大型連休に備えて、ながの東急百貨店でコーヒー豆を買いました。キャピタルコーヒーでモカマタリを、可否茶館で小樽ブレンドをそれぞれ100g購入しました。どちらも普通に美味しいのですが、小樽ブレンドには深煎りの豆が入っているようで、札幌の味を想い起こしました。久しぶりに想い起こして聴いたアルバム。
MICHEL SARDABY (ミシェル・サルダビー)
BLUE SUNSET (DebS 1965年録音)
ミシェル・サルダビー(p, 1935年生)はフランスのピアニストで、かつてジャズ喫茶「メグ」店主の寺島靖国さんのプッシュもあって、日本で知られるようになりました。僕はサルダビーのアルバムはかなり持っていますが、聴きたくなるのはフランスのDebsレーベルへ録音したもので、これもその一枚。
メンバーは、ミシェル・サルダビー(p)、ジルベルト・ローベル(b)、フィリップ・コンベル(ds)。サルダビーは、カリブのマルティニーク出身ですが、その彼を見だしてこの初アルバムを録音したのが、同じカリブのグアデルーブ島出身のヘンリー・デブス氏です。
曲は全てサルダビーのオリジナル。「Blue Sunset」、「Always Room For One More」、「Empty Room」、「Wendy」、「Lament For Billy」、「Come From No Where」の6曲。特に「Blue Sunset」、「Empty Room」や「Lament For Billy」は、哀愁漂う佳曲。なお「Lament For Billy」のBillyは、ビリー・ストレイホーンを指しています。
メランコリックな曲想の「Blue Sunset」から琴線に触れるような演奏が繰り広げられていて、初リーダー作とは思えない成熟した世界です。サルダビー(p)は、コンポーザーズピアニストといってもよいですが、ビリー・ストレイホーンに捧げる曲を作っているのがそれを象徴しているようです。ラテン系のリズムを用いた「Empty Room」と「Come From No Where」は彼の出身地に思いを至らせますが、「Come From No Where」もマイナーキーの曲で、華やかな中に一抹の哀感が感じられます。
【寺島靖国さん著「辛口JAZZノート】(1987年刊行)に出ているサルダビーの「BLUE SUNSET」の紹介】
表紙
この一曲で聴くこのレコードの一枚として紹介されています。『「哀愁なくしてジャズが聴けるか」という絶好の見本が「ブルー・サンセット」~』とあります。
レコードを聴いているところ。
日本盤CDも持っています。
【「ながの東急百貨店」地下のコーヒー豆売場など】
(キャピタルコーヒー)
購入していく人が多いです。
カウンターがあって、珈琲やソフトクリームなどがいただけます。
モカマタリを購入。
甘味がほんのりと感じられ、軽めで飲みやすい。
(可否茶館(カヒサカン))
可否茶館オンラインショップ:kahisakan.jp (店舗の案内もあります。)
可否茶館。北海道以外では、ここが唯一の店舗です。7~8年前のながの東急百貨店の社長さんが北海道出身で、こちらのお店を誘致したようです。
豆は小樽工場から直送だそうです。
小樽クラシックブレンドにしました。
濃いめのしっかりとした味です。札幌の喫茶店は、深煎りのフレンチあたりを出すところが多い気がします。例えば「ミンガスコーヒー」ですが、お店が懐かしい。
いつも、こちら、立ち寄らせていただきますと、私・・・、
珈琲が、飲みたくなるんですね~(笑)
札幌の喫茶店は、深煎りのフレンチあたりを出すところが多い気がします
↑↑
これ、ちょっと目に留まりました。
そして、小樽クラシックブレンド
・・・、なんだか、美味しそうな・・・、私好みな、珈琲かな~なんて、思ったりしました~☕✨
札幌は深煎りの豆を使う喫茶店が多いような気がしています。寒い地域のせいか、たまたま行くお店がそういう傾向があるのか。今年の1月に行った際に初めて寄った「FABULOUS」の珈琲もそんな感じでした。まあ、美味しければよいのですが。
小樽クラシックブレンドですが、豆が新鮮でかなり膨らみました。香りもよく、美味しかったです。小樽だと遠いから新鮮さはどうかと思ったのですが、嬉しい方に裏切られました。。