「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

          PM2.5も銃声もない東京マラソン万歳

2013-02-25 06:54:23 | Weblog
好天の昨日、2013東京マラソンをテレビで観戦した。今年で7回目を数える、このマラソンは年々人気が高まり、今年は10.2倍という倍率の抽選を突破して選ばれた3万6000人のランナーが都大路を駆け抜けていた。東京の空には大気汚染のPM2.5も飛散していないし、中東の国のある国みたいに銃声も聞こえてこない。

今年は2020年の五輪に東京が立候補していることもあって猪瀬都知事はマラソン大会をPRの場にすることに努めていた。僕は前回2016年大会に落選した当時(2009年)の事を想い出した。都議会の民主党が五輪に反対し、菅直人代表代行も誘致に積極的でなかった。こんな空気を反映してかIOC(国際五輪委員会)の世論調査では、五輪招致に賛成だったのは僅か5,5%だったという。

五輪招致の成否はやはり国民の盛り上がりである。1964年(昭和39年)の東京五輪前の官民あげての盛り上がりはものすごかった。個人的なことで恐縮だが、五輪開催の2年前、僕は新聞社の移動特派員として欧州と中東10か国を歴訪したが、JOC(日本五輪委員会)から依頼があったわけではないが、訪れた各国で五輪の宣伝にこれつとめたことぉ想い出した。

昨日中国では春節(旧正月)から15日目の元宵節という祝日だった。政府は大気汚染を警戒して国民に祭りを祝う花火や爆竹を自粛するよう呼びかけたが効もなく町は濃霧に包まれていたという。これに反して東京はどうか、マラソン大会は、きちんとした秩序の中で行われ、参加者の97%のランナーが完走したとのことだ。万々歳である。この成功を五輪招致成功へのステップにしよう。