怒れる中年

あなたは怒ることを忘れていませんか?  ①なんで借金しなければ勉強できないの! ②働きたいのに預ける保育園が無い、えっ!

「一つ目小僧」のお化けだー

2022年10月19日 | 国際・政治・・・世界の平和のために

 

「一つ目小僧」・・・みなさんは聞いたことありますか?

Wikipediaによると「一般にこれと言って危害を加えるようなことはなく、突然現れて驚かすという、妖怪の中でも比較的無害な部類に含まれる」という。

「一つ目小僧」と言っても、顔の形のことではなく、人間にとっては心の持ち方を諭していると思う。

今回、次々と「一つ目小僧」が現れたと私が思ったのは次のこと。

先日もテレビ朝日の番組「報道ステーション」で北朝鮮のミサイル発射について速報していた。

「今回も北朝鮮が日本海に向かって2発もミサイルを発射した・・・」「危険だ」「私たちはどうやって身を守ればいいのか」などと。

それはその通りだろう、しかし時代をリードするテレビの報道として私は大いに疑問だった。

これではただ不安を煽っているだけではないのか??

せめて人間並みの「二つ目」なら、日本や韓国がどう思うかだけでなく、相手側の北朝鮮がどう思っているかも合わせて報道すべきだと思う。世界最強のアメリカと精鋭・精強の日・韓3国が原子力空母まで引き連れて眼の前で大演習する恐怖を。

そして相手は恐怖から引き下がるだろうか、と。

より必死で武装を強めてきたら、こっちもさらに武装を・・・。

そして「三つ目」「四つ目」なら、世界の環境への影響や、戦争の犠牲者だけでなく戦争でぼろ儲けしている人たちのこととかも、

そうした多層的なものの見方があってこそ戦争のときにも平和に向かって歩み続けることができるのです。

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キューバ危機から60年、「今こそ米ソは話し合いによる解決を」

2022年10月16日 | 国際・政治・・・世界の平和のために

米ソが核戦争の瀬戸際に陥った1962年のキューバ危機から60年、「ワシントンのホワイトハウス前で14日、核廃絶を求めるデモが開かれた。市民約20人がウクライナに侵攻したロシアが核兵器使用の可能性を示唆していることに反発し、『核戦争回避へ、今こそ米ロの交渉が必要だ』と訴えた」とのこと。(2022年10月16日「山形新聞」より)

参加者からは「キューバ危機ではケネディ大統領とソ連のフルシチョフ首相が交渉し、ぎりぎりで衝突を回避した。今必要なのは意思疎通だ」

「広島と長崎の被爆者の声に耳を傾けなければならない」などの声が上がったと。

山形新聞によれば、ソ連は62年、キューバのカストロ政権を支援しようと、同国にミサイルを搬入。ケネディ氏はミサイル基地撤去を求めてキューバを海上封鎖した。激しい交渉の結果、米国はキューバに侵攻しないと約束し、フルシチョフ氏が10月28日に基地撤去を通告、危機は収束したというのである。

現在のロシアのプーチン大統領とアメリカのバイデン大統領に、60年前の二人の指導者の知恵を求めるのは無理なのか??

 

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世界の軍事力ランキング、日本は第5位⁉・・・驚きの「平和憲法国家」

2022年10月12日 | 国際・政治・・・世界の平和のために

最近もっとも驚いたのは「北朝鮮のミサイル発射の脅威・・・」がどの程度のものだったかを知らされたとき。

世界の軍事力比較について確たる報道は定かでないが、各種の報道から類推できることはあるようだ。

🔺一つは「news24-web.com」の「出典us.naⅴy.」から「世界軍事力ランキング(2022年版)」

1位 アメリカ 軍事費 7,780億ドル(約85兆円)

2位中国 2,520億ドル

3位 インド 729億ドル

4位 ロシア 617億ドル

5位 日本 491億ドル

6位 フランス、

7位 イギリス、

8位 韓国・・・・・の順だった。

 

🔺二つ目は「ストックホルム国際平和研究所の軍事費データベース」から、2022年版(調査年2021年)。

世界の軍事費シェアは次の通りと公表された。

1位 アメリカ:38.5%

2位 中国:14.1%

3位 インド:3.7%

4位 ロシア:3.2%

5位 日本:2.6%」

6位 韓国:2.4%

・・・これらに比して、「軍備増強に余念のない」北朝鮮は第25位だと言うのです。

さらに驚くべきことは、世界第5位の日本が「5年以内に防衛費を5兆円から10兆円に倍増させ」、「敵基地攻撃能力の保有を念頭に長射程ミサイルを量産」、「基準排水量約2万トンのイージスシステム搭載艦の建造」、「航空自衛隊宇宙作戦群の増強」などと枚挙にいとまがないあり様。

今こそ世界平和のために一人ひとりが歩みださなければ?

