安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

Orquesta dela MADRUGADA ライブ (3月16日 東京秋葉原 TOKYO TUC)

2017-03-20 10:07:30 | 演奏会・ライブ

3月16日(木)に東京へ行ったので、帰りに東京TUCで、ラテン・ジャズ・ビッグバンドの「Orquesta de la MADRUGADA(オルケスタ・デ・ラ・マドゥルガーダ)」を聴いてきました。ラテン系のビッグバンドは、老舗の東京キューバンボーイズ等を除けば珍しく、どんな演奏をするのか興味があって出かけていきました。

 (お店のホームページから)

皆様からのリクエストの多いスタンダードナンバー等もマドゥルガーダ風にアレンジしてお届けします。勿論、オリジナルチューンもたっぷりと! 寺田雅章

寺田雅章(cond)
trp:小澤 篤士、赤塚 謙一、菊池 成浩、小松 悠人
trb:宮内 岳太郎、霜田 裕司、忍田 耕一、佐々木 匡史
sax:八巻 綾一、宮崎 達也、平山 満、大内 満春、三上 功聖
pf:藤本 暁子 b:えがわ とぶを  ds:坪根 剛介 perc:塩のや もとひろ

     (寺田雅章)

(演奏曲目)

第1セット

1 ルンバ・マドゥルガーダ (寺田雅章作曲)
2 マンボ・イン
3 エル・マンセロ (南京豆売り)
4 バジェーナ (「鯨」という意味の寺田作の新曲)
5 美女の野望 (寺田作)
6 ショパンの夜想曲 作品15-3 (寺田編曲)
7 スペイン (チック・コリア作 寺田編曲)

第2セット (すべて寺田雅章作曲)

1 スポーク
2 フォーバース
3 ダンソン第1番
4 アフロック
5 セルバ・フレスカ (爽やかな熱帯)  

リーダーの寺田雅章さんは、ノーチェクバーナ出身の作編曲家です。自作品を演奏するために、このバンドを組織しているようで、彼の作品が多く演奏されました。オリジナルでは、サックスの響きが美しい「ルンバ・マドゥルガーダ」や曲想が優雅なダンソンのリズムの「ダンソン第1番」が気に入りました。

ラテン・スタンダードの「マンボ・イン」における赤塚健一(tp)のソロ、「エル・マンセロ」における小松悠人(tp)のソロと、トランペット陣が強力で充実していました。ビッグバンドならではのサックスセクションのハーモニーやラテン系パーカッションなども楽しい。

寺田さんのMCはユーモアがあり、サルサにアレンジした『ショパンもびっくりのショパンのノクターン』といった紹介もあって和やかなステージでした。彼とちょっと話もしたのですが、これだけのメンバーを集めるのがたいへんで、東京ではここ(TUC)でしかできないと言っていました。

ラテン・ジャズは、ジャズファンからはチャカポコが気に入らないと、遠ざけられることもありますが、ラテンならではのリズムや打楽器の響きが面白いので、たまにはいいものです。新幹線最終に乗るために、泣く泣く演奏途中でお店を後にして、神田駅に向かいました。

【オルケスタ・デ・ラ・マドゥルガーダ ホームページ】

ホームページ:Orquesta de la MADRUGADA

このホームページでは、yutubにリンクが貼ってあるので、実際の音を聴くことができます。関心のある方は、是非聴いてみてください。なお、当日のお客様は、25人ほどで、このバンドのコアなファンもいるようでした。