「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

              石原"暴走老人"の独演会

2013-02-13 07:05:37 | Weblog
衆院予算委の石原慎太郎「日本維新の会」共同代表の質疑の模様をテレビ中継で見た。申し訳ないが、僕の印象は”暴走老人”の独演会の感があり”国民への遺訓”とはおこがましい気がした。石原代表は髪の毛も黒く一見若く見えるが、やはり年齢は争えない。ボケているとは言わないが、年寄りにありがちな考え方の独りよがりが見えてきた。

石原代表は約1時間、「憲法改正」「靖国参拝」「尖閣」「横田基地」「会計制度」と多岐に渡って質問したが、内容は「質問」というよりは、ご本人の知識のしけラカし、自分の言葉に酔った独演会のように僕の目には映った、たまたま石原代表の質問中にテレビの画面には逐一北朝鮮の地下核実験のニュースががテロップで流れていた。テレビを見ていると、このニュースはそのつど安倍総理の元へも伝えられていた。石原代表も質問前から北朝鮮の核実験は知っていたはずだが、安倍総理が官邸からのメモに目を通していたら”聞いていないのか”と怒っていた。一国の総理である。一刻の状況判断が必要な場合もある。石原代表はそれが理解できなかったのだろうか。

石原代表は僕より2歳下だが、ほぼ同じ世代である。おっしゃることはよく理解できる。とくに昨日の発言の中で総理の靖国神社参拝よりは天皇陛下の参拝を復活するよう総理が尽力したらという提案していた。これには僕も賛成である。8月15日の敗戦記念日に総理が参拝し、無意味な外交問題にさせるよりは、天皇陛下が伝えれる”A級戦犯合祀”にこだわって参拝を中止されているが、これを復活されたほうがよい。

石原代表は、だんだん数が減ってきた戦前世代の”スポークスマン”で、僕もあまり悪口を言いたくないが、やはり政治は若い世代に任せるべきである。ローマ法王ベネディクト16世が高齢と健康を理由に辞任された。それぞれの人生だが、僕は法王の気持ちが理解できる年齢になってきた。