安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

アンドレ・プレヴィン THE LIGHT FANTASTIC

2018-08-08 20:06:22 | ピアノ・トリオ

職場の執務室には、本物の花を飾ることもありますが、管理が楽で低廉でもあるので、普段は造花を飾ってあります。暑い日が続いているので、涼しげに見えるものがいいだろうということで、「ひまわり」から青色の「朝顔」に取り替えました。これで、部屋の中がいくらか涼しげに見えそうです。ジャケットも中身もクールなアルバムを。

ANDRE PREVIN (アンドレ・プレヴィン)
THE LIGHT FANTASTIC (Columbia 1962年録音)

   

アンドレ・プレヴィン(p)は、若いころ、映画音楽やミュージカルの分野で仕事をしていたためか、その分野の曲をたくさん演奏しています。有名なのは、自身が映画の編曲を行った「My Fair Lady」で、シェリー・マン(ds)名義のコンテンポラリー盤とColumbia盤と2回録音しています。今回のアルバムは、フレッド・アステアが歌った曲を弾いたもので、ポピュラー系ともいえるものです。

メンバーは、アンドレ・プレヴィン(p)、レッド・ミッチェル(b)、フランク・キャップ(ds)。プレヴィンは、ジャズからクラシックまで幅広く活動し、現在ではロンドン交響楽団やウィーンフィルと多くの名演を残したことがよく知られています。それとともに、明快にスイングするピアノトリオによる演奏も忘れられません。

曲は、 「Nice Work If You Can Get It」、「Isn't This A Lovely Day」、「I Used To Be Color Blind」、「A Foggy Day」、「Not My Girl」、「Light Fantastic」、「A Fine Romance」、「So Near And Yet So Far Away」、「Puttin' On The RItz」、「Fascinatin' Rhythm」の全10曲。フレッド・アステアに捧げられたミュージカル曲集ですが、「Light Fantastic」だけは、プレヴィンのオリジナルです。

アンドレ・プレヴィン(p)が、主にミュージカルナンバーを演奏した上品なアルバム。レッド・ミッチェル(b)のぐんぐん前に進むベース、フランク・キャップの小技が冴えたドラムスと3人の快演が聴けます。Columbiaレーベルのプレヴィンのアルバムは、曲目がポピュラー系であったり、グルーヴィーな感じがあまりないためか、日本では人気薄かもしれません。でも、「Nice Work If You Can Get It」、「A Fine Romace」、「Fascinatin' Rhythm」など心躍る演奏ばかりで、途中でテンポアップするところなどは聴いていて本当に気持ちが良い。

【ある日の職場】

造花ではあるものの、「朝顔」はまずまず鮮やかに見えます。

違う方向から撮影

長野市街。もっとも大きな建物は、信濃毎日新聞社。

少し離れて、善光寺の山門が見えます。

青色に因み、昼食にブルーベリーのサンドイッチも食べました。

最近気に入っているオレンジジュース。奥様が飲んだら酸っぱ過ぎて好みではないと言っていました。味覚が異なるためかもしれませんが、僕にはちょうどいい味で、個人的にはヒット商品。