「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

               落陽の民主党の将来

2013-02-12 06:47:29 | Weblog
民主党の党改革創生本部(本部長海江田万里代表)が3年3か月の民主党政権の運営、衆院選敗北などを総括し、将来の党再生に向けての報告書をまとめたという。新聞によると、この報告書の中で、民主党は衆院選での敗因は”トップによる失政の連鎖が続いた”ことと”政権の権謀術数が無責任な政党だ、というイメージを有権者に与えた”ことをあげている。

安倍政権は好調なスタートを切っている。最近の読売新聞の世論調査によると、内閣支持率は71%.政権発足以来,2回続けて連続アップしている。これに反してみじめなのは民主党だ。毎日新聞の世論調査では民主党支持率は僅か5%、「維新」の15%、「みんな」の9%より低い。夏に予定の参院選挙の比例代表の投票先も「維新」「みんな」の後塵を浴びている。

民主党は本当に反省しているのだろうか。公正取引委員会委員長人事を巡る輿石東委員長の発言などを聞いていると、なんでも反対、抵抗野党、権謀術数の体質は変わっていない。相変わらずの無責任さだ。国会では安倍総理の訪米前に、予算案を通したい意向だが、民主党は例によって例のように審議の引き延ばしを図っている。

先日、NHKのテレビ番組「日曜討論」を見たら、民主党の国会対策委員長は、一昨年の3.11東日本大震災の時文部科学大臣だった高木義明氏だ。原爆事故直後、SPEEDI(放射能影響予測)を無視し被災地住民の避難を遅らせながら謝罪がなく、国難ともいうべきあの時に朝鮮人学校の無償化問題だけにこだわっていた人物だ。

国会の代表質問にたった前原誠司元代表も”ミスター年金”こと長妻昭元厚労大臣の発言を聞いたが、昔のままで色あせた感じだ。海江田代表がまた「生活」の小沢一郎代表にすり寄っているという報道もある。前原氏は”このままでは参院選で10議席だ”と言っているそうだが、果たして10議席もとれるかどうかだ。