幕末掃苔屋 公式ブログ

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山川招魂社

2011年02月04日 | 侍たちの警視庁

福岡県に行って来ました。
福岡訪問は一年五ヶ月ぶりで4回目になります。

まずは久留米大学前駅に向かい、山川招魂社を訪れました。
普通に歩けば駅から徒歩10分ほどでしょうが、道が凍結していたので15分くらいかかりました。

山川招魂社は高山彦九郎と明治維新の志士三十八名を祀る招魂所として、明治二年(1869)に
久留米藩主によって設けられました。
神社の裏には、明治維新・佐賀の乱・西南戦争に殉じた方々の墓が並んでいます。

有名な真木保臣の墓もありました。
なお真木の墓は京都府の天王山山腹にもあります。
こちらは十年以上前に掃苔しました。

山川招魂社を訪れた一番の目的は、西南戦争で殉職した警視隊の掃苔です。
ここに警視隊の墓があることは、あまり知られていないと思います。
私も昨年まで知りませんでした。
何名の警視官の墓があるのか訪れるまでわかりませんでしたが、植木口警視隊副官の下山尚古
一等少警部以下9名の墓がありました。

私以外にはだれもいません。
ネコが一頭いるだけでした。
風で木々が揺れるたびに枝に積もった雪が舞い、光に照らされ、キラキラと輝きます。
聞こえるのは木々のざわめき、鳥のさえずり、あとは枝から雪が落ちる音くらいです。
緑も多く、国に殉じた方々を慰霊するにはとても良い場所だと思います。
とても神聖な雰囲気で、深い感銘を受けました。

九州各地の官軍墓地を訪れると、このような感銘を受けることがよくあります。


※写真は警視隊の墓


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