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ベッラのブログ   soprano lirico spinto Bella Cantabile  ♪ ♫

時事問題を中心にブログを書く日々です。
イタリアオペラのソプラノで趣味は読書(歴女のハシクレ)です。日本が大好き。

元海上保安官 一色正春氏「政府は中国の卑劣行為に憤怒せよ」/横田滋さんのご冥福をお祈りします/三宅博先生最後の街頭演説

2020年06月05日 | 政治

 

闘う「敵」はコロナだけにあらず、日本は中国の卑劣行為に憤怒せよ

一色正春(元海上保安官)
 
 2020年5月8日午後4時50分ごろ、中国海警局所属の巡視船4隻がわが国の領海に侵入したと、海上保安庁第11管区海上保安本部(那覇)が翌9日に発表しました。
 
 そしてそのうち2隻が、沖縄県八重山郡、尖閣列島所在の魚釣島の西南西約6・5海里において操業中の与那国町漁協所属の漁船(9・7トン)に接近した後、移動する漁船を追尾したと説明しました。中国の巡視船は約2時間後にいったん退去したものの、翌9日午後6時ごろに再びわが国領海に侵入し、10日午後8時20分ごろまでの約26時間にわたり、居座り続けました。
 
 このような行為は、単に領海を侵犯して、わが国の漁船に危害を加えることだけが目的ではありません。わが国の領域内で警察権を行使しようと試みる、かなり悪質な主権侵害行為で、言うまでもなく重大な国際法違反です。
 
 日本政府は11日、外交ルートを通じて厳重に抗議を行ったと発表した上で、菅義偉(よしひで)官房長官は「新型コロナウイルス感染症の拡大防止に向け(中略)中国側の前向きな対応を強く求めていきたい」と述べるにとどまりました。
 
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 それに対して中国の報道官は、わが国の巡視船が違法な妨害を行ったと非難し「日本は尖閣諸島の問題において新たな騒ぎを起こさないよう希望する」と述べ、責任を日本側に転嫁しました。その上で「中日両国は力を集中して感染症と戦うべきだ」と発言しています。
 
 この両者の言い分を第三国の人が聞けば、どう思うでしょうか。単に「厳重な抗議を行った」と間接的に発表するわが国に対して、中国は具体的にわが国が違法な妨害行為をしたと直接的に非難し、さらに新たな騒ぎを起こすなと盗っ人たけだけしいセリフを吐いています。しかし、世界の人々の大半は、尖閣諸島の存在やその経緯など知りません。
 
 それらの人々が今回行われた日中両政府の発表を見れば、よくて五分五分、客観的には中国の方が正しいと思うのではないでしょうか。なぜ、わが国は記者会見において、堂々と中国を非難できないのでしょうか。これは今に始まったことではなく、中国が突然尖閣諸島の領有権を主張してから今に至るまで続いています。
 
 わが国の政府は、尖閣諸島に関して中国が何をしてきても「わが国固有の領土」という呪文を唱えるだけで、国外だけでなく国内に対しても、自国の立場を広報することを怠ってきました。
 
 この問題に限らず、わが国の対外発信能力が低いことは今回のウイルス対策を見ても分かるように、現政権でも変わりません。このままでは中国のプロパガンダによって、日本がかつてのように悪者にされかねません。まずは内閣府に国内外向けた広報を専門とする部署を設け、諸外国並みに発信力のある報道官がわが国の立場を伝え、官房長官は実務に専念すべきです。


一方、中国は国内にいる日本人を拘束し、レアアース禁輸などの手段でわが国に圧力をかけた結果、日本政府は同船長を処分保留で釈放しました。実質的には無罪放免です。
 
 法と証拠に基づけば、容疑者を釈放する理由など一つも無いのに、なぜそれが行われたのでしょうか。後に政府高官が自民党の丸山和也参院議員(当時)に語ったところによると「起訴すればAPECが吹っ飛ぶ」、つまり当時の胡錦濤国家主席が来なくなるというものでした。この成功体験により、彼らは国家主席の訪問が日本に対して強力な外交カードとなることを学んだのではないでしょうか。
 
 中国の侵略行為に直面し、一番被害を受けている漁師の声を、国や県、マスコミ、日頃は弱者に寄り添うふりをしている人たちは誰も取り上げません。こんな理不尽なことが許されてよいのかと憤りを感じます。
 
 私は、中国が尖閣周辺に巡視船を配備するのは大きく分けて二つの理由があると思います。一つは国際社会への実効支配アピールで、巡視船が撮影した映像を利用するなどしてプロパガンダを繰り広げること。もう一つは、わが国の反応をうかがう威力偵察のようなものです。

・・・
 

事実、今回の新型コロナの感染拡大の際においても、習主席の国賓訪日中止が発表されるまで中国全土からの入国制限を行わないなど、日本政府は公式に認めてはいませんが、中国に対する過剰な配慮が感じられました。それは国賓訪日を成功させたいという思惑以外には考えられません。
 
