安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

タビー・ヘイズ DOWN IN THE VILLAGE

2013-02-13 21:43:24 | テナー・サックス

南信州(飯田市、長野県下伊那郡)には、阿智村の昼神温泉や町村の公営日帰り温泉など、たくさんの温泉があります。そういう中でもあまり地元でも知られていない「久米川温泉」を訪れてみました。中央道飯田インターから車で10分ほどのところにある一軒家の温泉ですが、アルカリ性単純温泉で飲用もでき、肌がつるつるになります。あたりの景色は昔ながらの村落で鄙びた里といった感じです。タビー・ヘイズのDown In The Village(村でダウン?)を。

TUBBY HAYES (タビー・ヘイズ)
DOWN IN THE VILLAGE (fontana 1962年録音)

 Downinthevillagetubbyhayes

英国のミュージシャン、タビー・ヘイズの音源はCD復刻が進んで、いろいろと聴けるようになりました。結構多く出てくるので、1950~60年代に人気があったことをうかがわせます。これは、その中でもよく知られている作品だと思うのですが、「Down in The Village」というタイトル(曲)の意味がよくわかりません。意味はまあどうでもいいともいえますが、気になります(笑)。わかる方いたら教えてください。

メンバーは、タビー・ヘイズ(ts,ss,vib)、ジミー・デューカー(tp)、ゴードン・ベック(p)、フレディ・ローガン(b)、アラン・ガンリー(ds)。ロンドンのロニー・スコット・クラブにおけるライブ録音です。ライブ録音の楽しみの一つは、そのミュージシャンのテーマが聴けることやMCのバックに流れるピアノのスインギーな演奏なのですが、ここでもそれが聴けて、いかにもライブらしい雰囲気です。

曲は、スタンダードが3曲で、「Johnny One Note」、「But Beautiful」、「The Most Beauteiful Girl in The World」、メンバーの作品で、タビー・ヘイズ作「Down In The Village」と「In The Night」、ジミー・デューカー作「First Eleven」の全6曲で、それぞれライブということもあり、長めの演奏です。メンバーのオリジナル曲の曲想がよく、ことに「Down in The Village」は印象に残ります。

ヘイズのテナーは、ソニー・ロリンズに近いところがあり、豪快で迫力があります。華やかに始まる「Johnny One Note」は、ヘイズ(ts)のソロにおけるスピード感豊かな細かなフレーズが爽快。「Down in The Village」は、デューカーのミュート・トランペット、ヘイズのヴァイブでテーマを奏しますが、サウンドがクールで、この響きはフレッシュ。ガンリー(ds)のリム・ショットがジミー・コブを思わせます。ヘイズ(vib)、デューカー(オープンtp)、ベック(p)と、各人のソロも熱演続きで一番のききのも。

【久米川温泉】

住所:長野県飯田市山本久米646-1
電話:0265-28-1000
外来入浴時間:11時~20時受付終了
外来入浴料金:大人800円、回数券10回 5000円

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                      玄 関

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                   駐車場からの光景

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                    源泉水で飲用です。