手遅れになってからでは・・・

 

 

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五味川純平著『戦争と人間』は訴える・その2

2022年10月06日 | 国際・政治・・・世界の平和のために

これを氏が書いたのは1982年だから、今から40年も前。

ちっとも古くなっていないことに驚くばかりです

この小説の中で、戦争とは何かが語られる。さまざまの役回りそれぞれに主人公らしき登場人物がいて、その財界側代表のような人物の伍代財閥総帥伍代由介が、戦後に戦争を振り返って次のように語る。戦争を推進した張本人の一人だった彼が

「アメリカもどうせ勝てるものを、馬鹿なことをしましたね。原爆を使うまでは、殺人者は枢軸国だと言えぬこともなかった。原爆2発落として、強力無比な武器を持っていると威張ってみて、何になります。彼らは、新しい殺人方法を試してみたくて、何十万という人間を一瞬にして殺した殺人鬼ですよ。これで、ファシズム打倒の大義名分が、値打が半分以下になりました。なに、殺人鬼同士の殺し合いですよ。戦争てのは、結局そうなるんですね。はじめは正義と邪悪の対立が確かにあった。だが、終りには邪悪同士の殺し合いに過ぎません。こういう手合が押しつけてくる民主主義とやらは、どんなものでしょうかね、お嬢さん・・・」

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「ちょっとお目眼を」 市井(しせい)から①

2022年10月06日 | 国際・政治・・・世界の平和のために

9月29日は日中国交正常化50周年でした。

時の田中角栄首相が中国に飛び、周恩来、毛沢東と厳しい交渉の末に国交正常化を決断したときのことを、今も覚えています。そしてこれは大変な歴史的英断だったのでは?

50周年を記念して開かれたイベントの記事(朝日新聞9/30)が眼にとまりました。

「へぇー凄いなー」と。

あのスケートの羽生結弦さんが、記念演奏会を前にした二胡(にこ)奏者のチャンヒナさんらと記念撮影に応じ、中国語を交えて次のように挨拶したというのです。

「日本と中国は隣であるからこそ、もっともっと良い関係でありたいですよね」と。

今時、なかなか言えない発言ですね。

羽生さんに拍手拍手・・・こうした市井からの声が世界の平和をもたらすのではないでしょうか。

 

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五味川純平著『戦争と人間』は訴える その1

2022年10月03日 | 国際・政治・・・世界の平和のために

あの戦後を代表する超ベストセラー『人間の条件』(全6巻)を書いた五味川純平氏が、1965年から1982年にかけて死力を尽くして書き上げた『戦争と人間』(全18巻)。

30年ほど前、東京にいたときに読んで感動し、山形に戻ってくるときに「ぜひこの本は」と持ち帰ってきたが、それっきり書棚にしまいっぱなしにしていた。

最近、第二次世界大戦前のようなにおいもあり、この本に手が伸びた。

氏は第18巻の巻末で「感傷的あとがき」と題して次のような一文を遺している。

一人でも多くの市井の人に、ぜひ味わってもらいたい。

「生きていて、少しも愉しくない。それは必ずしも妻を亡くしたからでも、世代の怒りを共にする友人が少ないからでもない。国も同胞の大部分も、大小の悪事をごまかすことを正念場と考えているからであり、悪者のみが栄えて権勢をふるい、少数の正直者、善悪の区別を知って悪に加担しない者は、悪者たちの残飯で辛うじて生きているという、情けない、みっともない状態が、この島国全土を蔽っているからである。

ペンは剣より強し、と、昔の賢人が言ったそうだが、果たしてそうか。私の眼には、ペンは邪剣に奉仕するに忙しいようである。

 1982年10月 」

 

 

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ロシアの天然ガスパイプラインが破壊された?!

2022年10月01日 | 国際・政治・・・世界の平和のために

2022年9月27日(ロシア時間)、ロシアと欧州を結ぶ天然ガスパイプラインを運営する「ノルドストリーム」が、3つのパイプラインが同じ日に損傷したと発表した。「こうした事例は前例がない」とし、「復旧の見通しはたっていない」という。

「ノルドストリーム」は、2011年、ロシアからドイツへのガス供給を開始した巨大なインフラであり、2600万世帯分、1100億立方メートルのガスを供給できる。

この前代未聞の巨大事故について、EU諸国、アメリカなどは即座にロシアの破壊工作だと疑い、「意図的に破壊しようとする行為」があれば「断固とした対応をとる」と表明している。

ウクライナはここぞとばかりに「ロシアのテロ攻撃だ」と非難している。

だが、何の証拠があって?

ましてや自国の巨大なインフラ、欧州への圧力の武器を、なぜロシア自身の手で破壊するのか?

世界は冷静に事態を分析しなければ、戦争の不幸を倍加するだけではないのか!!

私の脳裏に浮かんだのはイラク戦争のこと、「イラクが核兵器を所有している」と決めつけてアメリカ、欧州諸国、そして日本も、イラク全土を攻撃しフセインを倒したこと。だがしかし、大量殺戮兵器、核兵器は見つからなかった。

そして、どれほどのイラク人民が死傷したのか、その被害について明らかにされていない。まして、「イラク戦争」というアメリカ中心の侵略行為の原因と責任については今もって明らかにされていない。

ちょっと考えてみよう、

いわゆる「自由主義圏」(実は超巨大帝国主義圏)の報道機関も政府も、アメリカに追随し過ぎていないか?

真実が隠されていないか?

私たちは戦争状態の時ほど、事態を冷静に見つめなければならない。

 

 

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