 もし今回の新型コロナ騒動がなければ、共同通信の記事に無反応な日本の世論を見て、中国は今回の領海侵犯よりも一層大きな仕掛けをしてきたかもしれません。
 
 仮にそうした状況が発生した際、中国は日本の対応次第で「春節中、訪日旅行を禁止する」「国家主席は日本に行かない」などと言うかもしれません。そのとき、わが国が毅然(きぜん)とした対応が取れたのかというと怪しいものです。
 
 ただ、中国が口だけではなく実際の行動に移した今、彼らが尖閣侵略のレベルを上げたことに疑いの余地はありません。

・・・

それでも、ほとんどのマスコミは沈黙し続け、国会で取り上げられることもありません。

あまり知られていませんが、今年3月30日には鹿児島県屋久島の西約650キロにある東シナ海の公海上で、海上自衛隊の護衛艦と中国漁船が衝突する事件が起きています。
 
 本件もこの事件のように、多くの国民が知らないまま、うやむやな形(自衛隊に対しては形式通りの捜査は行われているでしょうが、中国漁船に対しては恐らく何もしていないと思われます)で終わりかねません。せめて政府は海上保安庁が撮影した動画を公表するなり、あの海域で何が起こっているのかを国民に知らせるべきです。
 
今回の件で問題なのは「中国の哨戒艦が漁船を追尾したということ」、そして「わが国の領海に中国の巡視船が26時間も居座ったということ」です。
漁船の追尾に関しては詳細が分かりませんので省きますが、昔ならいざ知らず、21世紀にもなって他国の領海で26時間も武装巡視船が居座って領有権を主張するなど、私は寡聞にして知りません。
全文は・・・https://ironna.jp/article/15108?fbclid=IwAR3f3oJ8PxRaGPIh9VPRoix4QTdob0RVDEOgJYAbnlehxq5dxhtLVTt8L8s&p=1
尖閣諸島周辺の領海内で中国公船に対応する海上保安庁の巡視船(右)=2016年8月(同庁提供)
先日、石井望先生がお話になったこと、再掲します。 

★★★ 20分から高村氏が安倍さんに「日中関係がメチャクチャになるので常駐やめて」、安倍さん「わかった!」これは総理になる前からもともと公約は破るつもりで「尖閣に常駐させる」とを公約にしたことは「談合」に他ならない。これは作戦でなく「騙し」。
選挙前に国民をここまでバカにしたとは、あきれてものが言えない。

日経新聞「私の履歴書」より
日經290826履歴書高村赤切

 

石井望VS仲村覚「58C国公船追尾事件後の閣防衛対談」







北朝鮮に拉致された横田めぐみさんのお父様、横田滋さまがお亡くなりになりました。
今は静かにご冥福をお祈りします。

三宅博先生、京都で最後となった街頭演説、
約1時間にわたって拉致問題を訴えてのお話でした。

場所は先日コロナ倒産した百貨店「マルイ」前。
私には「悔しくて夜も眠れないことがある。安倍さんはこれを解決する気はない」と仰いました。このことは国会質疑でもズバッと仰っています。



あの頃、いつも三宅先生の講演につき従っていました。
この写真は私が撮影したもので、先生の右肩には重いスピーカーがかかっていました。
「先生、私がお持ちしましょう」といえば、真剣にお話されている先生はきっと怒ったと思うので、そのままビラ配りなどに専念していました。
後日、先生にそのことを申し上げると「あの時は重かった・・・」と仰いました。
「僕の最後の街頭演説」と仰ったのを私は何事もないようにこらえて聴いていました。


年が明けて三宅先生の新年のご挨拶です。 平成29年1月4日(これが最後の年になりました)

ー 天衣無縫 三宅の一刀両断!ー

今年こそ

安倍首相が自ら辞表を提出した。これが私の初夢である。

日本の立て直しの為に一刻も早くこれが実現されねばならない。

安倍総理が再登板して丸4年が経過した。

この4年間、日本の国益に資する実績は何一つなかった。

国家の名誉・外交・国防・教育・拉致問題等すべて後退もしくは停滞のどちらかである。

今や安倍総理は本人が気付く気付かないにかかわらず、八方塞がりの状態である。

戦後70年談話に始まり、日韓慰安婦合意・ヘイト法案成立・外国人移民受け入れ、そして最後は日露首脳会談の大惨敗である。

特に12月のロシアのプーチン大統領との首脳会談は領土問題は何ら進展しないにもかかわらず、3000億円以上の日本の経済資金協力がただ取りされたというような単なる失策ではないのだ。

日本の旧ソ連、現在のロシアに対する70年以上の基本的外交姿勢の放棄につながる大失策である。

過去多くの政治家が我慢に我慢を重ねて護ってきた基本的な日本の主張を、自らの功名心の為にドブに捨てる行為に等しいと言えるのだ。

安倍家代々の悲願を実現し、北方領土解決を実現した政治家として自分の名誉を残すというのはそれぞれがあくまで個人的なレヴェルの問題であり、日本の基本的立場と先人の努力に優先させようとするのは大きな間違いである。

