ビター☆チョコ

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1年

2006-04-22 | 日々のこと
                

新幹線の窓からの風景。山にはまだ雪が残ってました。
桜も、もう一息といったところでしょうか。

今日は義父の一周忌の法要でした。
あの日からそろそろ1年がたちます。
もっと長い時間がたったような感じがします。
親を亡くして感じることはそれぞれ微妙に違うようです。

義兄は、義父が亡くなってからの様々な手続きにおわれ、やっと近頃亡くなったという実感が湧いてきたようです。
夫は晩年の父親の姿よりも、働き盛りでまだ自分達に圧倒的な存在感を示していた頃の父親の姿が,日々、胸の中で濃くなっているようです。

私は母を亡くして4年になりますが、亡くなってから半年は突然発作のように「もう会えない」という恐怖にも似た想いが胸の中に込み上げてきて、自分の気持ちを静めるのが大変でした。
月日が経つうちそんな激しい寂しさはなくなって、今は母が生きていたことが幻だったように思えることがあります。
また時間がたつとこの気持ちも変わってくるのかもしれません。

義父とは一緒に暮らしたことはありませんが、厳しくて優しい人でした。
夫が言うには怖い父親だったらしいのですが、私には結構イジりがいのある面白い義父でした。
義父もたぶん私のことは「嫁」というよりも困った「生徒」のように思っていたのではないかと思います。
孫の受験、卒業、入学、そして時々ある地震のときは必ず義父から無事を確かめるメールが来ました。
そんなメールが来なくなって、地震のたびに義父がいなくなってしまったことを実感しています。