安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

奥裾花自然園から花咲く奥西山(1,616m)トレッキング、堂津岳は断念(2)

2022-05-24 19:30:00 | 登山・ハイキング

奥西山トレッキングの2回目です。堂津岳を目指しましたが、時間切れで途中で昼食をとり、その地点から戻りました。アイゼンは、落合分岐から奥裾花自然園までの下りで着けました。ピッケルも持っていきました。

【行 程】

観光センター 7:20 → 中西山登山道入口 8:05 → 落合分岐 9:48-58(休憩) → 奥西山山頂 11:02-15(休憩)→ 堂津岳への経路途中 12:21-49(昼食休憩)→

奥西山山頂 13:28  → 落合分岐 14:31-48(休憩)→ 中西山登山道入口 16:11 → 観光センター 16:48

(奥西山山頂~堂津岳経路途中)

奥西山を過ぎると、広い稜線のかなりの部分に雪が残っていました。

ブナやダケカンバなど、巨木が目を惹きます。素晴らしい。

登山道はわかりにくくなってきます。リボンはありますが、見つけるのが難しい。

ミヤマスミレ

この場所に出てきて、夏道のルートで右方向へ進んでから左に行ったのですが、道が不明瞭で藪こぎで時間がかかりました。冬は、これを左折すれば、すんなりと進めます。復路はその経路にしました。

こちらに進むべきだった。復路は早くて、快適でした。

このへんは、稜線が二重にあって、その間を雪が埋めている感じです。このあたりの左手に夏道のリボンを見つけましたが、時間の関係で、ここで昼食をとり、戻ることにしました。

Tさんがコンロでお湯を沸かし、それをいただいて、カップヌードルでランチ。温かいスープが良かった。

【堂津岳までの稜線途中~奥西山経由落合分岐】

戻ります。

雪道から夏道へ入るところで少し迷いましたが、花や景色を見ながらの楽しい散策です。

ツバメオモト

奥西山山頂

サンカヨウ

キクザキイチゲの群落

キクザキイチゲのアップ。

同じ稜線上にある中西山。昨年同時期に登りましたが、雪はほとんどありませんでした。今年は雪が多い。

右手には、北アルプス方面。小谷村あたりだと思います。天気が良ければ絶景でしょう。

エンレイソウ

花なのかよくわかりません。この植物をご存知の方がいらしたら、ご教示ください。→ カンスゲではないかとジュリアさんから教えていただきました。ありがとうございます。(追記)

落合分岐到着。登山道は、残雪で4mくらいの垂直の壁になっていました。写真に写っている方は、二人連れでしたが、ロープを使って安全を確保していました。中西山に登った方のようでした。

曇りですが、ようやく周囲の山が見えるように。右に高妻山、左に乙妻山。

一番左に、堂津岳。

やや右に、戸隠連峰。

遠くには、火打山や焼山でしょうか。

(落合分岐~中西山登山道入口)

今までずっとアイゼンは使いませんでしたが、ここで付けて、ピッケルも取り出しました。Sさんが、4mくらいの垂直の壁を慎重に下りていきます。

僕はピッケルを使うのも初めてだったので、垂直の壁を下りるのはやめて、Tさんの先導で、少し南方向から藪の中を降りました。先行のSさんとは、声で連絡がとれています。

やれやれで、登山道に出て、あとはのんびりと歩きました。道が滑るので、アイゼンはかなり下まで付けたままです。これは、フキノトウ。

藪越しですが、水芭蕉の花もまだ咲いていました。

このあたりのブナ林は美しい。

登山口到着。堂津岳には到達できませんでしたが、楽しい山行でした。なお、(2)で掲載した花は、(1)に掲げたものと重複しないものがほとんどです。全体は、当記事の(1)と(2)の両方をご覧ください。