「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

              コ-ヒー豆のウンチクある話

2013-02-26 06:32:30 | Weblog
先日知人から頂戴したカメルーンとモロッコのコ-ヒーの写真を小ブログに載せたら、コメンテーターの「大正生まれ」さんから、戦時中インドネシアにいた時、聞いた話として、ジャワのチレボンのコ-ヒーは、鶏のフンから排出された豆を焙煎し、使っているので味は最高だったという昔話を寄せて頂いた。チレボンはジャワ海に面する港町で、昔、僕も泊まったことがあるが、特別な色合いと模様のバティック(更紗)で有名だ。

この話を聞いて僕は今インドネシアを中心に出回っている高級品のコ-ヒー「コピー.ルアク」を思い出した。コピー(kopi)はインドネシア語でコヒー、ルアク(luak)はジャコウ猫の意味で、ジャコウ猫のフンから取りだしたコヒー豆を洗浄して焙煎したコヒーのことだ。残念ながらまだ飲んだことはないが芳香で味も良く、今はバリ島など各地で、わざわざジャコウ猫を飼って人口的に栽培しているようだ。

「コピ.ルアク」だけではなく、ネット情報ではタイのバンコクではゾウのフンから排出させコ-ヒー豆を使った「黒い象牙」(black ivory)というコ-ヒーが好事家の間で高級品として好まれている。また、南米のペルーでは「ウチュニアリ」(鼻ぐま)のフンから取り出した豆を使ったコヒーがこれまた高級品として飲まれているという。

一種のゲテ物趣味なのであろうか。先年UAE(アラブ首長連盟)の知人からラクダの乳から作ったチョコレートを頂戴した。ドバイの空港の売店でも売っているそうだが美味だった。まだラクダのフンから取り出したコヒーは聞いたことはないが、そのうち商売にたけてるドバイ商人も目をつけ高級品として売り出すかもしれない。以上、ウンチク(蘊蓄)のあるコ-ヒー豆の話です。