LPで聴いた今日の一枚
SONET SNTF 684
ズートの「ヨーロッパ音源にハズレなし!」という諺通り、本作もイイ!です。
1974年11月25日、ストックホルムで録音された盟友アルとの作品。
personnelはAL COHN (ts)、ZOOT SIMS (ts、ss)、HORACE PARLAN (p)、HUGO RASMUSSEN (b)、SVEN ERIK NORREGAARD (ds)
先日、富山県物産展のデパート折込が入ったので、日本酒「成政」をゲットしに出掛けたところ、確認不足で「明日から開催」と、肩すかしを喰らった。
手ぶらで帰るのも癪なので、近くの円盤屋に立ち寄った際に見つけたもの。
このコンビならば、概ね水準レベルは保証付きですが、それほど期待はしませんでした。ところが、これが大間違い!イャー、万馬券です!!!
どこがイイか?って言うと、ズートがいつになく妙にハイ・テンションで、吹き方を変え、ワルぽいtsが聴きものですね。男性的で太いトーンでスイングするアルもいいですね。
と、はいっても、‘My Funny Valentine’ではスムーズでクールなテナー・ソロを気持ちよく聴かせます。
でも、ハイライトはB面ラストの2曲。コーンのオリジナル‘Fallin'’とバカラックの‘What The World Needs Now’。
‘Fallin'’での今まで聴いた記憶のないソウルぽいズートはどうでしょ!こんな風にも吹けるんだ!と、ちょっとした驚きですね。それに刺激され知性派アルまで、チョイ悪ノリしちゃいます。その後にパーランと続けば、もぅ、言う事なしです。それにしても、このノリ、思わず全身が揺れますね。
で、‘What The World Needs Now’、今度は、都会的センスに溢れた粋なスイング感、もぅ~、堪らんですね~。この辺り、コーンの薄味アレンジが効いています。一度、聴いただけで、イチコロ、間違いなしです。
この作品は、巷ではあまり注目されず、話題に登った事もありませんでした。
そのワケはこのカヴァで解りますね。もし、中央のtsが無かったら、単なるパブでの?助仲間風情ですよね。それに、ズート・ファンが好むズートとはちょっと違います。でも、そこがイイんだなぁ。
アル中同士のアル中ジャズ、これに勝るJAZZはない!
思わぬ「掘り出し物」でした!!!
私もSONET盤ズート好です
「どこがイイか?~イチコロ、間違いなしです。」同感です
やっぱり名盤だ!流石この面子!とは違う
”イチコロ盤”大好物です
SONET繋がりで
BREW MOORE/STOCKHOLM DEW(624)も大好物です
巷ではムーアねぇ~、何時でも買えるし~、たしかに...
でも聴いて見るか”イチコロ”でした(笑)
この盤、大好物でしたか!
このレコードをイイって言うのは、自分だけかな?と思っていたので、嬉しいですね!!!
50~60年代のJAZZばかりに目がいき勝ちですが、70年代にもいいレコードがたくさんあります。
ところで、BREW MOOREの名は知っていても、意識して聴いた事は多分?、無かったと思います。
イチコロ盤と聞くと、うぅ~ん、気になりますね。