怒れる中年

あなたは怒ることを忘れていませんか?  ①なんで借金しなければ勉強できないの! ②働きたいのに預ける保育園が無い、えっ!

お人よしもほどほどに! 年金運用損10兆円

2009年06月27日 | 社会・経済

 普段、自称「温厚な」私が頭にきました。

 ニュースを見てたら、6月27日配信の読売新聞に「公的年金の積立金運用、赤字10兆円…過去最悪に」という記事が掲載されていました。

 その記事によれば、これでは「将来の給付カットにもつながりかねない」「年金不信がさらに深刻化する恐れもある」とありました。

 しかし同時に、結びでは、2008年度は大赤字だが、「今年度に入ってから、株式市場は回復基調にあり、運用実績は改善しつつあるとの指摘もある」と述べていました。

 これ、何かおかしくないですか?

 国民年金と厚生年金を合わせた積立金は約140兆円であり、1年間でその内の10兆円が消えたというのですぞ。

 それなのに、「今年は株などが下がったから仕方ないかあ、また上がりそうだし…」と諦めるのですか?

 家庭の中で、夫がこんな大損をしてきたら、賢明な主婦は「株はまた上がるし…」と言われても、「何を考えてるのよ! 株なんかに手をだすからでしょ。大切な老後の蓄えなのに」・・・と怒りまくるか、「あなたには愛想が尽きました」と、離婚裁判になるのではないでしょうか。

 140兆円の内、90兆円を市場で運用しているとのこと、これがおかしい。

 株などで運用するのは余裕のある手元の資金、ナケナシの老後の蓄えを株などに運用するのがおかしいんだぞー。

 運用で大赤字を出した責任者は金を返せ!

 返せないんなら、給料を差し押さえるぞー。麻生君も、マス添えクンも、そもそもの小泉君、タケちゃんも、弁償しろー。

 文句を言わない「立派な」人の分は別として、私の分は返せー!

 当たり前でしょ。年金保険料を払う時、「株で運用します」などと説明を受けてないんですから。説明責任があるでしょ。

 お人よしは、もうごめんだ!

コメント

日本に蔓延する“思考停止”

2009年06月21日 | 社会・経済

 これでいいのか! と、危機感をもつことの一つに、現代の日本に蔓延する思考停止があります。あなたは、そう思いませんか?

 私は金融関係の一つ、保険業界に身を置く者です。10年以上も前のことになりますが、この業界に入って驚いたことの一つに、こんなことがありました。

 ある時の営業会議で、上司に課された目標の契約件数を取れなかったことについて、いろいろと困難さを述べていたところ、「できない理由を聞いていない、いかにしてやるかだ!」と言われました。

 びっくりしました。自分が考えたこともない論理でした。でも同時に、「うーん、鋭いみたい」と感心もしてしまいました。しかし、こう言われたら、もう何の議論にもなりませんよね。討論は終わり、あとはやるかやらないかだけ。上司にとって、こんな簡単な指導法はないでしょう。

 最近も、同じように「何か変だぞ」と思うことがありました。

  何か失敗したり、うまくいかなかった時に、その理由を説明しようとすると、「言い訳は聞きたくない」「言い訳ばかり」と切り捨てられたこと、あるいは、切り捨てたことはありませんか?

 「言い訳」、いいじゃないですか。たっぷりと「言い訳」を言いあえばいいんです。それについて、話し合えばいいんです。必ず何か、その人自身が教訓をつかむはずですし、まわりも勉強になります。

 コンビニやファミリーレストランなどでは、接客のマニュアル化が進んでるようですし、一般企業でもマニュアル大繁盛のようです。

 これも疑問です。平均的な水準の引き上げには役立つでしょうが、これで考える営業や創造的な仕事が育つのでしょうか。受験と同じで、〇×のつけ方がうまくなる、そういう人間がハバをきかすのでは。もっと自主的に考えることを大切にしなくては・・・、こう思うのは私だけでしょうか?

  マニュアルをつくる人と実行する人に別れませんか?

