安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

デクスター・ゴードン「DEXTER CALLING」、ツツジが飾ってあった喫茶店「犀の角」

2022-05-15 19:30:00 | テナー・サックス

先日、モーニングに上田市の「犀の角」に入ったら、舞台上に本物のツツジが大きく飾ってあって驚きました。上田市で販売用に作っているもののようですが、とても華やかで鮮やかでした。鮮やかなアドリブが聴けます。

DEXTER GORDON (デクスター・ゴードン)
DEXTER CALLING (BLUE NOTE 1961年録音)

   

デクスター・ゴードン(ts, 1923~1990年)は、好きなテナーサックス奏者の一人です。ただ、あと乗りで、長めの音符を吹くので、時として軽めにやってほしいと思うこともあります。リズム陣が充実している本作は、そのへんも気になりません。

メンバーは、デクスター・ゴードン(ts)、ケニー・ドリュー(p)、ポール・チェンバース(b)、フィリー・ジョー・ジョーンズ(ds)。1950年代を麻薬で棒に振ったゴードンですが、1960年に復帰し、61年には2作(「Doin' Allright」と本作)をブルーノートレーベルに録音しています。

曲目は次のとおり。

1  Soul Sister (Dexter Gordon)
2  Modal Mood (Kenny Drew)
3  I Want More (Dexter Gordon)
4  The End of A Love Affair (Edward Redding) 【情事の終わり】
5  Clear The Dex (Kenny Drew)
6  Ernie's Tune (Dexter Gordon〉
7  Smile (Charlie Chaplin) 【スマイル】
デクスター・ゴードンの自作が3曲、ケニー・ドリューの自作2曲、4と7のスタンダードが2曲です。

デクスター・ゴードン(ts)はもちろん、K・ドリュー(p)、P・チェンバース(b)、F・ジョー・ジョーンズ(ds)のグルーヴィーで乗りのよい演奏が素晴らしい。特にレコードB面に収録されたアップテンポの「Clear The Dex」や「Smile」でのスリルに満ちたゴードンの吹奏、黒っぽいフレーズを繰り出すドリューには興奮させられます。ドラムスから始まる活気のある「The End of A Love Affair」やバラード「Ernie's Tune」も良くて、レコードB面を聴くことが多いですが、傑作アルバム。

   

レコードのレーベル。「RVG」刻印入りです。珍しく、初期盤をもっています。

飾ってあるレコードの一番右は、「One Flight Up」(Blue Note, 1964年録音)でパリ録音、「Dexter Calling」の左は、「A Day in Copenhagen」(MPS, 1969年録音)です。この2枚では、ケニー・ドリューがピアノを弾いています。一番左は、「Our Man In Paris」(Blue Note、1963年録音)で、ピアノはバド・パウエル。

(犀の角)

外観

看板

入口をはいったところ。演劇などが行われる多目的なスペースです。左は舞台になっています。

舞台にツツジを飾ってあるのですが、規模が大きくてびっくりしました。

上田市の野倉という地籍のものです。栽培といっていいのか、作られているようです。

アップ

色とりどりです。

 
舞台の左側には、アップライトピアノも置いてあります。写真左側のソファ席に座りました。
 
 
モーニングセット。
 
 
このパンがなかなか美味しいです。ジャムをつけていただきます。
 
【犀の角】
 
住所:長野県上田市中央2丁目11−20
電話: 0268-71-5221
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