国家の最重要問題に対しては政治家は自分個人の功名心やさまざまな栄誉をすべて捨て去り、尚且つそのような政治家が集まって総力を挙げて取り組んでもなかなか解決しないものである。

ましてそこに私心が入って国家の最重要問題に取り組んでも、解決すべきものでさえ解決できくなるのは自明である。

これを見て賢明な国民であるならば安倍首相を支持できるはずがない。

まだその言い訳に「安倍さん以外に誰がいる。だから安倍総理を支持するしか選択肢はない。」

このような言い訳をするようでは日本に未来はないと断言してもいいだろう。

国内に人材は山といる。

地方議会の一部の優秀な人材は一刻も早い自分の出番を待っている。

また在野にも日本の根本的立て直しを現実的に実現する具体的能力を持った人間が、今日か明日かと自分の登板が来るのを待機している。

これらの人材の存在に全く気が付かず光を当てようともしない国民の多くが安倍首相を消極的に支持する理由が前段の言葉である。

優秀な人材を登用もせずその存在に気が付かない一部の国民の決めゼリフが、「安倍さん以外に誰もいない。」の言葉である。

一刻も早く覚醒しないと日本は手遅れになってしまうと申し上げたい。

まだこの先4年間安倍首相に日本を委ねることは自殺行為に等しい。

今こそ戦後70年の政治の欺瞞の一掃が待たれている。

                      前衆議院議員  三宅 博



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有村治子議員の鋭い国会質疑に称賛/中国「千人計画」渡辺哲也氏/月刊誌「正論」7月号で古森・西尾・香田各氏の読み応えある記事

2020年06月05日 | 政治

 前回は日本維新の会の浦野議員の素晴らしい国会質疑が評判でSNSをにぎわしており、「よくここまで言ってくださった」と思う内容でした。

今回は自民党の有村治子議員のハッキリした討論、これもまた大評判です。
大切な事柄ばかりですのでどうぞご覧ください。


【有村治子】WHO他国連機関・中国千人計画・経済安全保障・習近平国賓招聘を問う-6.2 参議院財政金融委員会[R2/6/4]




中国千人計画は渡邊哲也氏が詳しく解説されています。
〇中国 アメリカ間の行き来を完全にシャットアウト 〇中国遮断 世界に広がる〇中国政府の千人計画 6000人 ハーバード大学教授 刑事告発 【渡邉 哲也】



有村議員は2017年6月2日の国会質疑で次のように発言されています。(私のブログより)
「女性宮家」問題は、その本質的危険や皇統の危機を招く影の部分があるにも関わらず、その深刻な問題点が党内の平場の会議で一度も議論されることもなく、野党との妥協点となり、最終段階の決議案に載ってきました。ここ数日、本当に寝耳に水です。

このように「物言う」議員が重要で必要なことを言っています。
「日本」の為に気鋭の政治家・評論家・作家・識者が大切な発言をされていますが、まだまだ広まるまでには至っていないようです。

月刊正論 2020年 07月号 [雑誌]


ところで月刊誌「正論」7月号、評判なので購入しました。
次の3氏の記事は秀逸でした。

古森義久氏「武漢ウイルスで際立った日本の異端」対中非難不在の日本の国会/自国民を護らない、主権国家としての在り方など。

西尾幹二氏「安倍晋三と国家の命運」ドイツのコール首相の啖呵・・・湾岸戦争で日本と同じくおカネは出したが人を出せなかったことで「ドイツの豚野郎!」とイギリスの新聞に書かれ、「貴方は再び強いドイツ兵を見たいのですか!」と・・・日本にこのような弁のたつ宰相はいない。・・・日本は「軍事問題」にアレルギー、ドイツは「人種問題」に日本人には考えられない神経症的自己処罰意識がある、とお書きになっている。

香田洋二氏(元自衛艦隊司令官)希望的観測による政策継続を戒める。/中国の尖閣領海侵入及び日本漁船の追尾は日本の主権にかかわる対中事案である。
「厳重な抗議」で事をすすめる我が国政府について、中国や中国軍の指導者は「高笑い」をしつつ、軽蔑心さえ抱いて我が国の安全保障政策を値踏みしているであろう。
同時に同盟国の米国も、決して口には出さないが、真の同盟パートナーとしての力量を「物差し」とした我が国の対応を冷徹に評価していることは確実である。(この続きもなかなか読みごたえがあるが)

以上、ごくさわりのみご紹介しました。

 たまには愉快な動画をどうぞ。評論家の上念司氏がテレビ朝日のニュース番組にレギュラーで出演の岡田晴恵女史のことを言っています。笑わずによく言えるなあ、と思います。
この女史、毎日ご出演ですがたくさん異論もあるようです。岡田女史のファンの方々、怒らないでね。

See the source image

岡田晴恵さんを救いたい


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