お台場にある「船の科学館」が9月30日をもって閉館になると聞き、行ってきました。
子どもの頃、よく訪れた場所です。
その頃お台場にはまだビッグサイトもフジテレビもなく、さみしい場所でした。
その頃から比べるとお台場はずいぶん様変わりしましたが、船の科学館は建物も展示物もほぼ昔のままです。
子どもの頃は気がつきませんでしたが、ペリー艦隊来航の模型や咸臨丸・観光丸・昇平丸・鳳凰丸など、幕末好きにはお馴染みの船の模型も展示されていました。
館内を回っているうちに懐かしい思い出がたくさん蘇り、もうこれで最後かと思うと、交通博物館閉館の時同様、さみしく思いました。
なお、入場料は通常700円ですが、閉館までの期間は200円となっています。
帰り道、フェリー乗り場を見ると、江戸時代の帆船を思わせる朱塗りの派手な船が停泊していました。
御座船 安宅丸(ござぶね あたけまる)という船です。
安宅丸は寛永九年(1634)に徳川家光が向井将監に命じて新造した軍艦形式の御座船で、別名を「天下丸」といい、天和2年(1682)に解体されるまで江戸防衛の要として任務に当たった船だそうです。
もちろん遊覧船として再現されたもので、日の出桟橋と青海(船の科学館)間を就航しているというので、乗ってみることにしました。
片道1000円でした。
まだ知名度が低いためか、意外と船内は空いていました。畳敷きの客席は足を伸ばしてくつろげます。
客席にはスクリーンがあり、東京湾の歴史や見所などが紹介されていました。
台場や鳥島、レインボーブリッジなどを間近に見ながら、青海から日の出桟橋までの約40分の船旅を楽しみました。
※写真は安宅丸
こんにちは!
本当にお台場にある「船の科学館」が9月30日をもって閉館しちゃうんですか?!
それが本当ならば僕も行こうと思います。
係留している青函連絡船・羊蹄丸も保存・展示を終了するとのことです。
函館の摩周丸、青森の八甲田丸、そして船の科学館の羊蹄丸、どれも思い出深いです。