うっかりユーザのパソコン奮闘記

パソコンを使っていて感じたあんなこと、こんなこと、気ままに書いていきます。

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2011年03月21日 | 忘れかけていたこと

メモ用の古紙の裏に、十何年か前のメモがあった。
「情報は保存するものではない。保存したとたんに古くなるからで、検索し、捨てていくのが情報のうまい使い方だ」と書いてある。
捨てるのがよいと書かれながら、捨ててもらえずにいて、とうとう捨てられた、矛盾の保存されたノートだった。

情報が検索して捨てるものであれば、検索は、情報の取り扱いの重要部分を占めることになる。
下手に検索すると、運命にかかわるようなガセをつかむことにもなる。

検索にも探索式と散見式がある。
場合にもより、人それぞれで、優劣は方法の選択次第ということになる。
ただ、非常時の検索には、優劣はあっても善悪は困る。選択させようとする悪は最悪である。

人間には思い込みというあまり上等でない脳の働きがある。うっかりユーザーは何度もこれで失敗を重ねてきた。昨日も思い込み以前の単純ミスで、アップロードの場所を間違えた。

ある設備が災害で危機に陥っている。
その設備の存亡は、国の経済、国民生活、とくに周辺住民の生活に大きな影響を及ぼす。
現場では設備が最悪の状態に陥らないよう、関係者が死を覚悟して事に当たっている。
予想外の規模の自然現象で、予想外の事象が起きている。一切合財が想定外だから、国民全体、というよりも世界中の人が不安に陥っている。
問題の設備に関係の深い人ほどその思いは強い。しかし、日本国内にも「富士川以西と北海道は全然無関係」などと、ラジオ放送でうそぶいている大バカ者もいる。

危機に陥っている設備の所有者は、状況の変わるたびにマイナスの評価が積み重なる。
人間には弱いものを悪者に仕立てる悪習があって、企業そのものを白い目で見たがる。
そうなると、何をどうしても気に入らなくなる。そこは悪い会社なのだと思い込むようになる。
そういうときに、その企業に関係した情報の検索にかかると、とにかく悪く見たがる気持が先に立つ。悪く見るだけではなく、ついでに悪さを宣伝したくなる。

設備大災害のおかげで電気まで止められる。
設備企業のホームページには、発表型の情報しか載っていないから、何とかして探り当てようという探査式検索方法でないと、見たいものは見つからない。
作るほうに手がかからないシステムは、使うほうには厄介なものになる。

停電情報は天気予報と違って、自分が住んでいるところ、これから行こうとするところなど、ごく狭い範囲の特定の場所がどうなるのかを知りたいので、町名番地を入れれば停電する日時がわかるようにしておかないと、停電への不満に輪をかけることになるだろう。

優れたネット情報とは、画面のデザインよりも、検索が苦手な人も簡単にわかりやすく答えが得られる、受信者本位のものだと思う。
投げ出しておいて上手に見なさいではだめなのだ、ムズカシー。



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