「Googleのサービス」に Googleカメラ があります。
高解像度の写真や動画を撮影できるアプリです。
"カメラ"といっても、ソフトウエアの名前ですから、光を取り入れる端末装置がなければ、もちろん写真は写りません。
スマホについているちっぽけなレンズでも高い解像度が得られるのが不思議ですが、フィルムを使ったむかしのカメラで、高解像度の写真を撮るには、レンズを何枚も組み合わせた大きな重いレンズが必要とされていたことが頭にしみ込んでいて、この不思議さのもとになっているのでしょう。
大げさなレンズは、何のために考えられていたのか、レンズの値段を上げるためであったような気がします。
電子データの現代の写真で、解像度を上げて画質が下がることもあるのに気付かされていないのは、高解像度をうたえばカメラの値段を上げられるからでしょう。
目立つものが高性能らしいというモノ信仰が、産業を支え、それが国力であるかのように思いこんでいるのも、人間のおめでたさの現れのように思います。