海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

強風のため抗議途中で引き上げる/辺野古側への土砂投入が進められる

2021-04-05 21:32:40 | 米軍・自衛隊・基地問題

 5日(月)は朝、カヌー7艇で松田ぬ浜を出発した。

 オイルフェンス沿いに辺野古崎向かう途中、午前8時25分頃にガット船2隻(第八藤進、第百三十六伊勢丸)が大浦湾を出て行った。大浦湾にはガット船3隻(神峰、聖嶺、第八丸喜丸)が停泊し、ランプウェイ台船に土砂を移し替えていた。

 午前8時半頃、辺野古崎付近に着き、長島近くで平和丸と合流した。

 K8・K9護岸ともにランプウェイ台船が接岸し、土砂の陸揚げが始まっていた。大浦湾は波が荒いとのことだったので、K8護岸の台船入れ替えに絞って抗議行動を行うことにし、作業の様子を監視した。

 K8護岸ではランプウェイ台船・屋部3号が接岸し、土砂の陸揚げを行っていた。土曜日からの続きなのか、土砂の量が少なく、午前9時1分頃には陸揚げを終了して、ショベルカーが台船から降りた。

 普段ならすぐにタグボートがアンカーローブを外して離岸を開始する。しかし、この日はなかなか動こうとしない。カヌーメンバーはオイルフェンス内に入って抗議の準備をしていたが、30分以上待っても離岸しないので、いったんオイルフェンスの外に出た。

 屋部3号の船首付近では作業員が集まって話し合っていた。エンジントラブルでもあって、ランプウェイが持ち上がらなかったのかもしれない。

 風も強まり、K8護岸周辺は白波が立って抗議が難しくなったので、午前9時40分頃、海上行動を切り上げて松田ぬ浜に戻ることにした。

 にんがちかじまーいで風向きの変化が激しく、最初は追い風で快調に進んでいたが、K3護岸護岸から松田ぬ浜に向かう際には西風が正面から吹きつけた。

 いつもはカヌーの後ろ側に座っているのだが、向かい風が強いときは前寄りに座って舳先を押さえ、態勢を低くして風の抵抗を小さくするようにしている。いろいろ工夫しながら漕ぐのはカヌーの面白さでもある。

 晴れた日の辺野古の海を漕ぐのは気持ちがいい。まだカヌーに乗ったことがない人も初心者練習があるので、ぜひ積極的に海に出てほしい。初心者練習の案内は、辺野古ぶるーのブログを見てください。

 カヌーを片付けたあと午前中テント2周辺の草刈りをし、午後12時20分頃、豊原の高台から辺野古側埋め立て工区の様子を見た。

 K8護岸には2隻目のランプウェイ台船・屋部7号が接岸し、土砂の陸揚げを行っていた。K9護岸から運ばれてきたものとともに、土砂はこの間投入されているK3護岸近くや、N5護岸寄りに投入されていた。

 ②工区の中央部付近では砂利が投入されていた。排水管の敷設工事と関係しているのだろうか。

 上の写真の奥の方は、辺野古崎近くの②-1工区となる。海面から4メートルまで土砂の嵩上げが行われると報じられている。今日はショベルカーが動き、作業員の乗るワゴン車などが見られたが、土砂の投入はまだ確認されていない。

 午後12時43分頃、瀬嵩の海岸から大浦湾の様子を見た。K9護岸にはランプウェイ台船が2隻接岸し、土砂を陸揚げしていた。K8護岸の陸揚げも続いていた。

 ガット船・聖嶺がランプウェイ台船に土砂を移し替えていた。デッキバージの横にランプウェイ台船が接舷し、ベルトコンベアーを使って土砂を移す作業が行われていた。

 


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