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西郷隆盛はエピソードが豊富な人物です。
最近私は幕末明治に活躍した人物に縁のある食べ物に興味を持っていますが、西郷には食べ物にまつわるエピソードがたくさん残されています。
なかでも多いのは鰻にまつわるエピソードです。
私が知っているだけでも、京都祇園で犬と一緒に鰻を食べたとか、鰻丼を三杯連続で犬に食べさせたため鰻屋が怒ってしまい自分は食べられなかったとか、犬に食べさせた鰻の代金に十円を払ったといったエピソードがあります。
これらのエピソードで鰻を食べているのは犬であって、西郷ではないのですが、西郷の好物といえば鰻を思い浮かべる方も多いと思います。
他にもカルカン饅頭やふきのとう、スイカも好物だったといいます。
スイカに関しては、こんなエピソードが残されています。
明治五年に天皇が鹿児島に巡幸した際のこと。
西郷は最高責任者として供奉していましたが、鹿児島側の準備不足に激怒し、明治天皇の前でスイカをたたき割ったそうです。
その際、スイカの汁が天皇の顔にかかってしまったため、西郷は恐縮したそうです。
西郷の死後、天皇は酒を召し上がるとよく「あの時西郷が怒ってスイカをたたき割った。その汁が自分の顔にかかった」と話したといいます。
なお日本橋の千疋屋には、西郷がスイカをもとめに訪れたという話が残されているそうです。
そこで千疋屋のスイカを食べに行ってきました。
まるごと一個を買っても食べきれそうにないので、千疋屋総本店のフルーツパーラーで、スイカも入っている千疋屋スペシャルパフェをいただきました。
真冬に食べるスイカは、シャクシャクしていてとても美味でした。
※写真は千疋屋スペシャルパフェ
ところで、西郷さんのエピソードの出典はわかりますか?