ビター☆チョコ

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2006-03-31 | 
                

桜の季節は気が休まらない。
寒けりゃ寒いで開花が待ち遠しいし、咲いたら咲いたで雨や風が花を散らしてしまわないか天気予報が気になる。

この3月、うちには車がないので桜の様子を見に遠出が出来ないでいる。
遠出といっても、夕飯の買い物にいくのに桜並木のある街のスーパーに行って、桜の開花具合を見るとかそんなことなんだけど。
並木はないけど、通勤途中に大きな桜の木がある。
唐突にポツンと一本だけ。
地元の人じゃないと通らないような道だから、朝の通勤のとき、人とすれ違うこともほとんどない。
気分は私専用桜の木。

風の強い今朝。
5分だけ早く家を出て桜の木の下で自転車を降りる。
大風の中、ちょっと桜の木の下で立ってただけなんだけど、もしこの風で桜が散ってしまっても惜しくないほどじっと桜を見る。

世の中にたえて桜のなかりせば春の心はのどけからまし。。。
桜に対するこの想いはずっと昔から変わらないらしい。

そんなに気になるほど桜が好きなのか?って聞かれたらどう答えよう。
「好き」より「怖れ」のようなものを感じる。
この通勤途中の桜の木だって、日が暮れかかった時や夜の闇の中で一人で見たらかなり怖いと思う。
会うはずのない違う世界のものと出会いそうな気がする。

だから私の花見は半分「怖いもの見たさ」。
週末、時間があったら桜並木のお祭りにでも行ってみよう。
もちろん明るいうちに。