安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

マリオン・ブラウン VISTA

2017-07-23 10:00:04 | アルト・サックス

たまに寄るコメダ珈琲豊科店の南隣に、ケーキショップの「シャトレーゼ」がオープンして2か月ほどが経ちました。僕がコメダに行くのは、週末ということもありますが、お客様の車がいつも停まっていて、シャトレーゼのケーキをはじめとしたお菓子(スイーツ)はかなり人気が高いようです。シャトレーゼの本社は、山梨県甲府市ですが、全国展開はもちろん、海外にも店舗を構えていて、スケールが大きくて驚きます。スイーツなアルバムを。

MAIRON BROWN (マリオン・ブラウン)
VISTA (Impulse 1975年録音)

   

マリオン・ブラウン(as)は、ジョン・コルトレーンのアルバム「アセンション」への参加やESPレーベルへ録音したことで、フリージャズの人だというイメージが昔はありました。しかし、ESPの「Marion Brown Quartet」においても、メロディアスで抒情的なプレイをしていて、ちょっと違うと思っていたのですが、75年のこの録音あたりになると、おおらかな歌謡性も発揮されています。

メンバーは、マリオン・ブラウン(as)、アンソニー・デイヴィス(p,elp)、スタンリー・カウエル(elp,p)、ビル・ブライノン(celeste,p)、ハロルド・バッド(celeste,gong)、レジー・ワークマン(b)、ジミー・ホッブス(ds)、エド・ブラックウェル(ds)、ホセ・ゴイゴ(Per)、アレン・マーフィー(vo)など。大型編成のコンボですが、ブラウンの吹奏中心で、バックのサウンドはうるさくありません。

曲は、スタンリー・カウエル作「Maimoun」、スティーヴィー・ワンダー作「Visions」、マリオン・ブラウン作「Vista」、ビル・ブライアン作「Moment of Truth」、ハロルド・バッド作「Bismillahi 'Rrahmani Rrahim」、ビル・ブライアン作「Djinji」。「Visions」はヴォーカルが入ります。

マリオン・ブラウン(as)の郷愁を誘うようなプレイに癒されるアルバム。バックは色彩感が感じられるサウンドを紡ぎだしていて、うるさくはないです。「Maimoun」は、ブラウンとともにカウエルのプレイが抒情的で、タイトル曲の「Vista」も静かなピアノのイントロからスタートし、ブラウンの演奏は瞑想的で繊細です。「Moment of Truth」は、パーカッションを入れていますが、力の抜けたスムーズなブラウンのプレイが印象的。ソロばかりでなく、サウンド全体も楽しめます。

【シャトレーゼ豊科店と購入したケーキ】

住所:長野県安曇野市豊科南穂高768-2
電話:0263-72-0077
ホームページ:chateraise.com

 

店内には、ケーキばかりでなく、だんごやどら焼きなどの和菓子やクッキーなどの焼き菓子があり、冷蔵ケースには各種のアイスクリームなど、とてもケーキ屋さんというイメージではくくれないほど商品の種類が豊富でした。

フルーツのショートケーキ。

白桃ゼリーのダブルシュークリーム。山梨特産白桃フェアが7月28日から8月6日にかけて開かれ、このシュークリームやあんみつ、ジュレ、桃のデザートなどいろいろな商品が並ぶようです。