 

コメント

白岩義民② 義民のお墓

2009年06月21日 | 白岩義民

 少しずつ白岩義民のことを取り上げていきたい。今回は2回目。

 あなたは、このようなお墓を見たことがありますか? 私が初めて見たとき、「死んでも迫害される、これは何なんだ!」とショックでした。

Rimg0004

 このふたつのお墓の上の部分を見て下さい。2本の線が入っています。囚人を示す印だそうです。白岩一揆の先頭に立った人たちの何人かを祀るお墓だそうです。

 山形県西村山郡西川町間沢の東泉時に、ひっそりとたたずんでいます。

 義民の方々は、どのような苦しみの中から立ち上がり、どのような思いで生命を懸けたのか…。そして、その親は、妻は、子は、一族は…! 私たちには想像もできない苦悩と家族愛、同志愛があったのではないでしょうか。

 私たちの祖先であり、先輩であるあなた方義民の心をまなびたい、こう思うのは私だけでしょうか。

コメント

PETの検査結果は「だいたい大丈夫」?

2009年06月16日 | 日記・エッセイ・コラム

 結果の報告が遅くなってすみませんでした。

 昨日、別の要件で電話したSさんに、「がんの検査結果はどうでしたか?」と聞かれました。初め、「えっ、何のことだっけ」とどぎまぎ。自分があれほど大騒ぎしたがんのPET検査のことを、「喉元過ぎれば熱さを忘れ」とは、このことです。

 この前も、天童のお客さんに「どうでした?」と聞かれたのです。私は本当のバカ者です。心配してくれていた人たちに何の連絡もせず、「大丈夫だったあー」と自分で酒飲んでのほほんとしてる…。ウン十才になっても駄目だ駄目だ。

 PET検査の結果は大丈夫のようでした。イマイチはっきりしないのですが。お医者さんの説明では「大きいがんは無いようです。でも小さいのは見つからないこともあるので、絶対無いとは言い切れない」「これからも注意して下さい」というような感じだったのです。

 うーん、すっきりしない。これでは、みんなに「大丈夫だったあ」と言う気にならないですよね。

 検査結果の書類などを渡されたので、それをじっくり見てと思っているうちに時間が経ってしまったという次第です。ご勘弁を。

 でも心配してくれて、ありがとう。恩返しのためにも、また元気にがんばります。

コメント

夢中で読んでしまいました、北方謙三著『新楊家将』

2009年06月15日 | 日記・エッセイ・コラム

 久しぶりに止められなくなって、読みふけりました。1昨日は夜中の3時から朝の6時過ぎまで、日曜の今日は朝の7時から夢中で読み、午後3時ころに上下2巻を読了しました。

 09年4月に出たばかりの北方謙三著「新楊家将 血涙」の上下2巻です。この本の前に、同じ著者の「楊家将」2巻があり、これが面白かった。それから、この著者に関心を持ち、「水滸伝」を買った。こっちは、長いのでまだ本格的に読み始めてはいないが。

 仕事があるのに、ついつい本を読んでしまう。今日(と言っても、もう翌日の2時!)も、明日の朝までに済ませるべき仕事が残ってしまった。これから風呂に入って一眠り、急いで起きて仕事仕事・・・。

 でも、面白い本は面白いですよね。2~3年前ころ読み漁ってた藤沢修平の本も面白かった。何度も朝まで読んでしまって、仕事に響いていた。

 この「楊家将」が面白いのは、楊業を中心とする軍閥一族の戦いの連続、その展開、と思いますが、バックボーンとして展開される中国の宋の国と遼の国の争い、そして国の政略に翻弄される個人の運命、これらを貫く氏の哲学というか死生観・・・。なかなかに考えさせる骨太な小説ではないでしょうか。小説の最後を、どう締めくくるのかと興味しんしんでしたが、うーんと感心してしまいました。

 ぜひ一読を。日本の中の織田信長や武田信玄などをテーマにした本も結構読みましたが、なぜか、中国を扱った小説は壮大で、それでいてリアルな感じがします。自分の人生観を拡げてくれるような・・・。

コメント

子どもたちにとっての田舎は?

