8月の俳句、兼題は「秋思」と「赤まんま」でした。
私の投句は以下の6句。
「秋思う」という季語が良く理解できず、苦戦しました。
【秋思】
後も見ず過行く背なや秋寂し
薄色に山の端染まり秋思う
【赤まんま】
鳩館栄枯の跡の赤まんま
赤まんま埃まみれの道しるべ
【自由題】
ジリジリと肌を焼くかな蝉の声
雨濡れて人目を引くや花卯月
花卯月は初夏の季語と指摘されました、今はもう晩夏。
8月の俳句、兼題は「秋思」と「赤まんま」でした。
私の投句は以下の6句。
「秋思う」という季語が良く理解できず、苦戦しました。
【秋思】
後も見ず過行く背なや秋寂し
薄色に山の端染まり秋思う
【赤まんま】
鳩館栄枯の跡の赤まんま
赤まんま埃まみれの道しるべ
【自由題】
ジリジリと肌を焼くかな蝉の声
雨濡れて人目を引くや花卯月
花卯月は初夏の季語と指摘されました、今はもう晩夏。
7月の俳句、兼題は「炎昼」と「秋近し」でした。
私の句は以下の通りです。
才能の欠片もないので1句作るのにも四苦八苦です。
それが6句ですから1か月間四苦八苦の連続、それでできたのがこんな変わり映えのしないものです。
まあ自分のできる範囲で分かりやすいものを作っていこうと思います。
【炎昼】
炎昼や芝を切り裂くゴルフ武士
炎昼や石の道路の影法師
【秋近し】
切り過ぎの髪を惜しむや秋近し
秋近し坂道下る影法師
【自由句】
西日受け向こう岸まで影法師
銀輪の漕げど進まず青嵐
6月の俳句、兼題は「時鳥」と「露台・バルコニー」でした。
私の投句は以下の6句です。
どの句も独りよがりなところが強く、また季語との間が近い句が多く反省です。
【兼題 露台】
人工の流れ星かなバルコニー
舟をこぐ一人将棋の露台かな
【兼題 時鳥】
時鳥声のみ届く出会い橋
時鳥梢の先で鳴きにけり
【自由題】
七色の花を見せたる浴衣かな
朝曇り水の渦巻く猊鼻渓
6月の優秀句は
里山の声を余すや時鳥
でした。
5月の俳句
5月の兼題は「卯の花腐し」と「青葉」でした。
私の句は以下の通りです。
「卯の花腐し」と言う言葉はこの兼題が出されるまで知りませんでした。
歳時記を開いて色々調べてようやく完成でしたが、「渦巻けり」、「さかのぼる」が季語の雰囲気に合わないとの評でした。
【兼題 卯の花腐り】
我が町の卯の花腐し渦巻けり
側溝に卯の花腐しさかのぼる
【兼題 青葉】
青葉風笑み届けたるダンボール
早起きの青葉の光鳥の声
【自由題】
蟻地獄潜りて潜る渋谷駅
紫陽花や双子運転乳母車
まあ毎月の頭の体操です。
我々句会の4月の俳句です。
今回の兼題は「蜷」 と「弥生山」でした。
私の投句は以下の6句です。
【兼題 弥生山】
弥生山湯気立ち昇る相模の湖
弥生山留まり流る谷の水
【兼題 蜷】
お遍路の二番札所や蜷の道
赤子泣く一寸(いっすん)延びた蜷の道
【自由題】
一株の山吹光る黒部峡
満開の枝垂れ桜や池の鯉
最後の句は
満開の枝垂れ桜や鯉跳ねる
の方が良いとの指導。
今回の特選句は南山さんの
引き潮の岩の割れ目や蜷の国
でした。
5月の兼題は「卯の花腐し」と「青葉」です。
今回も苦労しそうです。
3月の俳句です。
今回の兼題は「耕」と「旗」。
旗 は季語ではないので季語は自分の自由です。
私の句は以下の6句。
今回も実景を詠んだものはありません、全部自分の頭にある景色や想像を詠んだもので、どうしても訴える力が弱くなります。
兼題 耕
耕せりあぜ道の草爽爽(さわさわ)と
朝ぼらけ耕す畑の土黒し
兼題 旗
梅香るのどかに垂れた茶屋の旗
梅散りぬ雨に濡れたる茶屋の旗
自由題
菜の花や親子の笑顔手をつなぐ
日の光菜の花畑火を噴けり
2月の俳句、兼題は「猫の恋」と「寒明け」でした。
私の俳句は
兼題 寒明け
唇に笑みの浮かぶや寒の明け
身震いて顔洗う手や寒の明け
兼題 猫の恋
猫の恋沈黙守る鬼瓦
朝帰り二股掛けた猫の恋
自由題
春の雪免許返納バスを待つ
春の雨煩悩つのる受験生
猫の恋沈黙守る鬼瓦 の句は賛同を得られました。
2024年1月の兼題は「数の子」と「初電話」でした。
俳句の締め切りが近づくなか、体調を崩してしまいました。
とても俳句を作る気力は無し、で今回は3句だけでした。
私の投句は
声去りぬ数の子一つ残りけり
息子かな名前名乗らぬ初電話
曲る腰貰えば嬉しお年玉
俳句もゴルフも皆同じですが、何事も急な進歩は期待できませんね。
1歩1歩の前進もなかなか困難です。
まあ遊びとして頑張ります。
12月の俳句、兼題は「釜揚」と「白鳥」でした。
どちらもイメージが湧きやすい感じが有るのですが、いざ詠むとなると全く良い景が出てきません。
私が詠んだ句は
兼題 「釜揚」
釜揚や隠れてさする腹具合
釜揚や迎えの使者は唐辛子
(釜揚の迎えの使者や唐辛子 に修正)
「白鳥」
白鳥やコゥコゥと鳴き踊り舞う
白鳥やしぶき舞上げ飛び立てり
「自由題」
ふるさとは静寂の海山眠る
青空に煙溶け込み冬うらら
白鳥の句は季語の説明止まりで全くダメでした。
何事も毎日毎日が大事ですね、月に1回では進歩がありません。
11月の俳句は兼題が「オリオン」と「枯れ蟷螂」でした。
オリオンも蟷螂も最近見たことも無いのでイメージも沸きません。
全くいい加減な俳句になってしまいました。
私の投句は以下の6句。
枯蟷螂軒に垂れたる蜘蛛の糸
枯蟷螂鎌の高さの低くなり
オリオンや山々の里沈みたリ
オリオンやネオンの海を離陸せり
父母の顔思い起こさす蜜柑かな
寒菊の香りかすれり墓終い
何事でも地道な努力が必要なことが身に沁みて分かります。