これら被害者たちの甲状腺がんの症状に対して「過剰診療と過剰治療」によるものだとの宣伝を加えているという告発です。

福島県には「県民健康調査検討委員会」(以下、検討会)という何か県民のための組織のようなものがあるそうです。

その検討会の「中間とりまとめ」では甲状腺がんが「数十倍の多発」だと認めているそうです。しかし、「検討会は、多発の原因として放射線被ばくは考えにくく、スクリーニング効果だとしています。検査をしなければ一生わからないようながんを、感度のよい超音波器を使うことによって見つけてしまったということです。」

「治療しなくても良いようながんを見つける過剰診断」「そのようながんを治療すれば過剰治療になります」・・・。

 

これが福島など原発被災地の実情だとすれば、主権者である日本国民として、いな一人の人間として許すことのできない現実ではないでしょうか?

みなさん、福島の現状を確かめにいきましょう。放っておくことができません。

  2017年1月22日 東海林正弘 記

 

 

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「3.11 甲状腺がん子ども基金」の設立! ・・・以前から福島の子ども達のことが心配で「何かしたい」と思いつつ、なかなか行動に移せなかった

2017年01月13日 | 原発事故から身をまもるために

ずうっと気になっていた子どもたちの放射線被ばく、ようやく子どもたちを守るための「甲状腺がん子ども基金」ができたことを知りました。

昨年9月には設立されていたそうですが、ほとんどマスコミが取り上げていないので、山形県寒河江市居住の私のまわりでは話題にもならなかった。

初めて知ったのは11月の「原子力資料情報室通信」で。

第一は、こんなにも大切な問題をほとんど取り上げない行政やマスコミの問題。特に政府広報と化してしまったNHKの責任は大きい。

第二は、チェルノブイリ原発事故に比して日本の対応の遅れ。遅れというよりも「原発被害隠し」「原発再稼働」を図る日本政府や行政、電力会社の本音の問題。

第三は、困難な中で原発被害者とともに歩もうとするさまざまな人々の勇気と努力…に感動する。

率直に言って、自分の誤りを認めて反原発に取り組む小泉元首相にも感心。

さまざまな人々が手を組んでいかなければ原発と戦争を失くすことはできないと思う。

今日は基金設立のチラシに載っていた当事者のメッセージで締めくくりたいと思います。

「私は都内の大学に通う学生です。震災当時は福島におり、県民健康調査による甲状腺検査で、細胞診により甲状腺乳頭がんの疑いと診断されました。告知された時、今後どうなってしまうのだろうと感じ、その後も、手術のタイミング、治療などにかかる費用、将来の結婚や差別など、さまざまな不安を抱えながら過ごしてきました。

 実際、福島県立医大で指定の曜日に検査を受けるためには、

授業を休んで東京から福島へ通うことになり、生活上も、金銭的にも負担です。

 そして、患者同士が関わりあったり情報交換したりする場もなく、当事者および家族はとても閉鎖的な環境にいます。・・・」

   ・・・・・・

さっそく基金事務局に電話をして基金口座の振り込み用紙とチラシなどを送ってもらうことにしました。

「自分も」と思う方はご連絡ください。

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ブログ再開第一弾・・・まずは失敗談から

2017年01月08日 | 生活のあんしん

今日は1月8日、日曜日。まだ年賀状を出せてません。「えー!」ですよね。

年賀状をくれた皆さん、申し訳ありません。

毎年大みそかまで仕事に追われ、1日から3日は東京の子どもたちのところに行くので、年賀状は4日か5日に書いています。

それでも遅いのに、松の内に何とか届く程度?

今年はトラブル続きなんです。

 

先ずは、名簿を登録していたパソコンが起動しなくなってしまったこと。裏のあいさつ文は印刷できているのに、あて名が印刷できなくなってしまった。

パソコンをだましだまし使おうとしたがウンもスンもない。

 

次に、何とか名簿を整理し終えて、別のパソコンで簡単「年賀状ソフト」で急きょ、あて名印刷しようとしたら、またまた失敗。

買ってきたソフトが他ソフトからの「乗り換え専用」だったこと。

もう遅いので買いにも行けない。

今日も年賀状を出せなかった。

すみません、明日こそ年賀状を出します、ごめんなさい!

今年はお詫びから始まってしまいました。

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