2009年06月07日 | 日記・エッセイ・コラム

 ちょっと前の話ですが、ゴールデンウイークの時のこと。東京から息子と子どもたち(中1の女子、小5の男子、小2の女子)が来ました。その時、考えさせられたのが、子どもたちにとっての田舎とは何だろう? ということでした。

 言い換えれば、自分たちにとっての田舎とは何か、ということです。

 上の子が風邪気味のため遠出できず、ハードの田舎でなく、ソフトの田舎を楽しむしかなかった。これが幸いしたのか、うちの周囲の田舎実感に。列挙すると次のようなことなど…。

①  「ね、ね、変なのあるよ!」と小2の女の子。行ってみると、駐車場に、車で踏みつぶされた蛙の死骸でした。もう干からびていました。残酷な現実です。

② 来るたびの遊び相手が、カエルくん。庭のあちこちに隠れている。捜しだしてはバケツに入れて泳がせたり、水鉄砲で追い回したり…。カエルの適度な敏捷さもなかなかにいい。 

③ 雑草だらけの庭の草むしりも、喜んで手伝ってくれた。もちろん、早めに飽きての早上がり。花壇の手入れもやってくれたから、夏に来た時には花が咲いているようにしなくちゃあ。

④ ちょっと目を離したら、雑草とりなどの作業用イス(車輪付き)で、でこぼこの庭をぐるぐるまわり。「おいおい、ケガしないかい? 気をつけろよ」という感じ。子どもは仕事を遊びにしてしまう天才だ。

⑤ びっくりしたのは、物置にあった金づち。何か音がすると思ってふり向いたら、金づちで庭の石を叩いていた。やっぱりやんちゃでお茶目な末っ子の女の子。「危ない危ない! 石の破片が飛んできたらケガするぞー」。

⑥ 静かにしていると思ったら、女の子が花海藤(はなかいどう)の花で花笛を始めた。ママに教えてもらったらしいが、なかなかじょうずだった。へえー都会の子が…と感心。逆に私が教えてもらった。

2 

⑦ ちょうど庭の真っ白な雪柳が満開で、ちらほらと花が散っていた。「あっ雪だ!」と言うので、「ほーら、いっぱいだー」と雪柳をゆすってみせた。みんなでゆすった。雪柳の花がふわーっと広がって散った。

⑧ 本屋さんに行こうとなり、いつもは車だが、たまには歩きもいいのではと片道20分ほどを散歩に。息子と私と子どもたちで、田んぼの中の砂利道を歩いた。足の裏の砂利の感触に子どものころを思い出した。「これが田舎道だ」と。なんてことのない砂利道だが、なにか大切な地球の実感のようで、子どもたちにも覚えてほしいと思った。

⑨ 小さな川沿いを歩いていたら「あっ!へびだっ」と誰かが叫んだ。息子が「あれは大丈夫なへびだけど、頭の小さな三角のへびは危ないんだ…」などと教えていた。そしたら、いるわいるわ、蛇が群れをなして、うじゃうじゃととぐろをまいていた。数十匹はいたのでは。私でも気持ち悪かった。今でも気持ち悪く、あそこは通らないようにしている。子どもたちは二度と近寄らないのでは。田舎の現実のひとつです。

⑩ 田んぼ道にも花がある。たんぽぽがいっぱいだし、畑のサクランボは花真っ盛り。「あの花はなーに?」と小2の子。「菜の花だよー」「あれが菜の花、へーえ」とのやりとりに。

 田舎の休日の平凡なできごとでした。こうしたひとコマひとコマで生きてる実感を紡ぐのではないでしょうか。

 

コメント

山里のうまい蕎麦

2009年06月03日 | まち歩き

 蕎麦の好きな方は多いですねえ。好きでない方は、以前の私もそうでしたが、おいしい蕎麦を食べたことのない人?

 そんな方のために、今日は山里にひっそりとたたずむ「手打ちそば処 金澤蔵」を紹介します。

P5310033_2

 写真を見て下さい。ちなみに、この女性は妻です、紹介します。おいしい蕎麦を食べると、こんなににっこりなのです。

 これで2度目です。最初は、中山町の国道112号沿いの看板を見て、月山に向かって左手に入って、ずうっと、ずうっと、山手に向かって走り、「ほんとにあるの?」と思ったころ、ようやく辿り着きました。その途中に看板なしのようでした。不親切? まあ、そうとばかりは言えない。これも店主の方の考えかも。

 蕎麦は、田舎そば、蔵そば、この二品だけ。「蔵そば」と野菜の天ぷらを食べました。東京出身で口うるさい妻が「蕎麦だけでなく、天ぷらもおいしかった」と、めずらしくほめてました。

 くわしくは食べて判断して下さい。

 場所は、中山町大字金沢120。電話は 023-662-5599。

 注意事項は、営業時間、11:30-14:00で終わり。

 私の不満は、蔵の中なのに、タバコを吸っている愚か者が一人居たこと。蕎麦のかおりがもったいないのに。

コメント