安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

内田晃一(vib)カルテットライブ (3月11日 安曇野市伊佐津歯科医院)

2017-03-17 20:26:09 | 演奏会・ライブ

『急に、今週の土曜日に内田晃一(vib)さんのライブをやることになったから聴きにきてください』という、ありがたい電話をいただいたので、3月11日(土)に安曇野市の伊佐津歯科医院で、モダンスイング系ジャズを楽しんできました。

 

内田晃一(ヴァイブ)カルテット。会場は、伊佐津歯科医院の診療室です。

(出 演)

内田晃一(ヴァイブ)
神村晃司(ピアノ)
篠 宏昌(ベース)
鈴木直勝(ドラムス)

(演奏曲目)

1  Dark Eyes(黒い瞳)
2  (歌謡曲系、メロディは聴いたことがありましたが、曲名は不明)
3  Lullaby of Birdland (バードランドの子守歌)
4  いい日旅立ち
5  (不明)
6  つぐない
7  鈴懸の道
8  Bag's Groove
9  Cheescake 
10  Recado Bossa Nova 
11  Autumn Leaves (枯葉)
12  Stardust

今年90歳になるヴァイブ奏者の内田晃一さんですが、年齢を感じさせない80分以上の休憩無しのステージは驚愕でした。眼鏡もかけず楽譜を読んでいて、2本、時には4本のマレット捌きも鮮やかで、ペダルもしっかりと使っていました。「ジャズワールド」という月刊新聞の発行も行っていて、健康でかくしゃくとしていて、見習いたいものです。

曲目は、基本的にスタンダードで、そこに内田さんが『歌謡曲もやります』と言って、「いい日旅立ち」や「つぐない」など3曲をアレンジして演奏していました。また、デクスター・ゴードン作の「Cheescake」やミルト・ジャクソン作の「Bag's Groove」といったバップチューンも入れていて、多彩で飽きる間もありませんでした。

神村晃司さん(p)のソロが多かったのですが、メロディアスで端正なプレイを行っていて、好感が持てました。ベースの篠さんの音は、ちょっとレイ・ブラウンを連想させますし、ドラムスの鈴木さんもしっかりとリズムを刻みながら、全くうるさくないプレイで、サイドメンは内田さんの音楽に適したメンバーでした。

 

神村晃司(p)

 

篠 宏昌(ベース)

 

鈴木直勝(ドラムス)

内田さんは、『ここの先生(伊佐津和郎さん)の方が上手いよ』といいながら、飄々とプレイをしていて、演奏の楽しさに加え、会場の雰囲気もよく、僕はもちろんですが、お客様は皆暖かな気分になったと思います。会場内で販売していた内田さんのCD(初リーダー作)を購入して帰途につきました。

   

花束贈呈。

【購入したCD 内田晃一「OBLIVION」】

   

谷口英治(cl)と3人の女性ヴォーカルをゲストに迎えて、スタンダードやラテンの名曲を演奏しています。